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「強くはないけど面白い」――シャドバ新弾のハイランダーネメシスに「復帰したくなった」の声

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月29日 更新
「強くはないけど面白い」――シャドバ新弾のハイランダーネメシスに「復帰したくなった」の声
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「強くはないけど面白い、新しいおもちゃ」。
デジタルカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)』のプレイヤーたちが、そう口にしているデッキがあります。
8月27日にリリースされたばかりの新弾「アズヴォルト・レヴナント」で登場した、ネメシスクラスの新カードを軸にした構築です。

きっかけは、たった1枚の新カードでした。
「束刃の咎人・カットスロート」というカードが、デッキの組み方そのものを変えてしまったのです。

新しいカードパックが出るたびに強力な「型」が生まれるのは珍しくありませんが、今回話題になっているのは勝率の高さではなく、「毎回まったく違う試合展開になる」という体験そのものです。
この記事では、何が起きているのか、そしてなぜプレイヤーが夢中になっているのかを、公式の発表やカード効果に基づいて確かめていきます。

先に結論をまとめると:
– 新カード「束刃の咎人・カットスロート」を軸にした「ハイランダーネメシス(デッキ内の同名カードを1枚に絞る代わりに恩恵を受ける構築ルール)」が新弾リリース直後から注目を集めています
– カットスロートの進化効果でデッキ内の重複カードを消滅させると、以後は味方フォロワーが毎ターン自動で進化する「クレスト」を獲得できます
– 攻略サイトの評価は「Tier B・プレイ難度は高い」ですが、構築の自由度と「毎回違う展開」を楽しめる点がプレイヤーの支持を集めています

Xで何が起きているのか

話題の発端は、シャドバWB公式アカウントが8月22日に投稿した、新カードのキャラクター紹介でした。
声優に花江夏樹さんを起用した咎人「カットスロート」と、岡本信彦さんが演じる執行者「アイズエデン」を紹介する内容で、1,900件超のいいねを集めています。

この時点ではまだカードの詳しい効果は明かされておらず、あくまでキャラクター紹介という位置づけでした。
ところが8月27日の実装後、カットスロートの進化効果を軸にした「ハイランダーネメシス」がSNS上で急速に話題になります。
強いデッキというより、「一生遊べる」「復帰したくなった」といった声に代表されるように、プレイヤーの心を掴む体験そのものが評価されているようです。

ただ、こうした声だけでは実際にカードが何をするデッキなのか分かりません。
そこでカード効果や攻略情報を一次情報で確認してみました。

調べて分かったこと

カットスロートの進化効果とは何か?

公式の効果テキストによれば、「束刃の咎人・カットスロート」は2コストの小型フォロワー(攻撃力2・体力2)で、進化前は触れた相手フォロワーを必ず破壊する「必殺(バトル時、相手フォロワーを撃破する能力)」を持っています。

本領を発揮するのは進化させたときです。
「自分のデッキの『束刃の咎人・カットスロート』をすべて消滅させ、その後デッキに重複するカードが1枚もなければ『クレスト:束刃の咎人・カットスロート』を得る」という効果を持っています。
クレストとは、シャドバWBに実装されている「1試合を通して発動し続けるパッシブ効果」の呼び名で、このクレストを得ると「以降、自分がフォロワーをプレイするたびに、ターン1回だけ自動で進化させられる」ようになるとのことです。

つまり進化を切ったあとは、手札のフォロワーを出すだけでどんどん進化していく展開になるわけです。
ここに「毎回違う試合になる」楽しさの正体がありそうです。

なぜハイランダー構築が必要なのか?

クレストを得る条件は「デッキに重複するカードがないこと」。
つまりカットスロート以外のカードは、デッキに1枚ずつしか採用できません。
これがいわゆる「ハイランダー(構築デッキ内で同名カードの採用を1枚に制限する代わりに、専用の恩恵を受けられるルール)」です。

このハイランダー構築の関連カードとして注目されているのが「鋳鉄の腹心」です。
5コストのフォロワーで、登場時に相手フォロワー1体を破壊でき、自分のデッキに重複カードがない状態なら「疾走(登場したターンにすぐ攻撃できる能力)」を持つとされています。
カットスロートで重複をなくす動きと相性が良く、除去と打点を同時に狙える1枚として紹介されています。

なお攻略サイトのデッキレシピでは、カットスロート自体は重複してもデッキ内で消滅する仕様のため、複数枚採用して引きやすくする構築も見られました。
「消える前提のカードをあえて複数積む」という発想自体が、従来のシャドバネメシスのデッキ構築ではあまり見ない発想です

実際のところ強いのか?

攻略サイトの評価では、ハイランダーネメシスは「Tier B」、プレイ難度は「難しい」とされています。
ハイランダー構築ゆえに「デッキ構築の幅が広い」一方、「プレイングにアドリブ力が求められる」という評価です。

これは冒頭で触れた「強くはないけど面白い、新しいおもちゃ」という受け止め方とも重なります。
勝率だけを追うなら他の選択肢もあるなかで、あえてこのデッキを選ぶプレイヤーが一定数いるのは、勝つこと以上に「毎試合、手札とドローの組み合わせが変わる」不確実性そのものを楽しんでいるからなのかもしれません

一方で、マリガン(初手の手札を入れ替える行為)では「カットスロートを全力で探す」ことが推奨されている点も見逃せません。
裏を返せば、序盤にカットスロートを引けるかどうかで試合の展開が大きく左右されるということです。
環境初期に指摘されている引き運への不安は、この構築そのものの性質から来ているようです。

Shiritomo GAME編集部の考察

新弾リリース直後の盛り上がりには、勝率よりも「新しい遊び方の発見」が牽引しているケースが少なくありません。
今回のハイランダーネメシスも、Tier評価はBにとどまりながら、SNS上の反応は好意的なものが目立ちます。
これは、シャドウバースというタイトルが長年運営されてきたなかで、プレイヤーが「勝つためのデッキ」だけでなく「遊びの幅を広げるデッキ」を求めるフェーズに入っていることを示しているのではないでしょうか。

実際、「復帰したくなった」という声が出てくる背景には、既存のプレイヤーが一度離れたタイトルに戻るきっかけとして「見たことのない試合展開」が機能している可能性があります。
新弾のたびに強力な最適解が1つに収束してしまうと、環境は早々に固定化し、長期的な離脱を招きやすくなります。
逆に、今回のように構築の自由度が高く対戦ごとに展開が変わるアーキタイプが用意されていることは、運営側が意図的に環境の多様性を作りにいっている、ひとつのテストケースとも読み取れます。
この設計思想が今後の新弾にも続くかどうかは、注視する価値がありそうです。

まとめ

「アズヴォルト・レヴナント」で登場したハイランダーネメシスは、勝率の高さで語られるデッキではなく、「同じデッキでも毎回違う試合になる」という体験そのものが評価されているデッキと言えそうです。
環境初期の評価が今後どう変化していくのか、引き続き注目していきたいところです。

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