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「医者としてSNSでとるべき姿勢は”””こう”””」817いいね、ヤンデル先生にしかできない笑いの理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月17日 更新
「医者としてSNSでとるべき姿勢は”””こう”””」817いいね、ヤンデル先生にしかできない笑いの理由

「医者としてSNSでとるべき姿勢は”””””こう”””””」。
5つの引用符に挟まれたその一言に添えられていたのは、13いいねしか付いていない過去の投稿のスクリーンショットでした。
中身は「平家物語鈴木雅之『祇園祇園 精舎精舎ない』」という、意味を取ろうとするだけ無駄な言葉遊びです。

この投稿に、817件の「いいね」が集まりました。

専門家アカウントがSNSでどう振る舞うべきか、悩んだことがある人には特に刺さる構造の投稿です。
何がここまで人を笑わせたのか、投稿者の背景から読み解いてみます。

先に結論をまとめると:
– 投稿者は「病理医のSNS活用」を著書で論じてきた本人であり、”専門家がSNSでとるべき姿勢を教える”という体で、あえて中身のない駄洒落投稿を”正解”として提示する自己言及的なギャグになっている
– 元投稿は24,616インプレッション(表示された延べ回数)・817いいねを記録し、”まじめな指南”を期待した読者の意表を突く構成が拡散の起点になったとみられる
– 専門家・企業アカウントがSNSで発信する際、常に教育的・権威的である必要はなく、自分の肩書きを逆手に取ったユーモアが好意的に受け止められる余地があることを示す事例

Xで広がった「医者のSNSの正しい姿勢」

投稿主は「病理医ヤンデル(2期)」(@Dr_yandeta)。
プロフィールをたどると、この投稿者は病理医としての本名・肩書きを公表し、著書で「医師がSNSでどう情報発信すべきか」をたびたび論じてきた人物です。
2026年8月時点のフォロワー数はおよそ28,100人。
アカウント名に含まれる「2期」という表記から、過去に一度アカウントを作り直した経緯があるとみられますが、具体的な理由は公開情報からは確認できませんでした。

投稿文は「医者としてSNSでとるべき姿勢は”””””こう”””””」というシンプルな一文で、5つの引用符を重ねた大げさな強調が、いかにも”正しい作法を教えます”という体裁を装っています。
ところが添えられた画像は、13いいねしか付いていない過去の投稿のスクリーンショット。
中身は『平家物語』の書き出し「祇園精舎の鐘の声」と歌手・鈴木雅之さんの楽曲でおなじみの語尾”〜ない”を掛け合わせただけの、意味のない言葉遊びでした。

この投稿は24,616インプレッション、817いいね、148リポスト、12件の返信を集めています。
投稿単体の反応としては決して爆発的な数字ではありません。
ただ、”専門家によるSNS指南”というテーマの投稿として見ると、伝えたい教訓がまったく存在しないという構成自体が反響を呼んだと考えられます。

なぜこの投稿がバズったのか

「専門家がSNS作法を語る」という文脈があったから成立するボケ

この投稿が単なる駄洒落紹介ではなく多くの人の目に留まった背景には、投稿者が「医師のSNS活用」を実際に論じてきた人物だという文脈があります。
「専門家がまじめな作法を教えてくれる」という期待を前提に置いたうえで、その”正解”として中身のない冗談を提示する落差が、笑いの構造そのものになっています
同じ投稿を無名アカウントが行っても、ここまでの反響にはならなかったと考えられます。

反応数が示す「小さいのに刺さる」バズの形

817いいねという数字は、いわゆる大規模バズと比べると控えめです。
ただし24,616インプレッションに対する反応率で見ると、単純接触した人のうち一定割合がわざわざ反応を残しています。
“内輪でよく分かる人にはよく分かる”タイプの拡散だったことがうかがえます。
医療従事者やSNS運用に関心のある層など、文脈を理解できる読者の間で濃く共有された可能性がありそうです。

専門家アカウントが”権威を脱ぐ”タイミングの妙

医師・専門家のSNSアカウントは、往々にして「正確な情報を、誠実に、分かりやすく」発信することを求められます。
今回の投稿は、その期待そのものを茶化す形で、専門家アカウントでも肩の力を抜いた発信をしてよいというメッセージを、説教くさくならずに伝えています。
まじめな属性を持つアカウントほど、あえて脱力したユーモアを挟んだときのギャップが大きく効くという一例と言えそうです。

Shiritomo編集部の考察:専門家アカウントの”隙”は信頼を削らない

企業や専門家のSNSアカウントほど、「間違った発信をしてはいけない」というプレッシャーから、常に正しく・有益な情報だけを発信しようとしがちです。
しかし今回のような事例は、普段まじめな発信をしているアカウントだからこそ、たまに見せる脱力した投稿が信頼を損なうどころか好意的に受け止められることを示しています。
運用担当者としては、専門性の高い発信を続ける中に、あえて力の抜けた投稿を挟むタイミングを意識的に作ることで、フォロワーとの距離を縮める効果が期待できるかもしれません。
ただし今回は元々の信頼の蓄積があってこそ成立したギャグであり、実績のないアカウントがいきなり同じことをしても同じ反響にはならない点には注意が必要です。

まとめ

「専門家がSNS作法を教える」という期待を裏切る形で、中身のない冗談を”正解”として提示したこの投稿は、投稿者自身の実績と文脈があってこそ成立するユーモアでした。
専門家アカウントでも、時にはその肩書きを自分でいじる余白が、フォロワーとの距離を縮めるきっかけになりそうです。

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