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「あたたかなサン生さん」に15,566いいね、サントリーが乾杯投稿を重ねてきた理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月19日 更新
「あたたかなサン生さん」に15,566いいね、サントリーが乾杯投稿を重ねてきた理由

9月18日、BE:FIRSTのグローバルEP『WATCH ME』が配信開始されました。
同じ日、彼らが所属するBMSGは設立から6年を迎えています。
二つの節目が重なったこの日に、サントリー生ビールの公式Xアカウントが投稿した一枚の「乾杯」メッセージに、15,566件のいいねが付きました。

この投稿は、単発のお祝いメッセージではありません。
サントリー生ビールは今年に入ってから「生:FIRST」と銘打ち、BE:FIRSTとの継続的なコラボ施策を積み重ねてきました。
企業アカウントの投稿がここまでファンの心を動かせた背景には、偶然では説明できない設計があります。

SNSアカウントを運用していると、「フォロワーの熱量をどう引き出すか」で悩む場面は少なくないはずです。
今回のケースは、そのヒントになりそうです。

先に結論をまとめると:
– サントリー生ビールの乾杯投稿は、BE:FIRSTのUSデビューとBMSG設立6周年が重なった9月18日に投稿され、15,566いいねを集めた
– 「生:FIRST」は7月のカウントダウン企画から続く継続施策で、今回はその延長線上にある一手だった
– ファンの節目にも寄り添う継続的な接点づくりが、感謝の声だけでなく購入・乾杯という具体的な行動を引き出していた

何が起きたのか(Xでの盛り上がり)

サントリー生ビールの公式アカウント(@suntorynamabeer)が9月18日午前10時に投稿したのは、短いメッセージでした。

「【#サン生 でエール📣👀】昨日までの伝説を超えるために突き進んできた日々。
そんな積み重ねを経て、新たに挑む世界への挑戦に乾杯!🍻#生FIRST」

投稿には、青地に「生 サントリー生ビール」のロゴが入った保冷バッグを2つ並べた写真が添えられていました。

反応は早く、公開からおよそ1日でリツイート4,128件、引用292件、いいね15,566件、インプレッションは23万を超えました(2026年9月19日時点)。
BE:FIRSTの新たな挑戦に、飲料メーカーが素早く反応した格好です。

ただ、いいねの数だけを見ていても「なぜこの投稿がここまで伸びたのか」は分かりません。
日付を詳しく調べると、もう一つの事情が見えてきました。

調べて分かったこと(調査・深掘り)

なぜこのタイミングだったのか?

WebSearchで確認すると、9月18日はBE:FIRSTにとって二重の意味を持つ日でした。
ひとつは、彼らが目指す世界進出の足がかりとなるグローバルEP『WATCH ME』のリリース日です(BMSGプレスリリース)。
もうひとつは、BE:FIRSTが所属するBMSGの設立6周年(BMSGは2020年9月18日に設立)です。

つまりサントリー生ビールの乾杯投稿は、アーティスト個人の節目だけでなく、「アーティストの挑戦」と「事務所の歩み」という二つの記念日が重なったタイミングを見計らって出された一枚だったことになります。

この重なりに気づいたファンの声も見られました。

このファンは「お誕生日の日もUSデビューの日もお祝いしてくれるなんて」と、自身の誕生日とBE:FIRSTのUSデビューが重なった日にサントリーからも祝福があったことへの感謝をつづっています。
「こんなにあたたかなサン生さん」という言葉が示すとおり、企業アカウントの投稿がファン個人の記念日とも重なる形で届いていたことがうかがえます。

「生:FIRST」は今回が初めてではない

サントリー生ビールとBE:FIRSTのタッグは、今回が初めてではありません。
Shiritomoではこれまで、7月に実施された「あと4日」形式のカウントダウン企画、8月に展開されたスタンディコースターの配布施策を取り上げてきました(詳しくは後述の関連記事をご覧ください)。

さらに8月上旬には、メンバーのJUNON、LEO、SOTA、MANATOがデザインを手がけたクーラーバッグ付きの6缶パックが発売されています。
今回のエール投稿に添えられていた保冷バッグの写真は、この施策で配布されたものとみられます。

つまり「生:FIRST」は単発のタイアップではなく、半年近くにわたって間隔を空けながら接点を作り続けてきたキャンペーンです。
今回の乾杯投稿は、その延長線上にある一手でした。

ファンはどう応えたか

ファンの反応は、共感の言葉だけにとどまりませんでした。

このファンは「今日はBE:FIRSTさんUS🇺🇸デビュー、BMSGは6周年という特別な日だから#サン生飲んでたのに気持ちが先走って写真撮るの忘れてました」と投稿し、飲みかけの缶と、メンバーの写真が並んだカードを写した1枚を添えていました。
投稿の日付に合わせて実際にサン生を手に取り、乾杯をシェアする——エール投稿が「いいね」だけで終わらず、購入・消費という行動にまでつながっていたことが分かります。

海外のファンからの反応もありました。

「サントリーのこの心強いサポートに感謝します。
サントリー生ビールと一緒にBE:FIRSTのUSデビューを祝いましょう、彼らの新たな挑戦に乾杯しましょう」という趣旨の英語の投稿です。
USデビューというグローバル展開のタイミングにふさわしく、国内だけでなく英語圏のファンにも投稿が届いていたことがうかがえます。

Shiritomo編集部の考察:明日からできることは、事務所の記念日もカレンダーに書くこと

今回のケースが示すのは、「アーティストの記念日」だけでなく「アーティストが所属する事務所の記念日」まで押さえていたという点です。
BE:FIRSTのUSデビューだけなら、多くの企業アカウントが祝辞を送ったでしょう。
しかしBMSGの設立6周年まで重ね合わせて言及した投稿は、多くありませんでした。

SNS担当者が明日からできることは単純です。
コラボ相手のアーティスト本人の誕生日だけでなく、所属レーベル・事務所の設立記念日や周年イベントまでカレンダーに書き込んでおくことです。
ファンから見れば、事務所の歩みとアーティストの挑戦は地続きの物語であり、そこに触れた投稿は「よく見てくれている」という信頼につながりやすいはずです。

もう一つの示唆は、単発施策で終わらせない設計です。
今回の乾杯投稿は、7月のカウントダウン、8月のコースターとクーラーバッグに続く、継続的な接点の一つでした。
1回の投稿で大きなバズを狙うより、数カ月おきに接点を重ねる方が、いいねだけでなく購入・乾杯という行動まで引き出せることが、今回のファンの投稿からは見えてきます。
単発の「祝う投稿」を真似るだけでは、同じ反応の再現は難しいでしょう。
既存コラボを畳まずに深化させ続けることそのものが、エンゲージメントの土台になっているようです。

まとめ

BE:FIRSTのUSデビューとBMSG設立6周年が重なった1日に、サントリー生ビールは半年近く積み重ねてきた「生:FIRST」の文脈を踏まえた乾杯投稿を届けました。
ファンの感謝や購入という反応は、単発の祝辞ではなく、継続的な接点づくりの成果と言えそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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BE:FIRSTのグローバルEP『WATCH ME』とUSデビューの詳細は、以下の一次情報も参考にしてください。