「ストーリークリア後のほうが面白いって聞いたので」――13年前の3DSを引っ張り出す人が続出中
「妖怪ウォッチ、ストーリークリア後のほうが面白いって聞いたので駆けつけました」。
そんな一言に、2万件を超える「いいね」が集まっています。
投稿主はgonsan_vlさん。
2013年に発売された3DS用RPG『妖怪ウォッチ』のクリア後、つまり「エンディングを見た後」の展開を目当てに再びコントローラーを握った、という内容です。
発売から13年が経ったゲームの、しかも本編クリア後の話題がここまで伸びるのは珍しいことです。
その前日には、YouTuberのMasuoTVさんも「妖怪ウォッチ1をやる予定です」と配信を予告していました。
個別のプレイヤーが示し合わせたわけでもないのに、似たタイミングで同じ作品に手を伸ばしている――この記事では、なぜ今『妖怪ウォッチ』の再プレイ熱がXで広がっているのか、そして「今から遊ぶならどうすればいいのか」を調べてまとめました。
先に結論をまとめると:
– 話題の中心は「クリア後の方が面白い」という口コミで、これは2013年発売の3DS版オリジナル『妖怪ウォッチ』の話です
– 3DS実機がなくても、2021年配信のスマホ版(iOS/Android、2,000円)で今から遊べます
– 『妖怪ウォッチ ぷにぷに』では2026年4月に新章「名探偵 猫又之助」が発表され、シリーズ全体への注目が続いています
「クリア後が面白い」投稿に2万いいね、配信予告も相次ぐ
gonsan_vlさんの投稿には、部屋の中を写した写真が添えられていました。
クローゼットの扉と段ボール箱が写る室内の写真で、天井から扉にかけて人物の姿がうっすらと透けて重なるような、二重露光めいた仕上がりになっています。
何を意図した加工なのかは投稿本文に説明がなく、確かなことは言えませんが、「妖怪」をテーマにした作品への反応として見ると、どこか意味深に映る一枚です。

投稿本文が伝えているのは「ストーリークリア後の方が面白い」という評判を聞きつけて駆けつけた、という事実だけです。
「いいね」は2万件を超え、リポストも847件・引用92件に達しており、単なる懐古ではなく「今からでも遊びたい」という熱量がうかがえます。
妖怪ウォッチ、ストーリークリア後のほうが面白いって聞いたので駆けつけましたhttps://t.co/UF0ttcYQKy pic.twitter.com/aXSOrBw5UM
— GON (@gonsan_vl) 2026年8月16日
同じ話題圏では、YouTuberのMasuoTVさんが配信予告を投稿していました。
今日は21時から配信します📺 妖怪ウォッチ1をやる予定です🎮
今日は21時から配信します📺
— MasuoTV(マスオ) (@masuotv) 2026年8月15日
妖怪ウォッチ1 👻👾をやる予定です🎮
いいね数こそ400件台とgonsan_vlさんの投稿には及びませんが、「今夜プレイする」という宣言型の投稿が同時多発的に出てくるのは、単発のバズとは違う広がり方です。
ここで気になるのは、この盛り上がりが「懐かしさ」だけで説明できるのか、それとも実際に今遊びやすい環境が整っているからなのか、という点です。
13年前のRPGが今も遊べる理由
そもそも『妖怪ウォッチ』はいつ・どんな作品だったのか
『妖怪ウォッチ』は、レベルファイブが2013年7月11日に発売したニンテンドー3DS専用のRPGです(レベルファイブ公式発表)。
パッケージ版・ダウンロード版ともに4,800円(税込)で、主人公が「妖怪ウォッチ」という腕時計型アイテムを使い、身の回りに潜む妖怪を仲間にしながら日常の謎を解いていく内容です。
当時は社会現象と呼べるほどのヒットとなり、続編やアニメ、映画へとシリーズが拡大していきました。
gonsan_vlさんが触れていた「ストーリークリア後」というのは、この本編部分をクリアした後に開放される、いわゆるポストゲームの領域を指すと考えられます。
RPGにおけるポストゲームは、本編で描き切れなかったやり込み要素(強い妖怪との対戦、隠しダンジョンなど)を用意することでプレイ時間を伸ばす設計が一般的で、13年経った今もこの評判が語り継がれている、という見方ができそうです。
3DS実機がなくても今から遊べるのか
3DSは既に生産が終了しているハードです。
3DSの購入を本気で検討したくなる人がいても不思議ではありません。
ただ、実機を持っていなくても遊ぶ手段は用意されています。
『妖怪ウォッチ1 スマホ』というタイトルで、2021年7月10日からiOS/Android向けに配信されており、価格は2,000円(税込)です(レベルファイブ公式ページ)。
ただし公式ページによると、3DS版やSwitch版にあった「通信対戦」「すれちがい通信」「ふしぎなレンズ」といった通信・カメラ連動の機能はスマホ版には搭載されていません。
ストーリーを追体験する目的であれば十分ですが、対戦機能を目当てにしていた人には注意が必要な点です。
ぷにぷにの新ストーリーは再燃と関係あるのか
シリーズ全体を見渡すと、2026年8月時点でも動きが止まっていません。
2026年4月10日に配信されたレベルファイブのオンライン番組「LEVEL5 VISION 2026 匠」では、『妖怪ウォッチ ぷにぷに』内で展開する新企画「名探偵 猫又之助」が発表されました(電撃オンライン)。
明治時代後期を舞台に、小説家「夏目漱石」と、金魚鉢に落ちて妖怪「猫又」になってしまった猫が事件を解決していく、シリーズの続編にあたるストーリーだと報じられています。
さらに、2026年7月11日には『妖怪ウォッチ』が13周年を迎え、Xでは祝福の投稿が多く見られました(弊誌でも過去に取り上げています)。
本編発売から13年、ぷにぷにの配信からも10年以上が経っていますが、新規ストーリーの発表と旧作の再評価がほぼ同じ時期に重なっているのは、単なる偶然というより、シリーズ側が継続的に話題を作り続けてきた結果とも読めます。
Shiritomo GAME編集部の考察:ポストゲームの評判は「言葉」で13年生き残る
今回の一件で興味深いのは、話題になったのが最新情報でも公式のセールでもなく、「クリア後の方が面白い」という13年前からの口コミそのものだった点です。
ゲームのポストゲーム部分は、攻略サイトやレビューでは点数化しにくく、埋もれがちな要素です。
それが個人の一言としてXに投稿され、2万件近い反応を集めた事実は、口コミの寿命がパッケージの発売年に縛られないことを示しています。
レベルファイブ側から見れば、13周年イベントや新章発表といった能動的な施策と、こうした受動的な口コミの再燃が同時に起きているのは理想的な状況でしょう。
プレイヤーの記憶に残っている「本編後半こそが本当の面白さ」という評判は、公式が作ったキャッチコピーよりも説得力を持ちやすいものです。
ノスタルジー系コンテンツを長く展開していく上で、こうした個人の発言をどう拾い上げるかは、今後も注目したい視点です。
まとめ
『妖怪ウォッチ』の再プレイ熱は、13年越しの口コミがきっかけで広がったものでした。
3DS実機がなくてもスマホ版で本編は追体験でき、シリーズ側も『ぷにぷに』の新ストーリーで動き続けています。
懐かしさだけでなく、今も遊べる・追いかけられる環境が整っていることが、この盛り上がりを後押ししているようです。
