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ロボットが東京に集まった——Humanoids Summit Tokyo 2026開幕、フィジカルAIの最前線を見た

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年5月28日 更新
ロボットが東京に集まった——Humanoids Summit Tokyo 2026開幕、フィジカルAIの最前線を見た

高輪ゲートウェイの会場に、ロボットたちが並んでいる。

コーヒーを運ぶロボット、記念撮影に応じるロボット、腕だけで細かい作業をこなすロボットアーム。
今日2026年5月28日から、東京でヒューマノイドロボットの世界会議「Humanoids Summit Tokyo 2026」が開幕しました。

これまでシリコンバレーやロンドンで開かれてきたこのサミットが、アジアに来るのは初めてです。
Google DeepMindの責任者や大阪大学の石黒浩教授をはじめ、世界40社以上が集結するこのイベント。
なぜいま東京なのか、現場で何が起きているのか、調べてみました。

なぜ「いまアジア初開催」なのか

Humanoids Summit は、ヒューマノイドロボットとフィジカルAI(Physical AI:AIが実際に物理的な身体を持ち、現実世界で動作する技術)に特化した国際会議です。
2026年5月28〜29日、高輪ゲートウェイコンベンションセンターで開催。
参加者は2000人超、出展社45社以上が集まります。

東京が選ばれた理由は、日本のものづくりの底力にあります。
AIの大規模言語モデル競争では米中に後れをとった日本ですが、精密な機械設計・センシング・制御技術には長年の蓄積があります。
主催者は「日本がフィジカルAIで世界をリードできる」と宣言しています。

イベント開幕前から、X では期待の声が広がっていました。

「石黒浩教授によるGeminoidライブデモ、Google DeepMindほか世界のトップ企業が登壇」という投稿が注目を集めました。

世界最大級という規模への期待が伝わってきます。

現場で何が起きているか

基調講演に立つのは、大阪大学教授でアンドロイド研究の第一人者、石黒浩氏。
自身の分身ロボット「Geminoid(ジェミノイド)」のライブデモも予定されています。

Google DeepMindからは責任者クラスが登壇し、フィジカルAIにおける大規模モデルの応用について語る見通しです。
トヨタ、Disney Research、McKinsey & Companyなど、産業・エンタメ・コンサルティングにまたがる多様な組織が顔を揃えているのも印象的です。

会場では、日本のロボットスタートアップも存在感を示しています。

先日30億円を調達したアトム株式会社(東京・江東区)は、双腕二足歩行型ヒューマノイドを製造業・物流向けに開発中。
カーネギーメロン大学出身の青木俊介代表が率い、「日本のGDPを1%押し上げる」と意気込みます。
今回のサミットで、こうした国内勢が世界の投資家・研究者と直接接点を持てることの意義は大きいでしょう。

GMOインターネットグループも参加しており、ヒューマノイドを接客や物流に活用するビジョンを展示しています。

政府も動き始めた

この流れは民間だけではありません。
日本政府はAIロボット市場でのシェア30%獲得を目標に掲げています。
今回のサミットには国会のロボット議員連盟のメンバーも参加しており、政策立案の場にもなりえます。

少子高齢化と人手不足が深刻化する日本にとって、ヒューマノイドロボットは対症療法ではなく、産業構造そのものを変える可能性を持っています。
製造業の現場経験を持つ日本企業がフィジカルAIに本腰を入れ始めたこのタイミングは、後から振り返れば重要な転換点かもしれません。

「動くAI」が問いかけること

これまで私たちが触れてきたAIの多くは、画面の中で文章を生成し、画像を作り、コードを書く「デジタルなAI」でした。

フィジカルAIが問いかけるのは、AIが身体を持ったらどうなるか、という問いです。
コーヒーを運ぶだけではなく、手術を補助し、製造ラインを担い、介護の現場に立つ。
そのレベルに近づいているロボットが、今日の東京に集まっています。

Bloomberg Televisionも現地から中継に入るこのイベント。
世界の注目が東京に向いているこの瞬間を、一つの節目として記憶しておきたいと思います。

さらに深掘りしたい方へ

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まとめ

世界のヒューマノイドロボットが東京・高輪に集まるHumanoids Summit Tokyo 2026が、本日開幕しました。
「動くAI」が現実の産業や社会に根付くかどうか、答えが出るのはこれからですが、日本がその主役になれるかもしれない——そんな可能性を感じさせる1日です。