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匿名質問箱「mond」が月間1500万人に急伸、歌い手やクリエイターに浸透

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月20日 更新
匿名質問箱「mond」が月間1500万人に急伸、歌い手やクリエイターに浸透

2025年10月に1,000万人、その1か月後の11月には1,500万人——匿名の質問箱サービス「mond」の月間アクティブユーザー数が急なカーブを描いています。
送られてくるのは人生相談だけでなく、歌い手やクリエイターのライブMC向けのネタ出しから、投げ銭付きの応援メッセージまでさまざまです。
フォロワーとの接点を増やしたい個人クリエイターやSNS担当者にとっても、運用のヒントを探るうえで見逃せない動きになっています。

先に結論をまとめると:
– mondの月間アクティブユーザー数は2025年10月の1,000万人から、わずか1か月で1,500万人に増えました
– 歌い手グループのメンバー本人が、ライブ企画のネタ集めにmondを使っている例が見られます
– 回答に投げ銭を送れる「スーパーレター」「スーパーギフト」や、誹謗中傷をAIと人の目で防ぐ仕組みが、利用の広がりを支えています

何が起きたのか

mondは匿名のメッセージを送受信できるQ&Aサービスで、2021年に株式会社ハウテレビジョンがリリースしました。
X上では、具体的な使い方を示す投稿が見られます。

このツイートは、歌い手グループ・浦島坂田船のメンバーであるセンラ本人が、自身のワンマンライブのMCネタをmond経由で募集しているものです。
「複数テーマを用意してみたよ」という呼びかけに対し、いいねは2,767件、引用は159件に上ります。
匿名でネタを集める手段としては、これまで「マシュマロ」のような類似サービスが担ってきた役割の一部が、mondにも広がっている様子がうかがえます。

ただ、いいね数の大きさだけでは、なぜここまで急に利用が伸びているのかまでは分かりません。
そこで運営元の発表や報道を確かめました。

調べて分かったこと

なぜ1か月で1.5倍に増えたのか?

日本経済新聞の報道(2026年5月17日付、見出し「身近な人よりあの人と『問答』」)によると、mondのユーザー基盤はここ1年で5倍に成長しています。
累計の質問数は、運営元のハウテレビジョンが2026年9月に発表した数字で1,100万件を超えています。
AIが何でも答えてくれる時代だからこそ、身近な人よりも特定のあの人に直接聞きたいという需要が強まっている、というのが同紙の見立てです。
運営元のハウテレビジョンが2026年9月に出した発表では、2026年8月の月間投稿数は約76万件(約3.5秒に1件のペース)に達したとされています。
同発表では「人の代わりに答えさせるためではなく、人が生み出した言葉をより遠くへ届けるために活用」とAIの位置づけを説明しており、AIと人間らしいやり取りを対立させない方針がうかがえます。

実際に心のこもった回答に反応している投稿もあります。

ある投稿者は、「慣れていないのは揉め事ではなくまず会話」という回答を「ここ数日来たmondの中で多分最強」と評しています。
数字では見えにくい、1件1件の回答の質が利用継続につながっている一面と言えそうです。

投げ銭やAIフィルタリングはどんな仕組みなのか?

mondには、質問に投げ銭を添えて送る「スーパーレター」、良い回答に投げ銭を送る「スーパーギフト」、月額制で限定回答が読める「メンバーシップ」の3種類の収益化機能があります。
受け取った投げ銭のうち90%が回答者に還元される仕組みで、クリエイターが継続して発信するインセンティブになっています。

誹謗中傷への対策について、mond公式アカウントは以前から次のように説明しています。

「誹謗中傷対策はAI、ユーザー起点によるブロック・通報・低評価、人間の3方向からフィルタを通しています」とのことで、AIだけでは誹謗中傷を完全には除ききれないとしたうえで、ユーザーの通報や人間の確認を組み合わせる多層的な仕組みを取っていることが分かります。
匿名質問箱は便利な半面、心ない言葉が届くリスクも指摘されやすいジャンルのため、こうした対策の有無は利用を検討する人にとって気になるポイントです。

Shiritomo編集部の考察:SNS担当者が見るべきは「匿名の強さ」より「継続率」

mondの急成長を数字だけで見ると「匿名×投げ銭」という目新しさに目が行きがちですが、SNSマーケティングの観点で注目したいのは、質問を送る側・答える側の双方が同じプラットフォームに繰り返し戻ってくる仕組みを持っている点です。
投げ銭は単発の収益化手段に見えて、実際は「良い回答にお礼をしたい」という感情を行動に変える導線になっており、これが回答者側の投稿頻度を押し上げていると考えられます。

企業アカウント・個人クリエイターがファンとの接点づくりにmondのような匿名ツールを使う場合、ハッシュタグキャンペーンだけで終わらせず、集まった質問にどう丁寧に答えるかが、次の投稿へのモチベーションを左右しそうです。
マシュマロなど先行サービスとの使い分けも含め、「どのジャンルのファンがどのツールに集まりやすいか」を観察しておくと、今後のSNS運用の選択肢が広がるはずです。

まとめ

匿名質問箱「mond」は、2025年10月から11月にかけて月間アクティブユーザーが1,000万人から1,500万人へ急増し、歌い手やクリエイターのライブ企画から収益化まで幅広く活用が広がっています。
投げ銭機能とAI・人間によるフィルタリング体制が、利用の裾野を支える土台になっているようです。

さらに深掘りしたい方へ

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