「#地味ハロウィン」で壁に溶け込む全身タイツ――『めっちゃカメレオン』、最大24人の新チーム戦が無料アプデ
レンガ塀の継ぎ目、斜めに差し込む光の格子。
その中に、真っ白な全身タイツを着た人影が溶け込んでいます。
顔の代わりに描かれているのは丸い目と口だけの簡素な笑顔。
2026年10月31日にXへ投稿されたこの写真には、3,000件を超える「いいね」が付きました。
元ネタは、Steamで配信されている個人開発のかくれんぼゲーム『めっちゃカメレオン』です。
ハロウィンの仮装にこのキャラクターを選ぶ人が出てくるくらい、見た目のインパクトが浸透してきたということでしょう。
ちょうど同じ週、ゲーム本体にも大きな動きがありました。
10月28日に配信された無料アップデートの中身と、ハロウィンの時期に重なった盛り上がりをあわせて追ってみると、個人開発タイトルがどうやって発売から5カ月近く話題であり続けているのかが見えてきます。
先に結論をまとめると:
– 10月28日、『めっちゃカメレオン』に最大24人参加の新モード「チーム戦」などを追加する無料アップデートが配信されました
– ハロウィンの時期と重なり、キャラクターを模したコスプレ写真がXで3,000件超の「いいね」を集めています
– アップデート内容そのものに触れた投稿はまだ目立たず、今回のX上の盛り上がりの中心は「遊ばれ方」の広がり(コスプレ・切り抜き・TikTok投稿)です
「#地味ハロウィン」で広がる全身タイツ姿
写真を投稿したのは@FluffyHerniaさんです。
1枚はレンガ壁、もう1枚はひらがな・カタカナの立体文字が並ぶモノクロの壁を背景にしていて、どちらも全身タイツ姿がその柄になじむように仕上げられています。
ハッシュタグには「#地味ハロウィン」「#地味ハロウィン2026」が添えられていました。
めっちゃカメレオン のコスプレ#地味ハロウィン#地味ハロウィン2026 pic.twitter.com/oZpJ6tWzhS
— れご@機械学習ネキ (@FluffyHernia) 2026年10月31日
「地味ハロウィン」は、派手な仮装ではなく小ネタ・言葉遊びの仮装で勝負する企画として毎年Xで広がる恒例のハッシュタグです。
そこに『めっちゃカメレオン』のキャラクターが選ばれたということは、作品のビジュアルがそれだけ多くの人に「あ、あれだ」と伝わる段階まで来ている証拠ともいえます。
3,000件超の「いいね」を集めたこの投稿だけを見ても、ゲームそのものを知らない層にまで見た目が届いていることがうかがえます。
ただ、この1枚の写真だけでは、ゲーム側で何が起きていたのかまでは分かりません。
実はこのコスプレ投稿のわずか3日前、ゲーム本体には大きなアップデートが入っていました。
そこを確かめてみます。
調べて分かったこと
10月28日のアップデートで何が変わったのか
任天堂のインディーゲーム紹介番組「Indie World 2026.10.28」の放送終了直後、『めっちゃカメレオン』の無料アップデートが配信開始となりました。
目玉は新モード「チーム戦」です。
最大24人が参加でき、隠れる側と探す側を交互に入れ替えながら対戦します。
隠れている最中に探す側(鬼)の視界に入るとポイントが加算され、チーム全員分のポイントを合算して多いほうが勝利するというルールです。
このほか、新ステージ「ゴタゴタ厨房」「ペーパーアイランド」の2種類と、新しいキャラクターの見た目(ボディタイプ)として「タコ」「メッチョ」「ポリゴン」が追加されました。
AUTOMATONが10月28日夜、4Gamerが10月29日未明に、それぞれこの内容を報じています。
一方で、今回取得できた3件のX投稿の中に、このチーム戦やステージ追加そのものに触れた投稿は見当たりませんでした。
アップデート自体はゲームメディアの報道が主な情報源で、Xでの反応として確認できるのは、あくまで「ゲームが流行っていること」を示す周辺の投稿だった、というのが実際のところです。
なぜコスプレや切り抜きが広がっているのか
発売から4カ月以上が経っても話題が続いている背景には、動画や配信との相性の良さがありそうです。
例えば、YouTubeの切り抜き投稿を告知する以下のポストでは、ゲーム実況の一場面を切り取った動画2本(「マヌケだらけ!?のきぽかちょ」「バチコリ圭どこですか?」)が紹介されていました。
shortを投稿!V最の時のだ!
— 花芽すみれ (@sumire_kaga) 2026年10月30日
【切り抜き】マヌケだらけ!?のきぽかちょ【めっちゃカメレオン】 https://t.co/czvUdEKVcO @YouTubeより
【切り抜き】バチコリ圭どこですか?【めっちゃカメレオン】 https://t.co/QFISzQPzKl @YouTubeより
この投稿には1,395件の「いいね」が付いています。
切り抜き動画というコンテンツ形式自体が、元の配信を見ていない人にも「面白そうな瞬間」だけを届けられる構造を持っているため、ゲーム本体の知名度を超えて拡散しやすい側面があります。
歌い手グループ「VOISING」に所属する投稿者によるTikTok投稿の紹介ポストも見つかりました。
画面には石造りの街並みを探索するプレイ画面と、投稿者本人とみられるイラストのアイコンが表示されています。
໒꒱#ブラフラ TikTok投稿
— ブラフラ🪽 – BLACK FLAP – (@BlackFlap_info) 2026年10月30日
めっちゃカメレオン中に巨人に遭遇しました #めちゃカメないない #歌ってみた
⊰━━━━━━━━⊱
■ご視聴はこちらhttps://t.co/qZCal4viqh
⊰━━━━━━━━⊱#VOISING #新人歌い手グループ pic.twitter.com/cpjmgwvShT
「めっちゃカメレオン中に巨人に遭遇しました」という文面から察するに、かくれんぼの最中に起きた予想外の出来事をネタにした投稿のようです。
こうした「プレイ中の事故や珍プレー」がそのままショート動画のネタになりやすい点も、ゲーム実況・歌い手・コスプレといった複数のジャンルを横断して話題が広がっている理由の一つと考えられます。
Shiritomo GAME編集部の考察:無料アプデは“賞味期限”を延ばす仕掛け
今回調べて改めて感じたのは、無料の大型アップデートが発売直後の盛り上がりをもう一度呼び戻す装置として機能しているということです。
『めっちゃカメレオン』は2026年6月の発売直後にも大きな話題になった作品ですが、今回のチーム戦モードのように「複数人で遊べる要素」を追加のタイミングで投入すると、配信者同士のコラボ企画が組みやすくなり、結果として切り抜きや実況告知のポストが生まれやすくなります。
今回のハロウィン時期の盛り上がりに関しては、アップデート自体への直接の言及は少なく、キャラクターのビジュアルそのものが仮装のネタとして独立して拡散していた点が興味深いところです。
ゲームの中身と見た目のインパクトが切り離されて拡散する現象は、個人開発タイトルが口コミだけで寿命を延ばしていく過程の一例として、今後も注目しておきたいポイントです。
まとめ
10月28日に配信された『めっちゃカメレオン』の無料アップデートでは、最大24人参加の新モード「チーム戦」や新ステージ・新ボディタイプが追加されました。
同じ時期にXでは、アップデート内容そのものよりも、ハロウィンの仮装や実況切り抜き、TikTok投稿といった「遊ばれ方」の広がりが目立っています。
発売から5カ月近く経っても複数のジャンルを横断して話題が続いているのは、個人開発タイトルとしては珍しい粘り強さといえそうです。
さらに深掘りしたい方へ
アップデートの詳細は、AUTOMATON「『めっちゃカメレオン』無料大型アプデで「チーム戦」登場」と4Gamer「『めっちゃカメレオン』,無料アップデート配信開始」で詳しく報じられています。

