Xの複数画像投稿、PCブラウザもついに「横スワイプ」に——4枚グリッドはもう戻らない
3:4〜4:3。
この数値の範囲に収まる画像だけが、今のXでは全体を欠けずに表示されます。
範囲から外れれば、上下または左右が問答無用でカットされる——。
Xで複数枚の画像を投稿すると、これまでは「田」の字のようなグリッド表示で4枚まとめて見えていました。
それが横スクロールで1枚ずつめくっていく「カルーセル形式」に置き換わりつつあります。
すでにiOSアプリでは先行して切り替わっており、2026年8月に入ってPCブラウザ版でも同じ表示に変わったという声がXユーザーの間で広がっています。
SNS運用者にとっては、投稿デザインの作り方そのものを見直す必要が出てきそうな変更です。
先に結論をまとめると:
– Xの複数画像表示は、iOS版に続いてPCブラウザ版でも「グリッド表示」から「横スワイプのカルーセル表示」に変わりました
– 全体表示されるのは横÷縦が0.75〜1.33(おおむね3:4〜4:3)の画像のみで、それ以外は上下または左右がカットされます
– 4分割で1枚の絵を作る「4コマアート」的な投稿デザインが崩れるため、1枚目を主役にした構成への切り替えが必要です
Xで何が起きているのか
XのPCブラウザ版で画像付きの投稿を開くと、これまでのようにグリッド状に並んだ画像が一目で見えるのではなく、横に矢印をクリックするかスワイプしないと2枚目以降が見えない仕様になっています。
この変化に気づいたユーザーからは「不便」「元に戻してほしい」といった声が上がっており、特に投稿を頻繁にチェックするPCユーザーやクリエイターの間で戸惑いが広がっているようです。
Xの複数画像表示は、もともとスマホアプリ向けに先行してテストされてきた経緯があります。
iOS版でカルーセル形式に切り替わったのが2026年7月ごろ、PCブラウザ版は8月上旬時点ではまだ従来のグリッド表示のままだったとの情報もあり、8月に入ってから遅れて切り替わった形です。
ただ、この変更についてXから公式なアナウンスは出ておらず、ユーザーの投稿や検証記事を通じて仕様が明らかになってきたというのが実情です。

ただ、「不便」という感想だけでは、何がどう変わったのか正確には掴めません。
そこで実際にどんな条件で画像が表示されるのか、一次情報を調べてみました。
なぜ画像が切れて表示されるのか?
XのSNSマーケティング支援を手がけるコムニコの解説記事によると、この変更は2026年7月ごろから複数画像投稿の表示形式が「グリッド表示」から「1枚ずつ横にスワイプして閲覧するカルーセル表示」に切り替わったものです。
iOS版で先行導入され、コムニコの記事が公開された8月7日時点ではAndroid版・ブラウザ版への展開は「予定」とされ、実際の表示はまだ従来のグリッド表示のままだったとされています。
具体的な表示ルールについて、Xの画像仕様を検証しているクリエイターの記事(2026年8月12日時点の検証)によれば、ブラウザ版のカルーセル表示では横÷縦が0.75以上1.33以下(およそ3:4〜4:3)の範囲に収まる画像だけが、アスペクト比を保ったまま全体表示されます。
この範囲を外れる縦長画像は上下がカットされて表示領域が3:4に、横長画像は左右がカットされて4:3になるとのことです。
つまり、正方形に近い画像なら問題ありませんが、縦にも横にも極端に長い画像は、投稿者の意図とは違う形でトリミングされて表示されてしまう可能性があります。
企業アカウントの運用にどう影響するのか?
コムニコの記事では、この変更による実務的な影響として次の2点が挙げられています。
1点目は、4枚の画像をつなげて1つの絵に見せる「4分割アート」的な投稿デザインが成立しにくくなったことです。
従来のグリッド表示なら4枚が同時に見えるため、画像をまたいで1枚の絵を構成する手法がよく使われていましたが、カルーセル表示では1枚ずつしか見えないため、この手法の効果が薄れてしまいます。
2点目は、1枚目の画像がこれまで以上に重要になったことです。
カルーセルでは最初に表示される1枚目が投稿全体の「顔」になるため、ここで興味を引けるかどうかがその後の閲覧継続を左右します。
一方で、1枚ずつ段階的に見せられる特性は、商品の特徴を順番に紹介したり、制作過程を時系列で見せたりする投稿とは相性が良いとも指摘されています。
このあたりの仕様は今後もアップデートで変わる可能性があるため、「今の見え方が絶対」ではなく、定期的に自分の投稿がどう表示されているか確認する習慣を持つことが大切と言えそうです。
Shiritomo編集部の考察:明日から見直すべきは「1枚目」と「比率」
この変更が示しているのは、Xが画像投稿の見せ方を「一覧性」から「没入感」寄りに設計し直しているという方向性です。
InstagramのフィードやTikTokのような縦型プラットフォームでも、複数枚の情報を1枚ずつ見せる設計は一般的になっており、Xもその流れに合わせてきたと捉えることができます。
SNS運用担当者が明日からできることは2つあります。
ひとつは、複数画像を投稿する際に1枚目に最も伝えたい情報を置くこと。
もうひとつは、投稿する画像の比率をあらかじめ3:4〜4:3に揃えておくことです。
特にキャンペーンのビジュアルやグッズ紹介など、全体を通して見せたい画像を使う場合は、この比率から外れていないか事前にプレビューで確認しておくと、意図しないトリミングを避けられます。
まとめ
Xの複数画像表示は、iOS版に続いてPCブラウザ版でも横スワイプのカルーセル形式に切り替わりました。
全体表示されるのは3:4〜4:3の画像に限られるため、投稿デザインを見直すタイミングと言えそうです。


