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「文化の違いは仕方ない」——伝説の衣装でHOT LIMITを歌ったら、謝ったのは西川貴教だった

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月24日 更新
「文化の違いは仕方ない」——伝説の衣装でHOT LIMITを歌ったら、謝ったのは西川貴教だった

「一晩で2000人くらいフォロワーが減ってしまった。」Novelbrightのボーカル・竹中雄大さんが9月22日、自身のXでそう明かしました。

きっかけは前日のInstagram投稿です。
竹中さんのフォロワーの20%は韓国のファンだそうですが、その投稿を見た韓国のファンの一部が驚き、批判的なコメントが相次いだといいます。
竹中さん自身は「文化の違いは仕方ない」と受け止めつつ、「僕は日本人だし、西川さんが大好きだし尊敬してるしやってよかったと思ってる」と書き添えました。

SNSを仕事にしている人にとっては、たった1枚の投稿でフォロワー数千人が一晩で動くという現実を、実名・実数字つきで見られる珍しい事例です。
何を着て、何を歌ったのか。
そこにどんな背景があったのかを、一次情報で確かめてみました。

先に結論をまとめると:
– 竹中雄大さんは9月21日、西川貴教さん主催の音楽フェス「FEST. INAZUMA 2026」にNovelbrightとして出演し、西川さん本人から借りた「HOT LIMIT」の伝説の衣装を着て同曲をカバーしました
– その様子をInstagramに投稿したところ、韓国のファン層から批判的な反応が相次ぎ、一晩でフォロワーが約2000人減りました
– 西川貴教さん本人がX上で謝罪する一幕がありながら、竹中さんは「謝らないでください」と返し、西川さんファンからは竹中さんを応援する温かい反応が広がったと報じられています

何が起きたのか、竹中雄大さん本人の投稿から

竹中さんの投稿は本人のXアカウントで発信されました。
フォロワーの2割を占める韓国のファン層が急減した経緯を、日本語で率直に説明しています。

投稿には、Instagramのストーリーズに投稿したとみられる日本語と韓国語の説明文の画像も添えられていました。
「『HOT LIMIT』のMusic Videoで西川さんがこの衣装を着ているのですが、日本ではものすごく有名で、日本人なら誰でも知っているくらい有名な衣装です」と、韓国ファンには馴染みが薄い日本の文脈をあえて丁寧に説明しています。

この投稿だけを読むと「衣装で何かやらかしたのかな」という程度にしか伝わりませんが、実際にどんなフェスで、どんな衣装だったのかを一次情報で確認してみました。

調べて分かったこと

「HOT LIMIT」の衣装とは、そもそも何なのか

T.M.Revolutionの「HOT LIMIT」は1998年発売の8thシングルです。
ミュージックビデオで西川貴教さんが着用した、全身を黒い布でぐるぐると巻き付けたような奇抜な衣装は、当時から強烈なインパクトで知られ、日本の音楽ファンの間では「見れば誰でもわかる」ほど定着したアイコンになっています。
近年も西川さん自身が「THE FIRST TAKE」で同曲を歌い直し、公開1日で650万回再生を突破するなど再注目されていました。
裏を返せば、それだけ日本国内での文化的な文脈が濃い衣装だったということです。

竹中さんが出演したのは、どんなフェスだったのか

竹中さんの投稿にある「今日出演したフェスティバル」は、9月19日から21日にかけて滋賀県草津市の烏丸半島で開催された「FEST. INAZUMA 2026」でした。
西川貴教さん自身が発起人となり、琵琶湖の環境保全を掲げて2009年から続く音楽イベントで、今年から名称を「イナズマロックフェス」から改め、18年目にしてリニューアルされたばかりのフェスです。
西川さん本人も出演したこのステージにNovelbrightが招かれ、竹中さんが主催者本人への敬意を込めて「HOT LIMIT」をカバーする流れになった、というのが投稿の説明と符合します。

引用ツイートの中には、この経緯を短くまとめたこんな投稿もありました。

「西川の兄貴に例の衣装借りてHOTLIMIT歌ったら韓国のファンがショック受けてフォロワー減った」という要約は、事情を知らない人にはやや唐突に映るかもしれませんが、実際の経緯を追うとおおむね正確な理解だとわかります。

西川貴教さん本人はどう反応したのか

東スポWEBの報道によると、竹中さんの投稿を受けて西川貴教さん本人がXで「なんか、ごめん」と返信し、竹中さんが「アニキ謝らないでください。
めっちゃ楽しかったですし衣装もお借りできて最高に幸せでしたし思い出になりました!!」と応じるやり取りがあったと伝えられています。
衣装の持ち主である先輩の西川さんが恐縮し、後輩の竹中さんがそれを制する構図は、単なる炎上騒動というより人間関係が垣間見える一幕でした。

この一連の流れを受けて、西川さんのファンからも温かい反応が広がったことが引用ツイートから読み取れます。

「何だか申し訳ない」「俺たちがフォローしてお返しする」という声が西川さんファンの間で広がった、という投稿です。
竹中さんへのリスペクトの気持ちが、韓国ファンの離脱とは別の方向で新しいフォロワー層を呼び込んだ可能性がうかがえます。

減ったフォロワーは、その後どうなったのか

引用ツイートの中には、フォロワー数の増減そのものに注目した投稿もありました。

この投稿では、フォロワーが減った後に「戻った?増えた?」という状況を指摘しています。
一時的に離れた韓国ファンの一部と、西川さんファンを中心とした新規フォロワーとが入れ替わるようなかたちで、数字は持ち直した可能性がある、という見方です。
ただしあくまでファンの体感によるもので、竹中さん本人からの発表ではありません。

なお、元投稿にある「今日の夜予定通りHOT LIMITの動画をアップするね」の一文の通り、この時点ではカバー曲の動画自体はまだ公開されていませんでした。
フォロワー減少の直接の原因は動画ではなく、フェス会場での様子やInstagramの写真が先に韓国のファンへ伝わったことにあると考えられます。

Shiritomo編集部の考察:ローカルな文脈が刺さるほど、海外ファンには届きにくくなる

今回の一件は、SNS運用やファンダム構築を考えるうえで示唆に富む事例です。
竹中さんの行動そのものは、日本の先輩アーティストへの敬意を示す、日本国内では「粋な計らい」として好意的に受け取られやすい選択でした。
ところが同じ発信でも、その文脈を共有していない海外ファンには「なぜ急にこんな格好を」という驚きだけが先に届いてしまいます。
グローバルにファンを抱えるアカウントほど、国内向けの「わかる人にはわかる」演出が、そのまま海外向けには文脈ゼロの情報として着地してしまうリスクがあるということです。

一方で竹中さんの対応は危機管理としても学びがあります。
投稿を削除せず、批判的な反応が出た直後に日本語と韓国語の両方で背景を説明し、それでも「やってよかった」という自分のスタンスは崩さなかった点です。
謝罪と説明を両立させつつ、行動自体は撤回しないというバランスは、ファンとの関係を長期的に見たときに信頼を損ないにくい振る舞いだと言えるでしょう。

さらに興味深いのは、西川さん側のファンが自発的にフォローで応援する動きを見せたことです。
フォロワー数という指標は、単純な足し引きだけでなく、コミュニティ同士の共感が波及することで補われることがある、という一例になっています。

まとめ

日本の音楽ファンにとって「常識」だった衣装が、韓国のファンには全く違う文脈で受け取られ、一晩でフォロワー数千人が動く出来事になりました。
竹中さんの丁寧な説明と、西川さん本人の反応、そしてファン同士の温かいやり取りが重なり、単なる炎上では終わらない着地を見せています。

さらに深掘りしたい方へ

今回の一件については、以下の報道でも詳しく取り上げられています。