「出っ張らない口トラは需要ありすぎる」――Project Babble、Steam Frame専用の新型トラッカーを発表

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月27日 更新
「出っ張らない口トラは需要ありすぎる」――Project Babble、Steam Frame専用の新型トラッカーを発表

「出っ張らない口トラは需要ありすぎる、、!」。
いいねはまだ1件しか付いていない投稿でしたが、この一言がXの空気をそのまま言い当てていました。
VR向けの表情トラッキング(顔の動きを読み取ってアバターに反映する技術)を開発するProject Babbleが、9月26日に新型トラッカーを発表したのです。

発表したのはValveの新型スタンドアローンVR「Steam Frame」向けの専用モデル。
VRChatなどのソーシャルVRで自分の表情をアバターに反映させたい人にとって、対応機器が増えるかどうかは日々の遊び方を左右する話です。

先に結論をまとめると:
– Project Babbleが、Valveの新型VRヘッドセット「Steam Frame」専用の新型マウストラッカー(口の動きを読み取る装置)を9月26日に発表
– デュアルカメラ搭載・キャリブレーション(初期調整)不要で、Steam Frame単体で動作するのが特徴
– 価格・発売時期は公式サイトでも「近日公開」のままで、正式発表はまだ先

何が起きたのか、Xでの盛り上がり

発表したのは、VR向け表情トラッキングのオープンソースプロジェクト「Project Babble」の公式アカウントです。
CEOのSameer Suri氏が登壇する形で、約1年間かけて開発してきた新型トラッカーを公開しました。

Get ready for the next generation of face tracking on Valve’s Steam Frame, powered by Project Babble!(Valveの「Steam Frame」向けに、次世代の表情トラッキングの準備をしてください。
Project Babbleが手がけます!)――公式アカウントはそう投稿しています。

この投稿は公開から半日足らずで850件を超えるいいねを集め、VRChatユーザーを中心に反応が広がりました。
中には仕組みを整理して伝える投稿も見られます。

Steam Frame向けのフェイトラ情報が発表された‼️簡単にまとめると・フェイストラッキング情報はWi-Fi経由ではなくSteam FrameとPC間・既存のアイトラッキングを利用して、まばたき、まぶた、瞳孔の大きさ、視線トラッキングを現時点で実装済み・今後、眉と目の開閉具合のトラッキングも追加予定――VRC_CoolCatさんはそうまとめています。

ただ、この投稿だけでは「結局どんな製品なのか」「いつ買えるのか」まではわかりません。
そこで公式情報を確かめてみました。

調べて分かったこと

何が「Pro」を名乗る理由になっているのか

Project Babbleはもともと、PCVR向けの表情トラッキング機器を手がけてきたプロジェクトです。
従来モデルの「Babble Mouth Tracker」は単眼カメラ(OV3660)を採用していましたが、今回Steam Frame向けに発表された新型は、公式サイトで「no calibration, two cameras and tracking that runs on-device(キャリブレーション不要、2つのカメラ、端末上で完結するトラッキング)」と説明されています。
デュアルカメラ化によって口元の動きを立体的に捉えやすくなり、使い始めるたびに調整し直す手間がなくなる設計だとうかがえます。

英語圏のユーザーからは、既存のトラッキング機器との組み合わせを見込んだ反応も出ています。

A frame, @FluxposeVR , and this might end up being the new meta(Steam FrameとFluxposeVRの組み合わせ、これが新しい定番になるかもしれない)――dtupperさんはそう投稿しました。

FluxposeVRは全身トラッキングを手がける別のプロジェクトで、顔まわりをBabble、全身を別のトラッカーが担うという組み合わせが期待されていることがうかがえます。

価格や発売時期はどうなっているのか

気になる価格と発売時期ですが、公式サイト(babble.diy)を確認したところ、現時点では「Coming soon」「Orders open soon」とだけ表示されており、具体的な金額や日付は明記されていません。
今回の発表はあくまで製品の存在と仕様の一部を公開した段階で、予約開始や量産のスケジュールはこれから詰められる見込みです。
従来モデルの「Babble Mouth Tracker」は100ドル前後で販売されていましたが、この価格がそのままSteam Frame向け新型に当てはまるかどうかは、公式には確認できませんでした。

デザイン面では、装着時に本体から大きく飛び出さない形状を評価する声も見られました。

出っ張らない口トラは需要ありすぎる、、!――lun_vrcさんはそう投稿しています。

Steam Frameは9月14日にValveが価格を発表したばかりの新型VRヘッドセットで、対応アクセサリーが今回のように次々と名乗りを上げている段階です。
本体の話題は下記の記事でも詳しく取り上げています。

Shiritomo GADGET編集部の考察

VRヘッドセット本体の発表から2週間足らずで、サードパーティ製の周辺機器がここまで具体的な仕様を公開してきたことは、Steam Frameという新プラットフォームへの期待の高さを裏づけています。
表情トラッキングはVRChatのようなソーシャルVRの体験を左右する要素ですが、これまでは対応機器選びや初期設定の手間がハードルになりがちでした。
「キャリブレーション不要」を前面に出した設計は、そのハードルを下げる狙いが読み取れます。
一方で価格や発売時期が定まっていない段階での発表は、開発元にとって初期の反応を見ながら生産計画を固める狙いもあるのでしょう。
ヘッドセット本体とアクセサリーが足並みをそろえて育っていくのか、しばらく追う価値のある動きです。

まとめ

Project Babbleは、ValveのVR「Steam Frame」専用にデュアルカメラ・キャリブレーション不要の新型マウストラッカーを発表しました。
価格や発売時期はまだ「近日公開」の段階ですが、本体の対応アクセサリーが早くも動き出している点は、Steam Frameというプラットフォームの広がりを示す動きといえそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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