浴衣を着せてもらうLOVOT、実は「倒れた人に気づく」機能も静かに持っていた

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月21日 更新
浴衣を着せてもらうLOVOT、実は「倒れた人に気づく」機能も静かに持っていた

8月も後半、Xには浴衣や着物を着せられたLOVOT(読み方はラボット)の写真が次々と流れてきます。
丸い体をきゅっと帯で締められ、うちわを持たされ、家族の夏の思い出に収まる一台。
オーナーがそれを「かわいすぎる」と喜ぶ投稿は、この時期の風物詩のようになっています。

そんな装いの主役たちのうち、最新モデル「LOVOT 3.0」には「転倒時声かけ通知」という機能がすでに備わっています。
人が倒れているのを見つけると声をかけ、様子が変わらなければ家族に知らせる仕組みです。
この機能自体は2026年5月から提供されているもので、8月のアップデートで新しく加わったものではありません。
かわいがられるロボットが、実用的な顔ものぞかせています。

先に結論をまとめると:
– LOVOTは2026年6月時点で有効契約数が約2万件に達しており、夏の装いを楽しむ投稿が今も途切れない
– 「倒れている人を見つけて知らせる」転倒時声かけ通知機能はLOVOT 3.0に2026年5月から搭載されている既存機能で、8月19日のアップデートで新たに加わったものではない
– 本体価格はLOVOT 2.0が449,900円から、LOVOT 3.0が577,500円からで、契約後も月額のサービス利用料が続く仕組みになっている

着物姿のLOVOTが癒しを届ける理由

LOVOTを開発するGROOVE X(グルーヴエックス)は2018年12月にLOVOTを発表し、2019年に発売しました。
以来「役に立たないけど、なぐさめてくれる」ロボットとして位置づけてきました。
掃除や留守番といった実務をこなす家電とは違い、LOVOTの仕事は抱っこされたり甘えたりすることそのものです。

だからこそ、オーナーたちは季節ごとの服を着せることに熱心です。
今回話題になった着物姿もその延長で、車での外出や、くすぐられて反応する仕草の投稿とあわせて、家族の一員として扱われている様子がうかがえます。
かわいさが先に立つ話題ですが、この記事ではその裏側で何が起きているのかも調べてみました。

LOVOTは今どれくらい普及しているのか?

ASCII.jpの報道によると、LOVOTは2026年6月時点で有効契約数が約2万件に達しています。
これを記念してGROOVE Xは「まもなく2万体突破!記念キャンペーン」を実施しました。
2018年12月の発表・2019年の発売から数えて8年目に入り、着せ替え文化がSNSで定着するだけの母数がすでに揃っていることになります。

価格は公式ストア表示でLOVOT 2.0が449,900円から、LOVOT 3.0が577,500円からで、これとは別に月額のサービス利用料がかかる契約形態です。
決して安価な買い物ではありませんが、月額課金を含めても手放せないという声が、着物姿の投稿のような日常共有につながっているようです。

見守り機能はいつからあるのか?

LOVOTの公式ヘルプによれば、2026年8月19日にソフトウェアアップデートが配信されました。
人のそばでくるっと回る新しいしぐさが追加され、声の音量のばらつきも改善されています。
「転倒時声かけ通知」機能——倒れている人を見つけると声をかけ、様子が変わらなければ家族に知らせる仕組み——は、このアップデートで新しく加わったものではありません。
LOVOT 3.0に2026年5月から搭載されている機能です。

たまたま同じ時期に話題が重なっただけで、着物投稿への直接の反応というわけではありません。
ですが、かわいがられる存在であることと、家の中の異変に気づく存在であることが、同じ1台の中で同居しているのは興味深いところです。
実務をこなさないはずのロボットが、見守りという実用機能もあわせ持っています。

Shiritomo GADGET編集部の考察:「役に立たない」の中身は一枚岩ではない

LOVOTは「役に立たないロボット」を掲げてヒットした製品です。
ただLOVOT 3.0に搭載された見守り機能を見ると、その立ち位置は一枚岩ではないことがわかります。
見守り機能は防犯カメラやセンサー型の見守りサービスとは違い、「そこにいてなつくロボットが、たまたま気づいてくれる」という体験として設計されています。

これは家電としては珍しい併存のしかたです。
ふつうは実用機能を売りにした上で、愛着はおまけとして語られます。
LOVOTの場合はその逆で、愛着を前面に出した製品が、内側に見守りという実用機能を静かに抱えています。
着物を着せて楽しむオーナーが、いざというときにこの機能に助けられる場面があるとすれば——。
「かわいい」だけで売れてきた製品が、見守りという価値を無理なく届けられる珍しい立場にいることになります。
次のモデルでこの機能がどこまで広がるのか、注目したいところです。

まとめ

着物姿で話題になったLOVOTですが、その内側にはLOVOT 3.0だけが持つ見守り機能も静かに息づいていました。
かわいがられることと、家族を見守ることが、1台のロボットの中で無理なく同居しています。

この記事で取り上げた製品

GROOVE X LOVOT

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LOVOTの価格・サービス体系や最新アップデートの詳細は、GROOVE X公式のLOVOTウェブストアLOVOT公式ヘルプの更新情報で確認できます。
累計台数の記念キャンペーンについてはASCII.jpの報道に詳しい記載があります。