Nintendo Switch 読了 7 分

「サードだよ?」399円になったフロントミッション3、PSストアでは真逆のことが起きていた

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月20日 更新
「サードだよ?」399円になったフロントミッション3、PSストアでは真逆のことが起きていた
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3,999円が、399円になっていました。

Nintendo Switchのニンテンドーeショップで『フロントミッション サード: リメイク』を見た人が、思わず二度見しそうな値札です。
90%オフ。
ワンコインでお釣りが来る金額に、Xでは「これはどういうことなんだ…?」という戸惑いの声が広がりました。
しかもこの値引き、シリーズを追いかけてきた人ほど「なぜ3作目だけ」と首をかしげたくなる並びになっています。
中古市場やセール情報を日々チェックしている人にとっては、見逃すと惜しい話でもあります。

先に結論をまとめると:
– 『フロントミッション サード: リメイク』のSwitch版が3,999円→399円(90%オフ、2026年9月15日23時59分まで)
– Switch版は1作目50%オフ・2作目70%オフ・3作目90%オフと、番号が進むほど割引率が上がる並び
– ところがPSストアでは1作目90%オフ・2作目70%オフ・3作目50%オフと、Switchとは逆順の割引率になっている

Xで広がった「サードだよ?」の声

きっかけは、ゲーム関連の値下げ情報を発信しているXユーザーの投稿でした。

えっと…これはどういうことなんだ…?サードだよ?
【Switch】フロントミッション サード: リメイク
価格:3,999円→399円 90%OFF
期間:2026年09月15日23時59分まで

投稿には2,000近い「いいね」がつき、引用や返信も相次ぎました。
「サードだよ?」という一言が示す通り、この投稿の面白さは値引き額そのものより「なぜ3作目にこの値がついたのか」という戸惑いにあります。
フロントミッションはシリーズ物で、しかも3作目は旧作のファンから特に評価が高いタイトルです。
その代表作が一番安くなっている状況に、シリーズを知る人ほど反応したというわけです。
ただ、この値札だけでは「なぜ3作目だけ突出して安いのか」はわかりません。
そこでニンテンドーストアとPSストアの表示を実際に比べてみました。

なぜ3作目だけ突出して安いのか?

まず前提として、『フロントミッション サード: リメイク』は1999年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)が発売したPlayStation用シミュレーションRPG『フロントミッション3』のフルリメイク版です。
開発はMegaPixel Studio S.A.、発売はForever Entertainment。
Switch版は2025年6月26日に、PC・PS5・PS4・Xbox Series X|S版は2026年1月30日に発売されています。

シリーズは近未来を舞台に、ヴァンツァー(パイロットが搭乗する二足歩行の戦闘兵器で、部位ごとに武装や装甲を組み替えられるのが特徴)を操る戦略シミュレーションで、2006年時点のシリーズ累計出荷本数は300万本を超えています。
3作目は、序盤の選択によって主人公が妹を頼るルートと、科学者と共に秘密兵器の謎を追うルートの2つに分かれる「ダブルフィーチャーシナリオ」を採用しており、旧作ファンの間では「もう一方のルートも遊びたくなる」作品として語り継がれてきました。

その3作目のリメイク版が、Switchでは今回90%オフの399円になっています。
ここで気になるのが、1作目・2作目との割引率の並びです。
ニンテンドーストアの現在の表示を確認すると、次のようになっていました。

  • フロントミッション ザ・ファースト:リメイク(1作目):3,999円→1,999円(50%オフ)
  • フロントミッション セカンド:リメイク(2作目):3,999円→1,199円(70%オフ)
  • フロントミッション サード:リメイク(3作目):3,999円→399円(90%オフ)

番号が進むごとに、割引率が50%→70%→90%ときれいに上がっていく並びです。
ここまでなら「新しい作品ほど値引きを強めにした」で説明がつきそうに見えます。

ところが、PSストアの表示を見ると事情が変わります。

  • フロントミッション ザ・ファースト:リメイク(1作目):3,960円→396円(90%オフ)
  • フロントミッション セカンド:リメイク(2作目):3,960円→1,188円(70%オフ)
  • フロントミッション サード:リメイク(3作目):3,960円→1,980円(50%オフ)

Switchとは真逆で、1作目が最も安く、3作目が最も値引きの浅い並びになっているのです
2作目の70%オフだけは両ストアで一致しており、1作目と3作目のところでちょうど鏡写しのように入れ替わっています。

これが意図した販売戦略なのか、単なる価格設定のミスなのかについて、発売元のForever Entertainment やニンテンドーストア・PSストア側から公式なコメントは見当たりませんでした。
ただし手がかりはあります。
Switch版の3作目は2025年6月発売とセール開始からすでに1年以上が経過しているのに対し、PC・PS版の3作目は2026年1月発売とまだ半年ほどしか経っていません。
プラットフォームごとに発売時期がずれているため、値引きの「深さ」を決めるタイミングもストアごとにばらついている可能性はありそうです。
とはいえ、それだけで1作目と3作目の割引率がきれいに入れ替わる理由まで説明できるかは、現時点では断定できません。

セール期間にも差があります。
Switch版は2026年9月15日23時59分まで、PSストアは8月26日23時59分まで、GOG.com版は8月24日21時59分(日本時間)までと、こちらもストアごとにバラバラです。
「今すぐ買うべきか」を考えている人は、この期限の違いにも注意が必要でしょう。

Shiritomo GAME編集部の考察

今回の一件で興味深いのは、同じ発売元・同じシリーズでありながら、ストアが違うだけで割引の「顔」がまったく逆になっているという点です。
プレイヤー目線では「安いから買う」で完結する話ですが、ゲーム業界の値付けを見る立場からすると、これは配信プラットフォームごとにセール施策が独立して動いていることの表れだと考えられます。
SteamやPSストア、ニンテンドーストアはそれぞれ独自のセールカレンダーと値引き承認プロセスを持っており、同じパブリッシャーの同じタイトルでも「今週どのストアでどれだけ値引くか」は担当者やアルゴリズムの判断に委ねられている部分が大きいのが実情です。

今回のように番号が逆順にきれいに並んでしまうケースは偶然の産物である可能性が高いものの、結果的に「シリーズ全部を安く集めたい」プレイヤーにとっては好都合な状況を生み出しました。
Switchで3作目を399円、PSストアで1作目を396円というように、ストアをまたいで買えば実質的にシリーズ3作をかなり抑えた出費で揃えられる計算になります。
旧作のリメイクというジャンルは新規層への訴求が難しく、値引きだけが露出のきっかけになることも多いだけに、こうした「たまたま生まれた話題性」を発売元がどう拾っていくかも見どころです。

まとめ

『フロントミッション サード: リメイク』のSwitch版90%オフは、シリーズ内の割引率がストアごとに正反対に並ぶという珍しい状況から生まれた話題でした。
「なぜ3作目だけ」という驚きの裏には、プラットフォームごとに独立したセール事情があったようです。

この記事で取り上げた製品

フロントミッション サード:リメイク Nintendo Switch

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