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カンヌの次はアヌシー、満席925人に迎えられた29歳監督の初長編『我々は宇宙人』が本日公開

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月25日 更新
カンヌの次はアヌシー、満席925人に迎えられた29歳監督の初長編『我々は宇宙人』が本日公開

第79回カンヌ国際映画祭監督週間でのワールドプレミア。
続いてアヌシー国際アニメーション映画祭2026では、長編コンペティション部門に選ばれた唯一の日本作品として、満席925人の観客の前で上映される。
そんな映画が、9月25日の今日、全国の劇場で封切られました。

手がけたのは、これが初の長編作となる29歳の監督・門脇康平さん。
アニメ作品を継続して追っている読者にとって、新人監督のオリジナル長編がここまで国際的な評価を積み重ねてから日本公開を迎えるのは珍しいケースで、この先どう広がっていくのか気になるところです。

先に結論をまとめると:
– 『我々は宇宙人』は門脇康平監督(29)の初長編アニメで、9月25日に全国公開
– カンヌ国際映画祭監督週間とアヌシー国際アニメーション映画祭2026の両方に選ばれている
– W主演は坂東龍汰さん・岡山天音さん、櫻坂46の山﨑天さんが声優初挑戦で出演

Xで広がる公開初日の熱気

物語の舞台は平成の田舎町。
内気な少年・翼と、人気者で少し特別な暁太郎が出会い、30年にわたって続く友情を描く青春アニメです。
公開日の朝、櫻坂46の公式アカウントはこう投稿しました。

投稿にもある通り、ヒロイン・小夏役を演じたのは櫻坂46の山﨑天さん。
今回が声優初挑戦だといい、同じ櫻坂46の田村保乃さんも「天ちゃんありがとう😭 ほのちゃんの優しさにどれだけ救われたか」とXで感謝をつづっています。
アイドルの声優起用という切り口だけでも話題になりそうですが、この作品の芯にあるのはあくまで門脇監督が長い年月をかけて積み上げてきた手描きの長編アニメーションです。
ここからは、その中身をもう少し調べてみます。

調べて分かったこと

なぜ新人監督の長編が国際映画祭に立て続けに選ばれたのか

門脇康平監督は今回が初の長編作です。
それにもかかわらず、カンヌ国際映画祭の監督週間(新人監督や実験的な作品を紹介する並行部門)でワールドプレミア上映されました。
続いて、アヌシー国際アニメーション映画祭2026の長編コンペティション部門にも選出されています。
アヌシーでの上映後、監督は満員の観客と一緒に「We Are Aliens!」と叫んだと伝えられています。
上映前には「3カ月前まではまだ制作期間中で、今日ここにいることが夢みたいです」ともコメントしており、公開直前まで作業が続く手描きアニメーションらしい制作の裏側もうかがえます。

主題歌とビジュアルに込められたもの

音楽を手がけたのはYaffleさん、主題歌はadieuさんが歌う「ささくれ」です。
adieuさん本人も公開当日の朝にこう投稿しています。

アイキャッチにもなっている劇場ポスターは、ひまわり畑を全力で走る2人の少年を大きく描いたビジュアルで、「ねぇね、俺のさ、相棒にならない?」というコピーが添えられています。
派手な事件が起きるタイプの物語ではなく、対照的な2人の少年の関係性そのものを丁寧に描く作品であることが、このビジュアル一枚からも伝わってきます。

公開後も舞台挨拶やイベントが続く

公開はゴールでなく、むしろここからが本番のようです。
陶芸家・アーティストとして活動する佐藤詩織さんは、9月29日にTOHOシネマズ新宿で行われる舞台挨拶への登壇をXで告知しました。

公開初日から特設サイト「1443日の制作ノート」が公開され、新宿では無料の展覧会も始まっています。
劇場に足を運ぶ以外の形でも、この作品の制作過程に触れられる導線が用意されている点は、独立系のオリジナルアニメとしては手厚い展開だと感じます。

Shiritomo ANIME編集部の考察

国内の劇場アニメは、大手スタジオの人気シリーズや既存IPの実写化・アニメ化が話題の中心になりがちです。
そのなかで、無名に近い29歳監督のオリジナル企画がカンヌとアヌシーという二大映画祭を経て凱旋するルートは、まだ日本ではそう多くありません。
「まず海外の映画祭で評価を得てから国内公開につなげる」という順番自体が、ここ数年でじわじわ定着しつつある戦略の一つだと見ています。
声優未経験のアイドルを起用しつつ、制作期間の記録を発信する特設サイトまで用意する布陣は、映画そのものの評価と並行して「作り手の物語」も届けようとする狙いがうかがえます。
今後、同じように海外の映画祭発の逆輸入型オリジナルアニメが増えるかどうか、次の作品にも注目したいところです。

まとめ

29歳の新人監督によるオリジナル長編アニメ『我々は宇宙人』が、カンヌとアヌシーという二つの国際映画祭を経て、9月25日に日本の劇場で公開されました。
声優初挑戦の山﨑天さんの起用や、舞台挨拶・特設サイトなど公開後の展開も含めて、しばらく目が離せない作品になりそうです。

さらに深掘りしたい方へ

「超が2つに大が3つってほんとですか?」——藤本タツキ絶賛、29歳監督の初長編アニメがカンヌで掴んだもの「超が2つに大が3つってほんとですか?」——藤本タツキ絶賛、29歳監督の初長編アニメがカンヌで掴んだもの「超超大大大好きな映画でした」。 8月25日のジャパンプレミアで、門脇康平監督はこのコメントを読み上げ、思わず聞き返しました。

映画祭での選出経緯やカンヌでの反響については、上記の関連記事でも詳しく取り上げています。
公開初日の劇場の様子や舞台挨拶の情報は、公式X(@wearealiens0925)でも随時発信されているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。