「僕の透き通るような肌まで表現された」――Google初の海外旗艦店、原宿にできた理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月14日 更新
「僕の透き通るような肌まで表現された」――Google初の海外旗艦店、原宿にできた理由

「僕の透き通るような肌まで表現された(笑)」。
King & Princeの永瀬廉さんは、AIが生成した自分のアバターを見てそう漏らしました。
舞台は8月13日、東京・表参道に開いたばかりの「Google Store 表参道」。
米国外では初となるGoogleの直営旗艦店です。
PixelやAIガジェットが好きな人にとって気になるのは、芸能人のトークショーよりも「結局この店で何ができるのか」という一点ではないでしょうか。
話題になった開店セレモニーの裏側にある店舗の中身を、一次情報をもとに調べてみました。

先に結論をまとめると:
– Google初の海外旗艦店「Google Store 表参道」が8月13日、東急プラザ表参道(オモカド)にオープン。
地下1階〜2階の3フロア構成です
– 1FはPixel 11シリーズなど実機の展示・購入、2Fは「Pixel Studio」でAIアバター生成や120倍ズーム体験、B1Fは店頭修理・サポート窓口です
– 芸能人の来店は開店イベント限定で、通常営業は10時〜20時。
誰でも入って試せる店舗です

永瀬廉のテープカットに沸いたオープン初日

午後2時からのオープニングセレモニーには、俳優の中条あやみさんと、King & Princeの永瀬廉さん・髙橋海人さんが登場しました。
3人が呼ばれたのは、単にPixelやGoogleの広告に起用されているからだけではなさそうです。
永瀬さんは「高校生の頃から通う思い出の地」とこの場所への感慨を語っており、表参道という土地そのものが今回の出店にとって意味を持っていることがうかがえます。

セレモニーのテープカットでは、永瀬さんの手元を中条さんがそっと見守る場面もありました。

会場の熱気はXの反応の大きさにも表れていて、セレモニーを伝える投稿には数千件規模のいいねが付いています。
ただ、この盛り上がりだけを見ていると「結局、芸能人のイベントで終わった話」に見えてしまいます。
実際にこの店舗で何が体験できるのか、一次情報で確かめてみました。

3フロアで何が変わったのか、実際の中身を調べてみた

なぜ「米国外初」の店舗に日本が選ばれたのか

Googleにとって日本は、初めて海外オフィスを開設した国です。
今回の出店発表でも、この歴史的な結びつきが重視されたと報じられています。
加えて、表参道・原宿エリアは新しいテクノロジーやファッションのトレンドが生まれる場所として位置づけられており、Google側は「文化が生まれる場所」でユーザーとの接点を持つ狙いがあると説明しています。
取材に対しては、日本の顧客は「ハードウェアに関わる職人技やデザイン思想に興味を持つ傾向がある」というコメントも出ており、単なる路面店ではなく、プロダクトデザインの過程まで見せる展示になっているようです。

1階・2階・地下1階で、それぞれ何ができるのか

店舗は地下1階から2階までの3フロア、延べ床面積1,158平方メートルです。

1階は製品の展示・購入フロアで、発表されたばかりのPixel 11シリーズをはじめ、Pixel Watchなどの最新ハードウェアに直接触れられます。
環境配慮の一環として、製造工程で出た端材を再利用した限定アクセサリー「Recrafted by Google Pixel」(全6種、各5,500円)も並んでいました。

2階は「Pixel Studio」と呼ばれるAI体験フロアです。
GeminiによるAIアバター生成では、写真をアップロードして「原宿風」「ストリート」といった日本文化をテーマにしたスタイルを組み合わせ、オリジナルのアバターを作成できます。
中条さんと永瀬さん、髙橋さんが体験していたのもこのブースです。

このほか2階では、Pixel 11 Pro / 11 Pro XLの最大120倍という超解像ズームをシミュレーション体験できるコーナーや、動画生成モデル「Veo」・画像生成モデル「Nano Banana」を使った作品づくり、Google DeepMindの技術でテキストから3D空間を生成する体験も用意されています。

地下1階はサポート・受け取りフロアです。
専任スタッフが常駐し、店頭でのトラブル対応やPixel端末の修理、初期設定のサポートを受けられるほか、オンラインで注文した商品の店頭受け取りにも対応しています。
サステナビリティへの取り組みを紹介する展示も設けられているようです。

Shiritomo GADGET編集部の考察

今回の出店で見逃せないのは、地下1階に「店頭修理」の窓口を独立したフロアとして構えたことです。
スマートフォンを買うときの不安の多くは、購入後のトラブルにどう対処できるかという点に集中します。
修理や初期設定を人が対面でサポートする拠点を作ったのは、Pixelというブランドに「壊れても持ち込める場所がある」という安心材料を与える狙いがあると考えられます。
海外メーカーのスマートフォンが日本市場で伸び悩む一因は、この手厚さの差にあると言われてきました。
加えて、AI体験フロアにも製品展示に劣らないスペースを割いているとみられ、Pixelを「AIを使うための道具」として印象づける構成になっている点も興味深いところです。
ハードウェアの性能そのものよりも、それをどう体験させ、どう支え続けるかに投資したのが今回の店舗と言えそうです。

まとめ

「Google Store 表参道」は、芸能人が花を添えた開店イベントの向こう側に、Pixelの購入から体験、修理までを一箇所でつなぐ店舗としての実体がありました。
気になった方は、通常営業の10時〜20時に足を運んでみるとよさそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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店舗の詳細やフロア構成については、公式情報も確認しておくと理解が深まります。