下着は下着で、靴下は靴下で。Xiaomiの「3ドラムの洗濯機」が日本で共感を集める理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月19日 更新
下着は下着で、靴下は靴下で。Xiaomiの「3ドラムの洗濯機」が日本で共感を集める理由

洗濯槽がひとつではなく、三つ並んでいる。
中国在住の主夫が投稿した洗濯機の写真には、大きなドラムの横に小さな丸窓がふたつ埋め込まれていました。
それだけの違いなのに、日本のタイムラインでは「これは欲しい」という声が広がっています。
この記事では、話題になっているXiaomiの洗濯機が実際どんな製品なのか、価格や仕様を一次情報で確認したうえで整理します。

先に結論をまとめると:
– Xiaomiが中国で発売した「米家三区洗衣机Pro 滚筒10kg」は、10kgのメインドラムに加えて下着用・靴下用の小型ドラムを2つ搭載した3ドラム構造です
– 3つのドラムは水路まで完全に独立しており、電解技術によって除菌率99.99%超をうたっています
– 価格は4,699元(国補価格3,994元)で、現時点で日本での発売予定は確認できませんでした

Xで広がっている「分けて洗いたい」という共感

きっかけになったのは、中国在住のユーザーが投稿した洗濯機の実物写真だったようです。
メインドラムの上に小さな窓がふたつ並ぶ見た目は、日本の一般的な縦型・ドラム式洗濯機にはない構造で、SNS上では「片方だけ洗濯物がなくなる心配がない」「家族で下着だけ分けて洗いたい」といった反応が目立ちます。
特に一人暮らしや小さな子どものいる家庭から、共感の声が集まっているようです。

ただ、写真から伝わってくるのは「見た目が変わっている」ということだけで、実際にどんな仕組みで、いくらで、いつ買えるのかまでは分かりません。
そこで公式発表や現地メディアの記事を確認してみました。

実際にどんな洗濯機なのか?

製品名は「米家三区洗衣机Pro 滚筒10kg」(Xiaomi Mijia Three-Zone Washing Machine Pro)です。
中国の小米(Xiaomi)が2026年4月3日に発表し、同年4月10日20時から中国国内で販売を開始しました。

構造はシンプルで、シーツや上着、ジーンズなど大物を洗う10kgのメインドラムの左右に、下着・靴下専用の小型ドラムを2つ備えています。
小型ドラムはそれぞれ0.4kg程度の容量で、洗浄比(洗浄力の指標)は1.75と、本体サイズを大きくせずに洗浄力を高めた設計になっているとのことです。
本体サイズは幅598mm×奥行600mm×高さ850mmで、一般的な10kgクラスのドラム式洗濯機とほぼ同じサイズに収まっています。

なぜ「分けて洗う」設計なのか?

このメーカーが強調しているのは、3つのドラムの水路が完全に独立しているという点です。
下着を洗った水が靴下側の水路を通ることがない、つまりハードウェアの構造そのもので交差汚染を防ぐ設計になっています。
中国メディアの報道によれば、ダイヤモンド電極で水を電解して活性酸素分子を生成する「超電解技術」を採用しており、除菌率99.99%超、除ウイルス率99.99%超、除ダニ率100%という数値をうたっています。

背景には、中国で下着や靴下を他の衣類と分けて手洗いする家庭が多いという生活習慣があるようです。
日本ではあまりなじみのない発想ですが、そう考えると「洗濯機自体を3分割する」というアイデアは、習慣に対する素直な回答とも言えそうです。

価格はいくらで、いつ買えるのか?

価格は中国国内で4,699元、国が補助する「国補」対象では3,994元とされています。
2026年7月時点のレートで換算すると、4,699元はおよそ11万円、3,994元はおよそ9.6万円に相当します(為替レートは変動するため、あくまで参考値です)。

現時点で確認できたのは中国国内(京東・小米商城など)での販売情報のみで、日本国内での発売や取り扱いについては公式発表を確認できませんでした
国内メーカーが同様の3ドラム構造の洗濯機を展開しているという情報も見当たらず、この形の製品自体が日本市場ではまだ珍しい存在と言えそうです。

Shiritomo GADGET編集部の考察:なぜ「輸入してほしい」の声が伸びるのか

今回の反応が興味深いのは、価格の安さではなく「構造の分かりやすさ」に共感が集まっている点です。
1台で3ドラムというアイデアは説明されればすぐ理解でき、日本の「洗濯物を分けたいけど洗濯機を2台置く場所はない」という悩みにそのまま刺さります。
一方で、220Vなどの電源仕様や技適(電波法上の認証)、日本語アプリ対応といった輸入時の障壁は写真だけでは見えません。
SNSでの共感の広がりと、実際に個人輸入・並行輸入で購入するハードルの高さには、まだ距離があります。
国内家電メーカーにとっては、価格ではなく「用途を分割する」という切り口自体が、次の商品企画のヒントになるかもしれません。

まとめ

Xiaomiの「米家三区洗衣机Pro 滚筒10kg」は、下着・靴下専用の独立ドラムを備えた3ドラム構造の洗濯機で、水路の分離と高い除菌性能を売りにした中国国内向け製品です。
価格は日本円換算でおよそ9.6万〜11万円ですが、日本での発売予定は確認できておらず、当面は「気になるけれど手に入らない」製品として語られ続けそうです。

さらに深掘りしたい方へ

製品の詳細スペックは公式ページで確認できます。

米家三区洗衣机Pro 滚筒10kg(小米商城 公式製品ページ)

発表時の価格・発売日の詳細は現地メディアの記事にまとまっています。

小米米家三区洗衣机Pro 滚筒10kg 冰晶白が発売、4,699元(IT之家)

実際に1週間使用したユーザーのレビューも公開されています。

米家三区洗Pro(小米三区洗Pro滚筒洗衣机)体験レビュー(知乎)