「最後に記念撮影。」40年動いた目覚まし時計、CITIZENの赤いボディが刻んだ歳月
「40年以上前に買った目覚まし時計がついに動かなくなったので、最後に記念撮影。」フリー編集者のfujiwara_ed氏がXに投稿したこの一文に、5万7000件を超える「いいね」が集まりました。
写っているのは赤いボディに黒い文字盤、緑色の蛍光塗料で数字が浮かぶ、いかにも昭和から平成初期の家電らしい目覚まし時計です。
ガジェットの買い替えサイクルを日々追いかけている身からすると、「モノが40年動き続けていた」という事実のほうが、壊れたこと以上に気になりました。
この記事では投稿の反響と、実際に写真を確認して分かった時計の正体、そして「目覚まし時計は本来どれくらい持つものなのか」を調べた結果をまとめます。
先に結論をまとめると:
– fujiwara_ed氏の投稿(いいね57,573件)は「40年以上前に買った目覚まし時計」が動かなくなった記念撮影で、写真に写る時計は赤いボディ・黒い文字盤に「CITIZEN QUARTZ CRYSTRON」と印字されたシチズン製のものでした
– クオーツ式の目覚まし時計は一般的に寿命10年程度が目安とされますが、手入れ次第で30年以上動くケースもあると言われています
– 「目覚まし時計」というテーマ自体がXで愛着を持たれやすく、柴犬が目覚まし代わりになる別の投稿も同時期に話題になっていました
「最後に記念撮影」に共感が集まった理由
fujiwara_ed氏の投稿は、2026年9月3日に投稿されました。
文面は「40年以上前に買った目覚まし時計がついに動かなくなったので、最後に記念撮影。」というシンプルなもので、装飾も長い説明もありません。
それでもインプレッションは150万件を超え、リポストは3,600件以上、引用リポストも700件を超えました。
反応の中心にあるのは、時計の性能そのものより「40年」という年月への驚きだと考えられます。
多くの家電は10年前後で買い替えの対象になる中、目覚まし時計という日用品が半世紀近く現役だったという事実は、見た人それぞれの「実家にある古い家電」を思い出させたのではないでしょうか。
40年以上前に買った目覚まし時計がついに動かなくなったので、最後に記念撮影。 pic.twitter.com/ai26mA8M79
— 藤原編集室 (@fujiwara_ed) 2026年9月3日
ただ、投稿文だけでは時計のメーカーや色までは分かりません。
実際に写真を確認しないと、こうした細部は正しく伝わらないものです。
次の章では、写真そのものから読み取れる事実だけを整理します。
調べて分かったこと
写真に写っていたのは、実際はどんな時計だったのか
投稿に添付された写真を確認すると、時計は赤いボディに黒い文字盤という組み合わせでした。
数字は緑色の蛍光塗料で描かれており、暗い場所でも見やすくする夜光仕様と考えられます。
文字盤の中央付近には「CITIZEN QUARTZ」「CRYSTRON」という文字が印刷されているのがはっきり読み取れました。
つまりメーカーは国内時計大手のシチズンです。
時計は木目調の家具の前、フローリングの床の上に置かれて撮影されていました。
なお、投稿本文にもリプライにも型番への言及はなかったため、この記事でも型番の特定は行いません。
「CRYSTRON」とはどんな時計だったのか
CITIZEN公式サイトの製品史ページによると、CRYSTRON(クリストロン)はシチズンが1970年代に展開したクオーツ時計のシリーズ名です。
高精度なクオーツムーブメント(水晶振動子を使って時間を刻む方式)を売りにしたラインで、当時のグランドクオーツやキングクオーツと並ぶ位置づけだったとされています。
腕時計として始まったシリーズですが、同じブランド名は掛け時計や置き時計にも展開されていたようで、今回の投稿の目覚まし時計もそのひとつだったと考えられます。
40年以上前というと1970年代後半から1980年代前半にあたり、CRYSTRONというブランドが展開されていた時期とも重なります。
そもそも目覚まし時計はどれくらい持つものなのか
「目覚まし時計 寿命」という言葉は、月間110件ほど検索されている継続的な関心ごとです。
調べてみると、クオーツ式の時計は一般的に寿命10年程度が目安とされることが多いようです。
一方で、定期的に電池を交換し、ほこりや湿気を避けて保管していれば、30年以上問題なく動き続けるケースもあると紹介している情報もありました。
クオーツ時計に使われる電池には酸化銀電池とリチウム電池があり、寿命はそれぞれ2〜3年、5〜10年程度が目安とされています。
つまり、電池切れのたびに交換を続けていれば、本体の内部機構(モーターや歯車)が摩耗するまでは動き続けられる、という理屈になります。
ただし何年で寿命を迎えるかについて、メーカーが明確な耐用年数を公表しているわけではないようです。
今回の投稿の時計が40年以上も現役だったのは、こうした「壊れるまで使う」という使われ方が偶然うまくいった結果だったのかもしれません。
目覚まし時計というテーマ自体への愛着
今回もう一件、目覚まし時計に絡んで話題になった投稿がありました。
sumisumi_mame氏が「きやがった、、」というコメントとともに投稿した、柴犬が布団の上にジャンプして飛び乗る様子を写した動画です。
「#最強の目覚まし時計」というハッシュタグが付けられており、時計本体の写真ではなく、愛犬が目覚まし代わりになっているというジョーク投稿でした。
きやがった、、#最強の目覚まし時計#柴犬 pic.twitter.com/dYSQmXOOeI
— 豆柴すみすみ (@sumisumi_mame) 2026年9月1日
いいねは4,900件を超えており、こちらも小さくない反響です。
時計そのものの話題とは別軸ですが、「目覚まし」という生活に密着したテーマがXで共感を集めやすいことを示す一例と言えそうです。
Shiritomo GADGET編集部の考察
今回の投稿がここまで伸びた背景には、現代のガジェットとの対比があると見ています。
スマートフォンをはじめとする今のデジタル機器は、OSアップデートやバッテリーの劣化によって数年単位で買い替えを迫られることが珍しくありません。
一方、電池とゼンマイ、モーターだけで動くシンプルな構造の目覚まし時計は、壊れる部品が少ない分、結果的に長持ちしやすい設計だったとも言えます。
昭和から平成にかけての家電は「壊れたら修理して使う」ことが前提だった時代の作りで、部品交換さえできれば動き続ける余地が今より大きかったのではないでしょうか。
もうひとつ注目したいのは、このような「モノの寿命ネタ」がSNSで拡散しやすい構造です。
専門知識がなくても「懐かしい」「うちにもあった」と一言で反応できるため、リプライやいいねのハードルが低くなります。
柴犬の投稿が時計本体とは無関係でも同じ文脈で話題になったのは、「目覚まし」という言葉自体が持つ生活実感の強さゆえだと考えられます。
ガジェット媒体としては、新製品の情報だけでなく、こうした「長く使われたモノ」への関心の高さも見逃せないポイントです。
まとめ
40年以上前に買われたシチズン製の目覚まし時計が役目を終えたことをきっかけに、多くの人が自分の身の回りにある古い家電を思い出したようです。
写真から読み取れたのは赤いボディと黒い文字盤、「CITIZEN QUARTZ CRYSTRON」の文字であり、正確な型番までは分かりませんでした。
それでも、シンプルな作りのモノが半世紀近く動き続けていたという事実は、買い替えが当たり前になった今だからこそ新鮮に映ったのではないでしょうか。
さらに深掘りしたい方へ
シチズンの電池寿命や時計の仕組みについては、公式サイトの解説も参考になります。