劇場公開 読了 6 分

『汝、星のごとく』原作が品切れ重版へ、横浜流星×広瀬すずW主演で大ヒット公開中

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月19日 更新
『汝、星のごとく』原作が品切れ重版へ、横浜流星×広瀬すずW主演で大ヒット公開中

公開から4日間で動員32万7000人、興行収入4億8300万円。
横浜流星さんと広瀬すずさんがW主演する映画『汝、星のごとく』の数字です。
原作者の凪良ゆうさん自身がXで「映画公開に伴って品切れが続いています」と明かすほど、映画と原作本の両方に注目が集まっています。
公開から10日が過ぎても勢いが落ちないのはなぜか、調べてみました。

先に結論をまとめると:
– 原作は本屋大賞受賞作でシリーズ累計200万部超、映画公開を受けて重版がかかるほどの品切れ状態です
– RADWIMPSは主題歌とは別に書き下ろし曲「汝、星のごとく」を用意し、MVは10月18日夜にYouTubeでプレミア公開されました
– 撮影は愛媛県今治市の瀬戸内海沿岸で行われ、15年にわたる主人公2人の人生を描いています

何が起きたのか(Xでの盛り上がり)

映画は2026年10月9日に全国公開されました。
監督は藤井道人さん、原作は凪良ゆうさんが2022年に発表し第20回本屋大賞を受賞した同名小説です。
横浜流星さんが青埜櫂を、広瀬すずさんが井上暁海を演じ、松村北斗さんや尾野真千子さんら実力派が脇を固めています。

公開後のX上では、鑑賞後の率直な投稿が目立ちました。
なかでも大きく拡散したのが次の投稿です。

「別れそうになったとき『一生、幸せにならないでほしい』と言われた」という自身の実体験を重ねた投稿で、43,000件を超えるいいねを集めています。
映画の恋愛模様が、観た人それぞれの記憶を引き出す作品になっていることがうかがえます。
ほかにも、横浜流星さんと広瀬すずさんが10代から30代までの年齢の演じ分けをしている点に触れた感想投稿も見られ、長い年月を描く物語ならではの見どころとして受け止められているようです。
ただ、口コミの熱量だけでは「なぜここまで息の長い話題になっているのか」は見えてきません。
そこで原作本やロケ地、主題歌まわりの一次情報を確認してみました。

調べて分かったこと

原作はなぜ品切れになるほど売れているのか

原作小説『汝、星のごとく』は凪良ゆうさんが2022年に発表した長編で、2023年発表の第20回本屋大賞を受賞しています。
凪良さんは本屋大賞を2020年と2023年の2度受賞しており、2度受賞した作家は恩田陸さんに次いで2人目です。
シリーズは2025年7月の文庫化時点で累計100万部を突破し、映画公開前後の報道では累計200万部を超えたと伝えられています。

映画公開に合わせて重版がかかっている状況は、凪良さん本人のXへの投稿でも確認できます。

リバーシブルカバー版の単行本について「映画公開に伴って品切れが続いていますが、急ぎ重版してもらっている」と書いており、書店での品薄は作者自身も認める規模になっているようです。
映画公開に合わせて講談社から公式ビジュアルブック『星をさがしに』も10月15日に発売されており、原作まわりの関連書籍が続けて動いている状況です。

なぜ主題歌とは別に新曲のMVが作られたのか

主題歌はRADWIMPSの「夕星-ゆうづつ-」ですが、これとは別に映画制作初期に生まれたもう1つの楽曲「汝、星のごとく」が10月16日に配信され、そのMVが10月18日21時にYouTubeでプレミア公開されました。
ボーカルの野田洋次郎さんは、MVの演出についてこう明かしています。

映画本編の撮影を担当した今村圭佑さんにMVの監督を依頼し、映画についての想いを交わしながらビジュアルを作り上げたという経緯です。
主題歌とは別にもう1曲が生まれた背景には、制作陣が映画の世界観を音楽でも掘り下げようとした経緯がうかがえます。

ロケ地の今治は物語にどう関わっているのか

撮影の舞台になったのは愛媛県今治市です。
物語は瀬戸内海に浮かぶ島を舞台に、15年にわたる2人の人生と選択を描いています。
今治市役所では映画の公開記念展も開かれており、地元でもロケ地としての盛り上がりが続いているようです。
物語の中心となる島の風景は、瀬戸内の実在の景観をベースに作られています。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

この映画がX上で息長く拡散しているのは、感想投稿の中身が「作品の感想」にとどまらず「自分の体験の想起」にすり替わっている点が大きいと見ています。
@hachihameさんの投稿も、映画の筋書きそのものより「自分も似た言葉を言われた」という個人的な記憶の呼び出しが拡散の軸になっていました。
SNSでの感想発信において、作品が観客自身の記憶と接続する余地を残しているコンテンツほど、二次拡散が起きやすい傾向が見て取れます。
原作の品切れという現象も同様で、観た人が「もう一度物語を確かめたい」と本に戻る動線が、映画単体の宣伝よりも継続的な購買行動を生んでいると考えられます。
単一の主題歌だけでなく別途MVを用意した制作側の動きも、公開後のタイムラインに新しい話題を供給し続ける仕掛けとして機能しているのではないでしょうか。

まとめ

『汝、星のごとく』は公開10日を過ぎても動員数や原作の品切れという形で勢いが続いています。
瀬戸内を舞台にした15年の物語と、主題歌以外にも用意された新曲のMVが、観客それぞれの記憶を揺さぶり続けているようです。

さらに深掘りしたい方へ

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映画の公式情報は映画『汝、星のごとく』公式サイトで随時更新されています。
原作小説やビジュアルブックの刊行情報は講談社の特設ページでも紹介されています。