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「有線イヤホンはいいぞ」ピエール中野が後押し、「田舎者っぽい」と言われた投稿はなぜ共感を集めたのか

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月22日 更新
「有線イヤホンはいいぞ」ピエール中野が後押し、「田舎者っぽい」と言われた投稿はなぜ共感を集めたのか

「有線イヤホン使ってるだけで『古すぎ』『田舎者っぽい』って言われたんだけど、そんなに変かな?」。
そんな投稿に3万5000件を超えるいいねが付きました。
ワイヤレスイヤホンが当たり前になった今、有線を選ぶ理由に共感が集まる構図は、イヤホン選びに迷っている人にとっても他人事ではないはずです。
何が支持されたのか、実際に調べてみました。

先に結論をまとめると:
– 充電不要・音質の安定感を評価する声が投稿に相次いだ
– 凛として時雨のピエール中野さんが自身監修の「有線ピヤホン3」を挙げて後押しした
– 米国では有線イヤホンの売上が2025年後半から前年比で増加に転じている

「田舎者っぽい」発言に3万5000いいね、何が起きたのか

投稿したのは月城ルナさん。
9月21日、有線イヤホンを使っていることを理由に周囲から「古い」「田舎っぽい」と言われた経験をXに書きました。
理由として挙げたのは、充電が要らないこと、なくしにくいこと、挿せばすぐ使える手軽さです。

この投稿は200万インプレッション、いいね3万5000件超、引用は1100件を超えました。
数字だけ見ても大きな反響ですが、「誰が」「なぜ」共感したのかを見ていくと、有線イヤホンが選ばれる理由がもう少し具体的に見えてきます

調べて分かったこと

有線イヤホンの売上、実は伸びている

有線イヤホンは長らく「時代遅れ」扱いされてきましたが、実際の販売データでは違う動きが出ています。
米国の市場調査会社Circanaのデータを基にした報道によると、有線ヘッドホン・イヤホンの売上は5年連続の減少を経て2025年にプラスへ転じ、2025年後半(7〜12月)は前年同期比で増加が加速したと報じられています。
要因として挙げられているのは、ワイヤレス機器につきまとう紛失・バッテリー切れ・ペアリングの手間への不満、そして同価格帯なら有線のほうが音質面で有利になりやすい構造の単純さです。
あくまで米国市場のデータですが、月城ルナさんの投稿に集まった共感と、方向性は重なります

ピエール中野さんが挙げた「有線ピヤホン3」とは

引用の中で目を引いたのが、ロックバンド・凛として時雨のドラマー、ピエール中野さんの投稿です。

「有線イヤホンはいいぞ。
ピヤホンシリーズは変換もある。」と、自身が音づくりを監修するイヤホンシリーズを挙げて後押ししました。
添付された画像の1枚は、シリーズ最上位モデル「有線ピヤホン3」の特徴を並べた紹介カードで、バッテリーの充電切れがないこと、ケーブルが着脱式で断線しても交換できること、リケーブル(イヤホン本体からケーブルだけを取り外し、別のケーブルに交換すること)による音の違いを楽しめることなどが挙げられています。
もう1枚は「PNK」ブランドのType-C接続DAC(デジタル信号をアナログの音に変換する部品)アンプアダプタの製品画像でした。

有線ピヤホン3はHi-UnitとDARUMA AUDIOが開発し、2022年にクラウドファンディングサイト「うぶごえ」で1億円の支援を集めたモデルです。
当時の支援価格は3万3000円でしたが、現在の一般販売価格は税込4万1800円(2024年1月改定)となっています。
2ピン接続で着脱式のケーブルを採用し、投稿の紹介カードにある「断線しても交換できる」という説明とも一致します。

音質の安定感を支持する声も相次いだ

有線を支持する声はピエール中野さんだけではありませんでした。
物理学者の菊池誠さんは「イヤホンは有線一択やな」と短く同意を示しました。

歌手の柴田淳さんも「充電要らないし、断然マイクの音が良い」と、通話・配信での使い勝手を評価しています。
一般ユーザーからも「有線か無線かなんてどっちでもよすぎて、わざわざ古いだの田舎だのディスる理由わからなすぎる」という声が上がり、イヤホン選びを個人の好みの問題として捉える意見が広がりました

iPhoneで有線イヤホンを使うには?

有線イヤホンを選ぶ人が直面しやすいのが、イヤホンジャックを持たないスマートフォンとの接続です。
近年のiPhoneはLightningまたはUSB-Cポートのみで、3.5mmジャックには直接挿せません。
ピエール中野さんが投稿で触れていた「変換」は、まさにこの課題に対応する製品でした。
ピヤホンシリーズにはType-C to 3.5mmのDAC搭載変換アダプタ「HSE-AD03-pnk(通称ピダック)」があり、税込5,940円、32bit/384kHz対応のDACチップを内蔵しています(DACはデジタル音声データをアナログ信号に変換する部品で、変換時の音質を左右します)。
単なる変換ケーブルではなく、接続時に失われがちな音質をアダプタ側で補う仕組みです。
有線イヤホンを選んでも、スマホ側の端子事情で詰まる人は今後も一定数出てくるはずで、この手のアダプタの存在は覚えておいて損はありません。

Shiritomo GADGET編集部の考察

今回の広がり方で興味深いのは、著名人の後押しが「宣伝」に見えなかった点です。
ピエール中野さんは自社製品を売り込む形ではなく、まず「有線イヤホンはいいぞ」という同意から入り、自分が関わる製品はその一例として添えるにとどめました。
菊池誠さんや柴田淳さんの反応も同様に、個人の実感を短く述べるだけです。
結果として、製品紹介ではなく「同じ価値観を持つ人たちの相槌」として読まれ、警戒感なく広がりました
ガジェットの話題は仕様や価格の説明に寄りがちですが、この投稿が伸びた要因は数字ではなく「古い」と言われた側の素朴な疑問そのものでした。
市場データが示す有線回帰の動きも、突き詰めれば同じで、便利さより「手元で完結する安心感」を選ぶ人が増えているということかもしれません。

まとめ

有線イヤホンをめぐる投稿は、単なる懐古趣味への共感ではなく、充電不要・音質・接続の安定という実利的な理由で支持されていました。
ワイヤレスが主流の今だからこそ、有線という選択肢が改めて見直されているようです。

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