「話題は静かなのに登録3000万人」Once HumanのPS5参入が「今さら」ではない理由
『Once Human』のPS5・Xbox Series X|S版が8月26日(日本時間)に配信開始されました。
ただ、公式アカウントの告知ポストへの反応は、いいね27件。
新作の発表としては、かなり静かな滑り出しです。
一見すると地味な数字ですが、そこには理由があります。
『Once Human』はコンソール版が初お披露目の新作ではなく、PC版だけで累計登録3000万人を超えた、すでに知名度の確立した大型タイトルだからです。
今回の配信開始は、既存ファンにとっては「発見」ではなく「移植の到着」に近い出来事だったと言えそうです。
先に結論をまとめると:
– 『Once Human』PS5・Xbox Series X|S版が8月26日(日本時間)配信開始、一人称視点やクロスプレイ・クロスプログレッションに対応
– PC版の登録者数は累計3000万人超だが、Steam同時接続はピークの約23万人から2万人台まで落ち着いている
– 終盤コンテンツの単調さや進行リセット(ワイプ)への不満も継続しており、コンソール版はここへの回答が問われる
なぜ発表への反応はこんなに静かだったのか
コンソール版のリリースを告げた公式ポストがこちらです。
奇妙な終末サバイバルの世界が、さらに広がる!🌌
— NetEase Games (@NetEaseGames_JP) 2026年7月10日
『Once Human』が2026年8月25日、ついにPS5 / XBOX Series X|Sに登場!
この世界では、デビエーションと戦うだけではなく、その力を利用して生き延びろ。
👁️ 一人称/三人称視点をシームレスに切り替え可能
🎮… pic.twitter.com/3IRPrSXqFW
投稿はもともと7月10日、発売の1カ月以上前に出されたもので、いいね数は27件にとどまっています。
同じタイミングで引用ツイートを探しても、目立った反応は見当たりませんでした。
派手なバズが起きなかった理由を探るには、このゲームがどういう経緯をたどってきたかを押さえておく必要がありそうです。
調べて分かったこと
「Once Human」とはどんなゲームなのか
『Once Human』は、謎の物質「スターダスト」に侵された終末世界を舞台にした基本無料のオープンワールドサバイバルゲームです。
PC(Steam)版は2024年7月10日に配信が始まり、モバイル版は2025年4月に追加されました。
資源集めや拠点構築、怪異との戦闘、PvPまで幅広く遊べる内容で、リリースから1カ月ほどで累計登録者数3000万人に達したと報じられています。
コンソール版で何が変わったのか
今回のPS5・Xbox Series X|S版では、新たに一人称視点への切り替えが可能になったほか、クロスプレイ・クロスプログレッションに対応し、PC・モバイル版のプレイヤーと引き続き遊べる形になりました。
PS5版ではDualSenseコントローラーの振動やトリガー機能にも対応しています。
配信初日から300時間を超えるコンテンツが用意されており、10月には海洋を舞台にした大型アップデート「オーシャン編:禁断の島」の配信も予定されています。
数字の裏にある課題は何か
登録者数だけを見ると勢いのあるタイトルに見えますが、Steamの同時接続プレイヤー数は発売直後のピーク約23万人から、2万人台まで落ち着いているのが実情です。
PlayStation Storeでの評価は5つ星中4.07と悪くない一方、プレイヤーからは「レベルキャップ到達後の周回作業が単調」「進行をリセットするワイプシステムへの反発」「有料コスメティックの実装頻度が新コンテンツより高い」といった不満も継続的に指摘されています。
コンソール版という新しい入口を得たいま、これらの終盤の課題にどう向き合うかが、次のフェーズの焦点になりそうです。
Shiritomo GAME編集部の考察:コンソール参入は「起爆剤」ではなく「延命策」
PC・モバイルで一定の到達点を迎えたライブサービス型タイトルがコンソールに参入する動きは、『Once Human』に限った話ではありません。
同接数がピークから落ち着いたタイミングでの展開は、新規層の獲得よりもプラットフォームをまたいだ延命に近い戦略と見るのが実態に近いでしょう。
実際、今回のポストが静かだったのも、驚きの新情報ではなく「知っている人にとっての選択肢が増えた」というニュースだったからだと考えられます。
今後注目すべきは、コンソール版でどれだけ新規プレイヤーを取り込めるかよりも、10月の海洋アップデートのような継続コンテンツで、既存ユーザーの離脱をどれだけ抑えられるかという点です。
まとめ
『Once Human』のPS5・Xbox版は静かな滑り出しでしたが、その背景にはPC版ですでに3000万人規模の登録者を抱える既存タイトルという事情がありました。
焦点は新規獲得よりも、終盤コンテンツの課題を解決しながらプレイヤーをどれだけ維持できるかに移っています。
さらに深掘りしたい方へ
コンソール版の対応機能やリリース詳細は、NetEase Gamesの公式発表にまとまっています。
Once Human コンソール版のリリース情報 | NetEase Games
プレイヤー数の推移や終盤コンテンツへの不満については、BigGo ファイナンスの記事が詳しく伝えています。