映画館のCM、上映開始時間から本編までは10〜20分——「まだ始まらないの!?」の声も

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月6日 更新
映画館のCM、上映開始時間から本編までは10〜20分——「まだ始まらないの!?」の声も

チケットに書かれた「上映開始時間」に席に着いても、本編が始まるまでには10〜20分ほどかかります。
この間に流れるのは、CMと予告編です。
「上映開始」という表記と実際に本編が始まるタイミングのズレに、戸惑う人は少なくありません。
トイレのタイミングを逆算して席を立つ人もいれば、気にせず広告の時間も楽しむ人もいます。
このズレがどこまで一般的なのか、実際に起きていることを調べてみました。

先に結論をまとめると:
– 多くのシネコンでは、上映開始時間から本編が始まるまでにCM・予告編の時間として10〜20分がかかります
– 「本編が思ったより始まらない」という投稿はXでたびたび見られ、賛否両方の声があります
– CMは劇場の収益を支える仕組みとして組み込まれており、なくなる見込みは薄いです

何が起きたのか

映画館の「上映開始時間」は、本編の開始時刻ではありません。
ほとんどのチケットに書かれているのは、CM・予告編を含めた上映枠全体の開始時刻です。
このズレを体感した人の投稿がXで見られます。

この投稿は、ある作品を観に行った際に本編が始まるまで23分かかったという内容でした。
似た体感を語る投稿は時期を問わず見られ、2025年にも2026年にも同じ種類の違和感がXに投稿されています。
一時的な炎上というより、映画館に行くたびに繰り返される小さな戸惑いのようです。

調べて分かったこと

上映開始から本編までは実際どれくらいかかるのか

劇場チェーンによって差はありますが、TOHOシネマズで約15分、109シネマズで約5〜15分、ユナイテッド・シネマで約15〜20分が本編開始までの目安とされています。
実際の体感を投稿した例もあります。

この投稿では、上映開始から5分間が地元企業のCM、続く9分間が予告編で、合計14分かかったという内訳が具体的に書かれていました。
IMAXなど特別上映形式では、通常より短くなる傾向があるとされています。

なぜCMが本編前に組み込まれているのか

映画館の経営はチケット収入だけでは厳しく、本編前の時間をスポンサー枠として企業に販売することで収益を補っています。
月間10万円台から出稿できるプランもあり、テレビCMなどと比べて低コストでまとまった人数に届けられる広告手段として使われています。
劇場側にとっては、チケット代を上げずに運営を続けるための仕組みの一つです。

広告の時間を楽しむ人もいるのか

CMや予告編を歓迎する声もあります。

この投稿は、本編前のCMを見るのが好きだという内容で、「少数派なのかな」と自分の立場を気にする書き方になっていました。
トイレのタイミングを逆算する人、早めに来て予告編を楽しむ人、ギリギリに入って広告を避ける人——同じ10〜20分の時間に対する受け止め方は人によって分かれています。

本編の開始時刻を事前に調べる方法はあるのか

上映スケジュールに本編の開始時刻そのものは書かれていませんが、おおよその目安は自分で計算できます。
映画館のサイトに載っている「上映終了時刻」から「上映開始時刻」を引くと、CM・予告編・本編・エンドロールを含めた枠全体の長さが分かります。
そこから作品の本編の尺(上映時間)を引いた残りが、CM・予告編におおよそ充てられている時間です。
たとえば上映枠が2時間30分で本編が2時間10分なら、差の20分がCM・予告編の時間にあたり、本編はその20分が終わった頃に始まる計算になります。
正確な時刻を知りたい場合は、劇場に直接問い合わせるのが最も確実です。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

「上映開始」と「本編開始」が別の時刻だという仕組みは、映画館側からすればチケットや公式サイトに織り込まれた前提ですが、観客側には毎回その場で発見される情報になりがちです。
劇場の座席予約サイトや上映スケジュールで、本編の開始予定時刻を上映開始時刻と並べて表示するだけでも、この種の戸惑いは減らせそうです。
実際、一部の劇場や座席予約アプリでは「本編開始予定」を別表記する動きも出てきているようです。
広告自体をなくすことは経営上難しいぶん、時刻表示を分かりやすくする工夫のほうが現実的な改善点と言えそうです。
チケット単価を上げずに運営を続けたい劇場側の事情と、時間どおりに本編を見たい観客側の感覚は、どちらも一方的に間違っているわけではなく、情報の出し方で歩み寄れる余地が大きい話題だと感じます。

まとめ

映画館の「上映開始時間」は本編の開始ではなく、CM・予告編を含めた枠の開始時刻です。
10〜20分という時間差は劇場の収益構造上なくなりにくいため、自分の過ごし方(早めに入る・ギリギリに入る)を決めておくのが実用的な対処法です。

さらに深掘りしたい方へ

上映開始から本編が始まるまでの時間は劇場チェーンや上映形式によって差があります。
詳しい傾向は映画の予告編の時間とCMが流れる理由の解説でも紹介されています。