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Xアルゴリズム不満でmixi2に注目集まる

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年5月18日 更新
Xアルゴリズム不満でmixi2に注目集まる

「Xのアルゴリズム、もう疲れた」。
そんな投稿が増えるなか、静かに注目を集めているSNSがある。
mixi2だ。

2026年に入り、Xのアルゴリズム変更がクリエイターやマーケターの間で大きな話題になっている。
新システム「Phoenix」は、xAIが2026年1月にGitHubで公開したTransformerベースの候補抽出・ランキングモデルで、ユーザーの過去のエンゲージメント履歴や投稿の埋め込み表現をもとに配信を最適化する仕組みだ。
初期にはGrok-1由来のTransformerを試験採用していたが、現行版は独自実装とされる。
一見するとユーザーに便利なように聞こえるが、クリエイターの間では「外部リンクを含む投稿はインプレッションが減少する」と長らく言われてきたが、X社のイーロン・マスクCEOは2026年8月、この措置について「1年以上前からやっていない」と述べており、少なくとも現在は該当しない可能性が高い
ブログや作品ページへのリンクを貼れば貼るほど、投稿が届かなくなるのだ。

これまで情報発信の主戦場として機能していたXが、アルゴリズムの「ゲーム」に変わりつつある。
そんな閉塞感を背景に、国産SNS「mixi2」への関心が高まっているとの声も聞かれる。

mixi2とは何者か

mixi2は2024年12月16日にMIXI社がリリースした短文テキストSNSだ。
サービス開始からわずか1週間で登録者数が120万人を突破し、国内SNS市場に久々の新風を吹き込んだ。

最大の特徴は、「アルゴリズムによるタイムラインの個別最適化を行わない」という設計方針だ。
フォローしている人の投稿が時系列順に流れてくる。
シンプルに聞こえるが、今のSNS市場ではこれが珍しい。
XもInstagramもTikTokも、プラットフォーム側が「あなたが好きそうな投稿」を選んで表示する仕組みを採用している。

mixi2のプロデューサーは「つながった人、つながりたい人とのコミュニケーションをより密にしたい」と語っている。
バズ投稿を優先的に見せるのではなく、自分でフォローした相手の投稿をちゃんと見せる——そのシンプルな約束が、アルゴリズムに疲れたユーザーには心地よく映るようだ。

また、完全招待制を採用しており、18歳未満の利用を制限している。
コミュニティ機能とイベント機能を備え、同じ趣味・関心を持つ人が集まる場所を作れる点も、旧来の「mixi」的な温かさを受け継いでいる。
投稿に対しては絵文字での「リアクション」ができ、文字を大きくしたり跳ねさせたりする「エモテキ」機能で感情を表現できるのも特徴だ。
気軽に反応しやすい設計が、ユーザー同士の距離を縮めている。

クリエイターが注目する「AI学習なし」の姿勢

実はmixi2の注目が高まったもう一つの理由がある。
生成AIに関するポリシーの明確化だ。

2025年1月、mixi2は「ユーザーが投稿したイラストや写真を、生成AIモデルのトレーニングデータとして利用しない」と明言した。
さらに第三者によるスクレイピングやクローリングも利用規約で禁止している。

mixi2公式アカウントもX上でこの方針を発信している。

AIによる著作権侵害への懸念が高まるなか、プラットフォーム側がこれほど明確な立場を示すのは珍しい。
イラストレーターやフォトグラファーなど、作品をSNSで公開するクリエイターがmixi2に安心感を覚えているのは、こうした背景がある。

Xでは2024年以降、「インプレゾンビ」問題も深刻化した。
クリエイター広告収益分配プログラムの報酬目当てで、バズ投稿に群がるアカウントが増加し、タイムラインの質が下がった。
アルゴリズム問題だけでなく、プラットフォーム全体の雰囲気が変わってしまったと感じているクリエイターも少なくない。

一方、mixi2では「やさしいことばで返信しよう」というメッセージがUIに組み込まれており、デザインレベルで温かい空気感を演出している。
猫部などの動物コミュニティが「ほっこり感満載」と評されるのも、そういった設計思想の表れだろう。

また、mixi2はAIの活用と連携にも積極的で、「MIXI MEETUP!AI DAY 2026」向けのコミュニティを展開するなど、AI技術そのものを排除するのではなく、ユーザーの権利を守りながら共存する路線を打ち出している。

まとめ

Xのアルゴリズム変更が進むなか、「静かに、気持ちよく、つながれる場所」を求めるユーザーの需要が顕在化している。
mixi2は時系列表示・招待制・生成AI学習なしという三つの軸で、そのニーズに応えようとしている。
BlueskyやThreadsと並んでXの移行先候補として語られることが増えており、特にクリエイター層への訴求力は今後さらに強まるかもしれない。
SNSが数多く並立するなかで、どのプラットフォームが「信頼できる場所か」という視点は、これからますます重要な選択基準になっていく。
AIとSNSが交差するこの時代、プラットフォームの設計思想そのものが問われている。

【訂正】(2026年8月21日)
公開当初の記述に誤りがありました(外部リンクを含む投稿はインプレッションが30〜50%減少するという厳しい現実がある)。
一次情報を確認したところ2023〜2025年ごろに外部リンク付き投稿が20〜50%程度リーチを制限されていたとする分析は複数存在するが、X社のイーロン・マスクCEO本人が2026年8月1日、Paul Grahamらとのやり取りの中で「We haven’t for over a year(1年以上前からそのようなことはしていない)」と明言しており、少なくとも記事執筆時点の2026年においてこのペナルティが現行の事実として存在するという記述は一次情報(本人発言)と食い違う。
該当箇所を修正しています。
公開当初の記述に誤りがありました(新システム「Phoenix」はAI「Grok」を活用して投稿の意味を文脈単位で解析し、ユーザーの興味に最適化した配信を行う仕組み)。
一次情報を確認したところPhoenixという名称自体はxAIが公開したX公式リポジトリで実在が確認できたが、公式READMEによれば現行版はGrokそのものではなく独自実装のTransformerであり、「投稿の意味を文脈単位で解析」ではなくSemantic ID(マルチモーダル埋め込みからの量子化コード)とユーザーの過去エンゲージメント履歴を用いたランキングである。
初期に一時的にGrok-1由来のサンプルTransformerを採用していた事実はあるが、現行版とは異なると明記されており、記事の仕組み説明は一次情報と食い違う。
該当箇所を修正しています。
読者のみなさまにお詫びして訂正いたします。