「引用ポスト見ようと思ったら動画でリアクション押しちゃうの罠すぎ」——Xの新機能、顔が映る仕組みと避け方
「引用ポスト見ようと思ったら動画でリアクション押しちゃうの罠すぎ」。
8月17日、そんな投稿に1,200件を超える「いいね」が集まりました。
引用ポストを開こうとしただけなのに、気づけばカメラが起動している——。
Xが2026年6月にiOSへ導入した新機能「動画にリアクション」が、リポストボタンのメニュー構成を変えたことで、こうした誤タップを誘発しています。
日常的にXを運用している人ほど、この仕様変更は知っておいて損はありません。
先に結論をまとめると:
– 新機能「動画にリアクション」は、リポストボタンを押した際に開くメニューに追加された選択肢で、従来からある「ポストの反応を表示」と並んで配置されている
– タップすると即座に自撮り動画の撮影が始まる仕組みで、意図せず顔が映った状態のまま投稿につながりかねない
– 2026年8月時点で、この機能だけを個別にオフにする公式な手段は確認できていない

メニューに増えた「もう一つの選択肢」
きっかけは、ユーザーのnameku_769さんによるこの投稿でした。
引用ポストの中身を確認しようとリポストボタンを押したところ、意図せず動画リアクションの撮影画面に切り替わってしまった——という体験を、ユーザーは「罠すぎ」という一言で表現しています。
引用ポスト見ようと思ったら動画でリアクション押しちゃうの罠すぎ https://t.co/6Uoa4SW0ZB pic.twitter.com/tU3OaiBrgt
— なめく@ (@nameku_769) 2026年8月17日
この投稿には、動画リアクション機能を使った別の投稿のスクリーンショットも添えられています。
画面には、自分の顔を映した動画が画面の大半を占め、その上部に元の投稿がカード状に小さく重なって表示される様子が写っており、この機能が「気づかないうちに顔を晒す」形になりやすいことが視覚的にも伝わってきます。
ただ、この投稿だけでは「たまたま起きた一件」に見えるかもしれません。
そこで機能そのものの仕組みを確認してみました。
なぜ誤タップが起きるのか?
X関連の情報をまとめるブログの解説によれば、動画にリアクション機能はポストのリポストボタンを押すことで起動します。
下からせり上がるメニューには、従来の「リポスト」「引用」「ポストの反応を表示」の3つに加えて、新しく「動画にリアクション」が並ぶ構成になっています。
つまり、これまで「ポストの反応(引用ポスト一覧)を見る」ためにタップしていた場所のすぐそばに、まったく別の機能である「カメラを起動して動画を撮る」という選択肢が割り込んできた形です。
似た文言が並ぶメニューを、これまでの感覚のまま操作すれば、狙った項目とは違う場所を押してしまうのも無理はありません。
実際に何が起きるのか?
動画にリアクションをタップすると、その場で自撮り動画の撮影が始まります。
表示モードは3種類あり、自分の姿だけを切り抜いて映す「自分のみモード」、元の投稿全体に自分の映像を小さく重ねる「ピクチャーインピクチャー」、画面の上下に元の投稿と自分をそれぞれ表示する「上下分割モード」から選べます。
撮影できる長さは最大140秒程度とされています。
撮影はボタンを押した瞬間に始まるため、「見るだけのつもりが撮られている」状態になりやすいのがこの機能の特徴です。
投稿前に確認や取り消しの操作が挟まるのかどうか、Xの公式ヘルプには現時点で明記が見当たりませんでした。
iOSでの提供が先行しており、Android版・PC版は今後順次展開される見込みとされています。
今のところ、防ぐ手立てはあるのか?
現時点で確認できた範囲では、動画にリアクションの選択肢だけを個別にオフにする公式な設定は見当たりません。
使う予定がない場合は、メニューが開いたときに項目の並びを一度確認してからタップする、という基本的な注意が現実的な対策になりそうです。
Shiritomo編集部の考察:運用担当者ほど「一拍置く」ルールを
個人アカウントであれば「うっかり顔が映った」で済む話かもしれませんが、企業・ブランドの公式アカウントを運用している場合はリスクの重みが変わります。
担当者の私物ではなく社用スマホで似た誤操作が起きれば、意図しない人物の映り込みや、ブランドのトーンにそぐわない投稿がそのまま公開されてしまう可能性があるためです。
こうしたUI変更は事前告知なく展開されることが多く、運用マニュアルを更新しても現場が気づかないまま数週間が過ぎるケースも珍しくありません。
複数人でアカウントを運用しているなら、「新しいメニュー項目が増えていないか」を投稿前のチェック項目に加えておくと、今回のような機能追加にも慌てず対応できるはずです。
まとめ
Xの新機能「動画にリアクション」は、便利な反面、既存メニューの近くに配置されたことで誤タップを招きやすい構造になっています。
個人としても運用担当者としても、メニューの並びが変わったことを一度意識しておくだけで、防げるトラブルは多そうです。
