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「毎月の経費精算、もう自分でやらなくていい」——OpenAI Codexの新機能「Record & Replay」がXで1.2万いいね

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年6月20日 更新
「毎月の経費精算、もう自分でやらなくていい」——OpenAI Codexの新機能「Record & Replay」がXで1.2万いいね

繰り返しの作業って、「惰性でやっている」感じがしませんか。

経費精算、動画の投稿、定期レポートのダウンロード——やることは毎回同じなのに、毎回手を動かさないといけない。
頭は使っていないのに、地味に時間がかかる。
あの感覚、AIで解消できないかとずっと思っていました。

そこにOpenAIが出してきた答えが、「一度見せれば、あとはAIがやる」という仕組みです。

2026年6月18日、OpenAIはCodexアプリ(macOS版)の新機能として「Record & Replay」を公開しました。
公式アカウント(@OpenAIDevs)の発表ツイートは24時間で1.2万いいねを超え、AI開発者コミュニティで一気に話題になっています。

「一度やってみせる」だけでスキルになる

Record & Replayは、その名前のとおりシンプルな発想のツールです。

使い方を説明すると——まず、Codexアプリのプラグイン画面から「Record a skill」を選択します。
背景情報を少し入力したら録画を開始し、自分で普段どおりに作業を進めます。
経費精算なら、画面を開いて入力して送信するまでを普通にやるだけ。
終わったら録画を停止すると、Codexがその操作の流れを分析し、「スキル」として自動的にドラフト化します。

あとは、次回以降そのスキルを呼び出せば、Codexが同じ手順を自動で再実行してくれます。
日付やファイル名など、毎回変わるパラメータも指定できるようになっています。

OpenAI公式の発表では、活用例として以下が挙げられています。

  • 経費精算の送信
  • 有給休暇・勤怠申請
  • 駐車場の予約手続き
  • 定期レポートのダウンロード
  • YouTube Studio での動画投稿フロー

つまり、「毎回手順は同じだけど、毎回自分でやっていた作業」をまるごとAIに委託できるのです。

Xでの反応——「これ、RPAの概念が変わる」

OpenAI公式アカウントはこう投稿しました。

「Show Codex a workflow once. Reuse it as a skill.(一度見せれば、スキルとして再利用できる)」というシンプルな一言が、1.2万いいねを集めました。

日本語話者の反応も熱量が高く、MakeAI社のCEOはこう投稿しています。

「Codex、画面録画するだけでAIが勝手に『自分専用スキル』を作る時代きた。
説明文を書く必要すらない。
やって見せる→Codexがステップを解析→再利用可能なスキルにドラフト化。
経費精算・休暇申請みたいな繰り返し作業が、見せた瞬間に資産になる」という言葉は、多くの開発者の共感を呼びました。

また、エンジニアの松丸さんは「Codexの機能面とUIほんといいよな〜。
Mac限定だけど、ワークフローを録画した動画を見せるだけで、同じ手順を再現可能なSkillsに変換してくれる」と評しています。

注目すべきは、「プロンプトを書かなくていい」という点への驚きが集中していること。
これまでのAI自動化は「何をどうやるか」をテキストで説明する必要がありましたが、Record & Replayは「やって見せる」だけで済むのです。

技術的な背景——Computer Useとの組み合わせ

Record & Replayは、OpenAIの「Computer Use(コンピューター使用)」機能と連動しています。

Computer Useとは、AIが画面の内容を「見て」マウス操作やキーボード入力を実行する技術のことです。
この技術があるからこそ、ユーザーが何をクリックし、どこに何を入力したかをCodexが正確に把握できます。

技術的な流れはこうなっています:

  1. 録画中、CodexはComputer Useで「画面上の操作とウィンドウの内容」を観察
  2. 録画終了後、キャプチャした操作ログを分析してスキルをドラフト化
  3. スキルは「検査・編集可能」な状態でユーザーに返される
  4. 再実行時は、Codexが同じ操作をComputer Useで自動的に行う

スキルは後から内容を確認・修正できるため、「間違った操作まで覚えてしまった」という事故も防げる設計になっています。

現在はmacOS版のCodexアプリのみに対応(バージョン26.616以降)。
EEA(欧州経済領域)・UK・スイスを除く地域で利用できます。

さらに深掘りしたい方へ

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SocialReport編集部の考察

Record & Replayがもたらす変化は、「自動化のハードルが下がる」という一点に尽きます。

これまでRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールは、操作フローを自分で設計・記述する必要があり、エンジニア以外にはなかなか使えないものでした。
Record & Replayは「やってみせる」だけでその設計をAIが肩代わりしてくれる。
これは、SNS運用やマーケティング業務の文脈で見ると特に大きな意味を持ちます。

たとえば、毎月のSNSレポート作成や広告レポートのダウンロード・整形といった定型作業は、どの会社でも担当者が手作業でこなしているケースが多いです。
Record & Replayが「定型業務を見せるだけで自動化できる」水準に成熟すれば、SNS担当者の業務負荷は大幅に下がります。

一方で、実際の再実行精度や「操作が一部変わったときの追従性」は未知数です。
Codexが操作を覚えても、対象サービスがUIを変更すれば動かなくなるリスクは従来のRPAと同じ課題として残ります。
「簡単に覚えさせられるが、壊れたときの修正も簡単か」という点が、今後の評価の焦点になるでしょう。

まとめ

OpenAI Codexの「Record & Replay」は、「プロンプトを書かずに、やってみせるだけでAIに作業を覚えさせる」という新しいアプローチの自動化機能です。
現在はmacOS限定・一部地域のみですが、この方向性が広がれば、エンジニア以外の人たちも日常業務の自動化に踏み出しやすくなるでしょう。