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「合同オフ会・作業会のアウトプット」が並ぶ虎ノ門のAI講座、新イベントの母体は受講生700人超のスクール

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月27日 更新
「合同オフ会・作業会のアウトプット」が並ぶ虎ノ門のAI講座、新イベントの母体は受講生700人超のスクール

「日付変わりましたが、今日はありがとうございました」。
9月27日午前0時、ある参加者がそう投稿しました。
東京・虎ノ門で開かれたAI活用の合同オフ会は、いいねの数だけ見れば大きな話題ではありません。
発端になった投稿のいいねは49、引用は44です。
ただ、その引用ツイートを1件ずつ開いていくと、違うアカウントなのに書き出しがそろっている投稿が何件も見つかります。
SNS運用に携わる人にとって気になるのは、いいねの規模よりもこの「そろい方」のほうかもしれません。
今回はその仕掛けと、同じ会場で発表された新イベントの反響をあわせて確かめました。

先に結論をまとめると:
– 発端の投稿はいいね49・引用44と規模は大きくありませんが、複数の引用ツイートが「【合同オフ会・作業会のアウトプット】」という同じ書き出しと同じハッシュタグで投稿されています
– 会場のスクリーンには「アウトプットタイム」という文字が大きく映され、QRコードを添えて参加者に投稿を呼びかける場面が写真に残っていました
– 同じ日に発表された新イベント「AIデザインフェスティバル」も紹介されましたが、主催者のプレスリリースに今回の予約数の記載はなく、運営会社が運営するデザインスクール「デザジュク」の受講生はすでに700名を超え、前回の同種企画では延べ2,000名以上が参加しています

虎ノ門で開かれた「合同オフ会・作業会」

今回のオフ会は、AIを使った制作を教える「AI Creative実装プログラム」と、デザインを教える「デザジュク」が合同で開いた作業会です。
9月26日、会場となった東京・虎ノ門にはおよそ70名が集まったとされ、参加者はノートPCを開いて実際に手を動かしながら、講師に直接相談できる時間を過ごしました。
講師にはデザインの発信で知られるマズロー安達さん(@maslow_design)らが名を連ねています。

主催者は、デザイナー向けの発信で知られるコンドウハルキさん(@halukik_0520)です。
当日の様子は、コンドウさんが投稿したX記事(Xの長文投稿機能を使った記事)で紹介されました。

このX記事のいいねは49、引用は44、表示回数は31,810回でした。
数字だけを見れば、Xで大きく拡散したとは言えない規模です。
ただ、このあと引用ツイートを追っていくと、単純ないいねの数では見えてこない動きが浮かんできます。

なぜ参加者は同じ文言で投稿しているのか

引用ツイートを見ていくと、気になる共通点があります。
次の投稿の書き出しを見てください。

投稿は「【合同オフ会・作業会のアウトプット】」という一文から始まり、コンドウさんを含む6アカウントへのタグ付けと、「#AIクリエイティブ実装プログラム」「#デザジュク」という同じ2つのハッシュタグで結ばれています。
この投稿に添えられた写真を見ると、答えらしきものが見えてきます。
会場のスクリーンには「アウトプットタイム」という文字が大きく映され、QRコードとともに参加者へ投稿を呼びかける場面が写っていました。

別の参加者の投稿も、書き出しはほぼ同じです。

こちらも「【合同オフ会・作業会のアウトプット】」から始まり、同じ6アカウントへのタグ付け、同じ2つのハッシュタグで締められています。
この投稿には、新イベント「AIデザインフェスティバル」の告知フライヤーを参加者数名が掲げて写る写真も添えられていました。
偶然そろったというより、会場で示された投稿の型に沿って書かれたと見るのが自然です。

テンプレ文言を使わずに投稿した参加者もいます。

投稿から確認できるだけでも、9月26日深夜から27日未明にかけて、少なくとも4つの異なるアカウントがこのオフ会について投稿しています。
1件ごとのいいねは13〜34と大きくはありませんが、テンプレ投稿とそうでない投稿が混在している点も含めて、参加者が自発的に発信したくなる場作りができていたことがうかがえます。

新イベントの反響は、このオフ会の投稿の広がりだけで生まれたのか

コンドウさんは会場で、新イベント「AIデザインフェスティバル」を発表しました。
10月2日・4日・6日にオンラインで開催予定ですが、主催の株式会社Harukazeのプレスリリースに今回の予約数・申込数についての記載はなく、実際に何名の予約が集まったかは確認できていません。

コンドウさんが代表を務める株式会社Harukazeのプレスリリースによると、「AIデザインフェスティバル」と同種のオンラインセミナーはこれまでにも開催されており、前回は3日間で延べ2,000名以上が参加しています。
デザジュクの受講生はすでに700名を超えるとされ、AI Creative実装プログラムの受講生も合わせれば、案内メールやLINE配信を通じて一定数の申し込みが見込める土台がもともとあったと考えられます。

さらに、虎ノ門での合同オフ会自体も今回が初めてではありません。
同じ主催者は7月にも東京都内で合同オフ会を開いており、そのときはノートPCがおよそ100台並ぶ規模でした。
今回のテンプレ投稿は、単発のバズを狙ったものというより、こうした継続的な発信の1コマと見るほうが実態に近そうです。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは「投稿の型」を用意すること

SNSマーケティングの視点で見ると、このオフ会が示しているのは「バズを狙わない口コミ設計」です。
多くのイベント主催者は、参加者に投稿してほしいときにハッシュタグだけを用意しがちですが、今回はスクリーンとQRコードで書き出しの文言まで示していました。
文言をそろえておけば、参加者は何を書けばいいか迷わずに済み、投稿までのハードルが下がります。
結果として1件あたりのいいねは伸びなくても、投稿するアカウントの数が増え、タグ付けされた講師陣を含む複数アカウントのフォロワーに広く露出する計算です。
一方で、書き出しがそろいすぎると「やらされ感」も伝わりやすく、今回のように投稿しない参加者や自分の言葉で書く参加者が混在するくらいのゆるさが、不自然さを消す最低限のバランスかもしれません。

まとめ

虎ノ門のオフ会そのものは、Xの数字だけを見れば地味な出来事です。
ただ、参加者に同じ文言で投稿してもらう仕掛けと、そこから発表された新イベントの反響を重ねると、SNS運用のヒントが見えてきます。
次に人を集めるイベントを開くときは、ハッシュタグだけでなく「何と書いて投稿するか」まで用意しておくと、投稿のハードルはもう一段下がりそうです。

さらに深掘りしたい方へ

東京でAIクリエイター100人が対面 デザジュク×AI実装プログラム合同オフ会の熱量東京でAIクリエイター100人が対面 デザジュク×AI実装プログラム合同オフ会の熱量広い会場に並んだノートPCは、ざっと100台。 7月11日、東京都内で開かれたオフ会には、オンライン上でしか顔を合わせたことのない受講生たちが実際に集まりました。

今回発表された「AIデザインフェスティバル」の詳細や過去回の実績は、主催の株式会社Harukazeによるプレスリリースにまとまっています。

前回は延べ2,000名以上が参加。
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コンドウハルキさん(@halukik_0520)のXアカウント