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Xのメディア欄がなぜ動画優先に?画像は▼マークの奥へ追いやられたワケ

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月19日 更新
Xのメディア欄がなぜ動画優先に?画像は▼マークの奥へ追いやられたワケ

「プロフィールを開いたら知らない動画ばかり出てきて、自分の投稿した写真がどこにも見当たらない」。
2026年7月18日ごろから、Xでこんな戸惑いの声が急に増えました。
原因はプロフィール画面の「メディア」タブの仕様変更です。
開いた瞬間に表示されるのが動画一覧に切り替わり、画像を見るには右上の▼アイコンをタップして「画像」を選び直す一手間が必要になりました。

自分の作品をアイコン一覧のように並べて見せてきたイラストレーターやカメラマンほど、この変更に強い違和感を覚えているようです。
フォロワーに投稿一覧をポートフォリオとして見せているアカウント運用者にとっても、他人事では済まされない話です。

先に結論をまとめると:
– Xのプロフィール「メディア」タブが動画をデフォルト表示する仕様に変わり、画像を見るには▼アイコンから「画像」を選ぶ手間が増えた
– 2026年7月18日ごろから日本語ユーザーの間で不満の声が拡大、イラストレーターやカメラマンなど画像中心のアカウントで反発が強い
– 海外でも数か月前から段階的に同様の変更が確認されており、X全体の動画重視戦略の一環とみられる

「画像を見たいだけなのに」なぜXユーザーは戸惑ったのか

これまでプロフィール画面のメディアタブを開くと、そのアカウントが投稿した画像と動画が投稿順に一括で並んでいました。
過去の写真も動画も同じ一覧の中でスクロールすれば見つけられる、という仕様です。

ところが今回の変更で、タブそのものが「動画」を前提にした表示に置き換わりました。
プロフィールのメディア欄をタップすると、そのまま出てくるのは動画の一覧のみ。
過去に投稿した画像を遡って見たい場合、タブ名の横にある▼マークを押し、表示されるメニューから「画像」を選び直すという2ステップの操作が必要になったのです。

この変更で特に反発が大きいのが、イラストや写真作品をメディア欄にまとめて公開してきたクリエイター層です。
「せっかく整理していた作品一覧が動画に埋もれてしまった」「フォロワーに過去絵をさかのぼって見てもらいにくくなった」といった声が相次ぎました。
海外の英語圏ユーザーからも同様の反応が見られ、言語圏を超えた共通の不満になっている点が印象的です。
一方で少数ながら「動画が探しやすくなった」と評価する声もあり、受け止め方は使い方によって分かれています。

この不満がどのくらい前から燻っていたのか、そしてXが何を狙って動画を前面に出したのか、あらためて調べてみました。

調べて分かったこと

この仕様変更はいつから始まっていたのか

実は今回の騒ぎは、突然降ってきた変更ではありません。
海外のガジェットメディアpiunikaWebによると、プロフィールのメディアタブを「動画」タブに置き換える動きは、2026年5月の時点で一部のAndroid環境(X Lite等)ですでに確認されていました
当時の反応を分析したデータでは、ユーザーコメントの94%がネガティブという結果も出ており、初期段階から不評だったことがうかがえます。

その後、7月中旬にかけてiOSやWeb版を含む広い範囲にロールアウトが進んだ結果、7月18日前後に日本語ユーザーの間でも一気に話題化した、という流れのようです。
段階的な展開だったからこそ、最初は気づかなかった人も多かったのでしょう。

なぜ動画がここまで優先されるのか

背景にあるのは、Xがここ数年掲げてきた動画コンテンツ強化の方針です。
プロフィール上での動画の見つけやすさを高めることは、視聴時間や広告収益の拡大に直結します。
実際、今回の「メディア」タブ再編と並行して、プロフィール画面では「投稿(Posts)」と「リポスト」を別タブに分離する大規模な改修も進んでいました。
同じ時期に起きたこの二つの変更は、いずれも「プロフィールという棚をどう整理し直すか」という一連の再設計の一部だと捉えると理解しやすくなります。

画像はどうやって探せばよいのか

現状の回避策としては、メディアタブを開いたあとに▼アイコンから「画像」を選び直す方法が基本です。
加えて、検索窓に「from:アカウント名 filter:media」のような検索演算子を入力して画像だけを絞り込む方法も、一部のユーザーの間で共有されています。
ただし環境によっては過去の投稿を遡れる範囲が限定される、という報告もあり、完全な代替手段にはなっていないのが実情です。

全員が不満というわけではないのか

一方で、タイル状に整理された見た目そのものは、スマートフォンの写真アプリやInstagramのフィードに近く「視覚的に見やすくなった」と評価する声も一定数あります。
ただし投稿本文はタップしないと表示されず、複数画像を含む投稿でも先頭の1枚しか一覧に出てこないため、「内容が把握しにくくなった」という反対意見も根強く残っています。
賛否が分かれる中で、画像を主戦場にしてきたクリエイターの不満だけが際立って大きく可視化された、というのが今回の構図に近いと思います。

Shiritomo編集部の考察

プロフィールのメディア欄は、企業アカウントやクリエイターにとって「フォロワーに見せる棚」そのものでした。
動画がデフォルト表示になったことで、画像中心の運用をしているアカウントは、新規フォロワーがプロフィールを訪れた瞬間の第一印象で不利になるリスクがあります。

対策として現実的なのは、動画に頼らない運用でも露出を確保する工夫です。
固定ポスト機能で代表作を目立つ場所に置く、ハイライトになる画像投稿はスレッド化して見つけやすくする、外部のポートフォリオサービスへの導線をプロフィール文に明記する、といった手当てが有効でしょう。
プラットフォームの表示ロジックはアカウント側の都合とは関係なく変わり続けるものだと割り切り、依存先を一つに絞らない運用設計を普段から意識しておくことが、こうした仕様変更のたびに一喜一憂しない近道になります。

まとめ

Xのプロフィール「メディア」タブが動画をデフォルト表示する仕様に変わったことで、画像を見るには▼アイコンから選び直す手間が発生し、特にイラストレーターやカメラマンから強い不満の声が上がりました。
この変更は5月ごろから段階的に進められていたもので、同時期のPosts/Repostsタブ分離とあわせて、Xがプロフィール画面全体を動画重視の方向へ再設計している動きの一環だとみられます。
画像中心の作品発信を続けたいアカウントほど、プラットフォームの表示ロジックに依存しすぎない発信の仕組みづくりが求められそうです。

さらに深掘りしたい方へ

「Posts」と「Reposts」が引き裂かれた日——Xプロフィール改修の中身「Posts」と「Reposts」が引き裂かれた日——Xプロフィール改修の中身プロフィール画面でPostsタブとRepostsタブが分離。 同時期に進むXのプロフィール大規模改修の内実を追いました。