きょう渋谷など都内4カ所で号外配布――Nothingが選んだ新アンバサダーはBTSのV
6万4800円。
ロンドン発のテックブランド「Nothing」が9月29日に発表した新型ヘッドホン「Headphone (1) Pro」の日本での価格です。
そしてこの発表には、もう1つ大きな話題が添えられていました。
グローバルブランドアンバサダーに起用されたのが、韓国の人気グループ・BTSのメンバーVだったのです。
音楽グループのメンバーがオーディオ機器の顔になる組み合わせは、ヘッドホン選びで「結局どれを買えばいいのか」迷っている人にとっても、無縁の話ではありません。
何が起きたのか、実際に調べてみました。
先に結論をまとめると:
– Nothingは新型ヘッドホン「Headphone (1) Pro」を発表、価格は日本で6万4800円(米国では399ドル)
– トリプルドライバー構成と最大46dBのノイズキャンセリングを搭載、ANCオンでも30時間再生できる
– 発表にあわせ、9月30日に都内4カ所で記念号外が数量限定で配布される
VがNothingの新アンバサダーに、都内では号外も配布
発表したのはNothingの公式アカウントです。
トリプルドライバーを搭載した新デバイス「Headphone (1) Pro」の写真とともに、Vのアンバサダー就任を伝える投稿がXに流れてきました。
Nothing が BTS のメンバー V をグローバルブランドアンバサダーに起用した。
— Hypebeast Japan (@Hypebeast_JP) 2026年9月29日
今回のアンバサダー就任にあわせて公開されたのが、新たなオーディオデバイス Headphone (1) Pro。3基のドライバーを搭載し、より繊細かつ豊かなサウンド体験を実現するという。
Photo: Nothing pic.twitter.com/cc648FIbQX
この投稿を含め、Vの起用と新製品発表を伝える投稿には軒並み1000件を超えるいいねが付き、NothingJapan公式の発表投稿には1万件を超えるいいねが集まりました。
CEOのカール・ペイ氏はVについて「挑戦的な本能」を称賛したと伝えられています。
V自身も「Nothingとともに大胆な新しい章に参加できることを嬉しく思います」とコメントしています。
発表の余韻も冷めないうちに、Nothing Japanは国内向けの企画を打ち出しました。
9月30日、渋谷マークシティ前やMIYASHITA PARK前など都内4カ所で、発売を記念した特別号外を数量限定で配布するというものです。
<特別号外 配布のお知らせ>
— Nothing Japan (@NothingJapan) 2026年9月29日
Nothing Headphone (1) Proの発売を記念して、明日9月30日(水)、都内4か所で特別号外を数量限定で配布します。
10:00 渋谷マークシティ前
12:00 MIYASHITA PARK前
14:00 ラフォーレ原宿付近
17:00 新宿駅東南口付近
※各会場、予定数量に達し次第終了となります。… https://t.co/nXyOPFFEBZ
各会場とも予定数量に達し次第終了とされており、渋谷やラフォーレ原宿付近に立ち寄る予定がある人は、今日がその日ということになります。
ただ、この盛り上がりが単なる話題作りで終わるのか、それとも製品としても評価されるものなのかは、スペックを見てみないと分かりません。
調べて分かったこと
Headphone (1) Proは何が変わったのか
公開されている製品情報を確認すると、Headphone (1) Proは同社のオーディオ機器としては上位モデルにあたります。
主な仕様は次のとおりです。
- 40mmのベース用ダイナミックドライバー、精密再現用のダイナミックドライバー、高域用のxMEMSドライバー(半導体でできた小型・高精度の振動板)というトリプルドライバー構成で、20Hz〜40kHzの帯域をカバー
- LDAC(ソニー開発のワイヤレス高音質伝送規格)に対応し、ワイヤレスでも最大24bit/96kHzのハイレゾ相当の再生が可能
- 10基のマイクを使ったノイズキャンセリング(ANC)は最大46dB
- バッテリーはANCオフのAAC再生で最大68時間、ANCオンでも30時間
- 重量は327g、カラーはブラックとホワイトの2色
価格は日本国内向けが6万4800円、米国では399ドルとされており、同価格帯には音質に定評のある競合ブランドも多く並びます。
その中で、単に「良い音」を打ち出すだけでなく著名人を起用したのが、今回のポイントです。
なぜK-POPアイドルが起用されたのか
Nothingは音楽制作スタジオのMetropolis Studiosと組んで音作りを監修したとされており、単なる広告塔ではなく「音楽に関わる人物」としてVを位置づけている点がうかがえます。
ドラマー自身が製品を監修する例(国内では凛として時雨のピエール中野さんが手がける「ピヤホン」シリーズなど)と同じく、音楽と製品を結びつける起用は、オーディオ機器のジャンルでは目新しい手法ではありません。
ただ、BTSのような世界的な知名度を持つグループのメンバーを起用する例は、これまでのオーディオブランドの著名人起用と比べても規模が大きいものです。
購入検討層を音楽ファンにまで広げる狙いがうかがえます。
Shiritomo GADGET編集部の考察:著名人起用はもう珍しくない
今回のNothingの発表を見ていて感じたのは、テックブランドが著名人を起用する動きが、この1カ月だけでも何件も続いているという点です。
9月にはBLACKPINKのLISAさんが手がけたスマートグラス「Meta Glasses by LISA」が399ドルで発表されており、価格帯まで今回のHeadphone (1) Proの米国価格と重なります。
こうした動きが増えている背景には、ある変化がありそうです。
オーディオ機器やスマートグラスといったガジェットが、「スペックで選ぶもの」から「誰が関わっているかで選ぶもの」へと少しずつ軸足を移している変化です。
専門誌のレビューよりも先に、ファンコミュニティの投稿が製品の第一印象を決める時代になっているとも言えるでしょう。
読者としては、著名人起用のニュースを見たときこそ、その裏にあるスペックや価格を一度自分の目で確認する習慣を持つと、話題に流されない製品選びができるはずです。
まとめ
NothingはBTSのVをグローバルアンバサダーに起用し、トリプルドライバー搭載の新型ヘッドホン「Headphone (1) Pro」を6万4800円で発表しました。
9月30日には都内4カ所で記念号外も配布されており、しばらくはXでも話題が続きそうです。
さらに深掘りしたい方へ
製品の詳細はNothing公式サイト(jp.nothing.tech)で確認できます。
国内発売の価格・スペックはケータイ Watchの記事でも詳しく報じられています。

