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「ジャンル屈指の名作と真っ向勝負できる」——『The Sinking City 2』がSteamで好評率95%を記録した理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月18日 更新
「ジャンル屈指の名作と真っ向勝負できる」——『The Sinking City 2』がSteamで好評率95%を記録した理由
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「ジャンル屈指の名作と真っ向勝負できる」。
海外メディアがそう評したのは、クトゥルフ神話をモチーフにしたサバイバルホラー『The Sinking City 2』です。
舞台は1920年代、超自然的な洪水にのみ込まれつつある港町アーカム。
主人公は儀式の失敗で奪われた恋人の魂を取り戻すため、名状しがたき恐怖が這い寄る水没都市へと足を踏み入れます。

8月18日の発売直後からSteamでは高い評価がついたと報じられており、ホラーゲームを追いかけている読者にとっては、その中身がどこまで本当なのか気になるところではないでしょうか。

先に結論をまとめると:
– Steamのユーザーレビューは187件中95%が好評(「非常に好評」評価)で、MetacriticもPS5版79点(PC版75点、Xbox Series X版84点)と批評家からの評価も堅調です
– 前作『The Sinking City』のオープンワールド探索アドベンチャーから、三人称視点のサバイバルホラーへと設計を大きく転換しています
– 高評価一辺倒ではなく、インベントリの窮屈さや戦闘バランスなど課題を指摘する声も一定数あります

発売直後からSteamで高評価が集まっている

『The Sinking City 2』は、開発元Frogwaresが手がけるクトゥルフ神話モチーフの探索型サバイバルホラーです。
舞台となるのは1920年代のアーカム。
超自然的な洪水によって港町ごと水没しかけているという、シリーズ一貫のシチュエーションが引き継がれています。
プレイヤーは恋人の魂を取り戻すため、荒廃した街を探索しながら異形の存在たちと対峙していきます。

発売を前に、ゲームメディアのAUTOMATONJapanも次のように速報していました。

投稿されていたのは「クトゥルフ本格サバイバルホラー」「自由探索緊迫ホラー」という紹介文で、発売前から注目度の高さがうかがえます。
ただ、SNS上の期待だけでは実際の完成度までは分かりません。
そこで発売後の一次情報を確かめてみました。

好評率95%は本当なのか? Steamと批評家の評価を確かめてみた

Steamストアページを確認したところ、8月18日の発売時点で ユーザーレビューは187件中95%が好評、総合評価は「非常に好評」 となっていました。
数字自体は誇張ではなく、実際の集計値として確認できます。

批評家の評価も参照できます。
Metacriticでは、PC版が75点(17件)、PS5版が79点(33件)、Xbox Series X版が84点(5件)と、プラットフォームごとにばらつきはあるものの軒並み好意的です。
集計サイトOpenCriticでは総合スコア81点で「Strong(強い評価)」に分類され、レビューした批評家の69%が「推奨」としています。

Game*Sparkが伝えた海外レビューの見出しは「ジャンル屈指の名作と真っ向勝負できる」というもので、『バイオハザード』のようなリソース管理型サバイバルホラーの名作と並べて語られていました。
一方で、同記事には「完成度に欠ける」「影響元をなぞりすぎた」という辛口の指摘も併記されており、手放しの絶賛だけではないことも分かります。
ファミ通のレビューでも、インベントリ容量が「かなりキツく」制限されている点や、回避行動を連打するだけで戦闘を乗り切れてしまうバランスの粗さが課題として挙げられていました。

前作とは何が変わったのか?

前作『The Sinking City』は、探偵役の主人公が舞台を自由に歩き回って手がかりを集める、オープンワールドの探索アドベンチャーでした。
今作はその路線から一転、章立てで進行する三人称視点のサバイバルホラーへと大きく舵を切っています。

各章の中では探索や謎解きの要素も残されていますが、前作の「自由に歩き回れる街」から「限られた資源で切り抜ける緊迫した探索」へと軸足が移ったのが最大の変化です。
敵として登場するのは、死体に寄生して操る「スリザー」と呼ばれる怪物たち。
弾薬はクラフト(素材を集めて作ること)が必要で、銃器と罠のどちらに資源を割くかという判断を常に迫られる作りになっているそうです。
この資源の乏しさは、ファミ通のレビューが指摘していた「インベントリの窮屈さ」ともつながっています。

開発を手がけるFrogwaresは、ウクライナ拠点のスタジオです。
もともとはシャーロック・ホームズを題材にした推理アドベンチャーシリーズで知られており、その後に前作『The Sinking City』でクトゥルフ神話ホラーへと領域を広げました。
今作でサバイバルホラーへさらに一歩踏み込んだ形になります。
発売直前には公式アカウントも節目を報告していました。

『The Sinking City 2』がゴールドマスター(開発が完了し、量産・配信の準備段階に入ったことを示す業界用語)に到達。
リリースビルドが完成し、8月18日の発売に向けて準備を進めています。
名状しがたき恐怖はもうすぐそこに——という趣旨の投稿です。

Shiritomo GAME編集部の考察:数字と課題、両方が同時に伸びるのは健全なサイン

サバイバルホラーというジャンルは、探索の自由度と資源の緊迫感のトレードオフをどう設計するかで評価が大きく揺れます。
今回興味深いのは、好評率95%という高評価と「インベントリが窮屈」「戦闘バランスが粗い」という辛口の指摘が同時に存在している点です。

これは矛盾ではなく、むしろホラーゲームとしては健全な状態だと編集部は見ています。
資源の乏しさや不自由な操作感は、恐怖演出の一部として意図的に組み込まれることが多いジャンルだからです。
『バイオハザード』シリーズも、インベントリの制約こそが緊張感を生む設計として長年支持されてきました。
前作のオープンワールド探索から一転して制約の多いサバイバルホラーへ振り切ったFrogwaresの判断は、ジャンルの王道に寄せることでシェアードワールド(同じ世界観を共有する複数作品)としての厚みを増そうとする狙いがあるのではないでしょうか。

もう一つ注目したいのは、Metacriticの機種別スコアにばらつきがある点です。
PC版75点に対しXbox Series X版は84点と9点の差があります。
レビュー本数が少ない機種はサンプルの偏りも出やすいため、この差を鵜呑みにせず、今後レビュー数が増えるにつれてどう収束していくかを追いかける価値がありそうです。
発売直後の評価は今後数週間で変動しやすく、続報を待つ姿勢も必要でしょう。

まとめ

『The Sinking City 2』は、Steamで好評率95%・Metacriticでも各機種70〜80点台という好スタートを切りました。
前作からの大胆なジャンル転換は挑戦であると同時にリスクでもありましたが、今のところ多くのプレイヤーと批評家に受け入れられているようです。

この記事で取り上げた製品

The Sinking City 2 Steam

The Sinking City 2 PS5

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