OpenAI、「OpenAI版のGrokBot」と称された自律型エージェント「dots」を投入 新モデルはAstra同等の性能で価格1/5に
「要するにOpenAI版のGrokBot」——DevDay 2026で発表された新機能「dots」を、Xでいち早くこう表現したユーザーがいました。
同時に発表された新モデル「GPT-6.1 Sol」は、最上位モデルAstra並みの性能を掲げながら、価格は5分の1に抑えられています。
AIエージェントの導入コストを見積もっている人や、日常業務の一部をAIに任せたいと考えている人にとって、今回のDevDay発表は具体的な選択肢が増える機会です。
実際に何ができて、いくらかかるのかを確認していきます。
先に結論をまとめると:
– OpenAIはDevDay 2026で、常時稼働のAIエージェント「dots」と低価格モデル「GPT-6.1 Sol」を発表した
– dotsはGPT-6 Astra上で動く自律エージェントで、専用のクラウドPCと4,000以上のアプリ連携を持ち、Pro・Business Premiumで最初の1体が利用できる
– GPT-6.1 Solは100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルで、Astraの標準価格の5分の1に抑えられている
Xで話題になった「常時稼働のAIエージェント」
DevDay 2026の発表直後から、Xでは「dots」の常時稼働という性質に驚く投稿が相次ぎました。
【速報】OpenAI、24時間働くAIエージェント「Dots」を発表
— SOU⚡️投資ニュース / 米国株・日本株・仮想通貨・AI (@SOU_BTC) 2026年9月29日
GPT-6 Astra搭載で、単なるチャットAIではなく「自分で仕事を進めるAI」に。
・24時間365日バックグラウンドで稼働
・4,000以上のアプリと連携
・専用クラウドPC上で自律的に作業
・レストラン予約から高度な業務まで対応…
チャットに答えるだけのAIではなく、裏側で作業を進め続けるという説明に、これまでのChatGPTとは役割が違うと感じた人が多かったようです。
実際に何ができるのか、料金も含めて一次情報で確認しました。
調べて分かったこと
dotsは具体的に何ができるのか?
dotsはGPT-6 Astraを土台に動く常時稼働型のエージェントで、1体ごとに専用のクラウドPCを持ち、4,000以上のアプリと連携できます。
ユーザーに代わって24時間365日バックグラウンドで作業を進める設計です。
【速報】OpenAI、常時稼働のエージェント「dots」を発表
— AGIラボ (@ctgptlb) 2026年9月29日
・GPT-6 Astraで動く、ChatGPTの新機能
・アプリとつなぎ、24時間はたらき続ける
・予約などの用事から、バグ修正のPR作成まで任せられる
・Pro、Business Premium、Enterpriseで提供
詳細はリプで↓ pic.twitter.com/Sh5x8ZlII1
任せられる用事はレストランの予約のような日常的なものから、コードのバグ修正でプルリクエストを作成するような専門的な作業まで幅広いとされています。
最初の1体はPro・Business Premiumのプランに含まれており、Enterpriseでの提供も予定されています。
dotsを使うにはどのプランが必要なのか?
現時点で確認できているのは、Pro・Business Premiumの契約者であれば追加費用なしで最初の1体を使えるという条件です。
複数体を並行して動かしたい場合の追加費用については、公式発表の時点で詳細が明記されておらず、今後のOpenAIの案内を確認する必要があります。
GPT-6.1 Solの値段は何がすごいのか?
もう一つの目玉が、新モデル「GPT-6.1 Sol」です。
DevDay発表内容
— うみゆき@AI研究 (@umiyuki_ai) 2026年9月29日
①Dots。要するにOpenAI版のGrokBot。複数のボットが作れてそれぞれがクラウド上でバックグラウンドで作業してくれる。Proで使える。チャットはCodex容量と別枠
②GPT6.1Sol。Astra並みの性能を1/5の価格で実現…
API利用料金は100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルで、これはAstraの標準的な入出力価格の5分の1にあたります。
さらにキャッシュされた入力トークンは100万あたり0.10ドルと、標準の入力価格から95%安く抑えられています。
OpenAIの発表によれば、エージェント型のコーディングやコンピューター操作、専門的な業務においてAstraにほぼ匹敵する性能を、この価格で実現しているとのことです。
このほかDevDayでは、Codexのマルチエージェント機能をAPI経由で使える「Agents API」や、ノートPCを閉じたままクラウド上で処理を続けられる「Codex Cloud」も発表されており、開発者向けの発表だけでも20件を超えるボリュームだったとされています。
Shiritomo編集部の考察:コスト面の選択肢が増えたことの意味
今回の発表で注目したいのは、性能そのものより「同等の性能をどれだけ安く維持できるか」という競争軸が前面に出てきたことです。
GrokやGeminiなど他社のAIエージェントと比較検討している企業の担当者にとって、GPT-6.1 Solの価格設定は具体的な乗り換え・併用の判断材料になります。
SNS運用や問い合わせ対応のような反復業務にAIエージェントを組み込む場合、トークン単価の差は月間コストに直結するため、機能面だけでなく料金表を並べて比較する視点を持っておくとよいでしょう。
まとめ
OpenAIはDevDay 2026で、常時稼働のAIエージェント「dots」と、Astra並みの性能を5分の1の価格で使える新モデル「GPT-6.1 Sol」を発表しました。
どちらもAIエージェントを業務に組み込むハードルを下げる方向の発表です。