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「戦略性に乏しい」と言われ続けた『ゲキシンスクアドラ』、年末に俯瞰視点をやめる理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月31日 更新
「戦略性に乏しい」と言われ続けた『ゲキシンスクアドラ』、年末に俯瞰視点をやめる理由
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画面の奥へ駆けていく孫悟空を、肩越しに追いかける——足元に舞う砂ぼこり、奥に広がる岩山と青空。
2026年8月30日に公開されたリニューアル映像で、『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』のカメラは、これまでの真上から見下ろす視点をやめ、キャラクターのすぐ後ろから追いかける三人称視点(プレイヤーキャラクターを後方・肩越しに映すカメラワーク)へ切り替わっていました。

『ゲキシン スクアドラ』は、ドラゴンボールのキャラクターを使ったMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ:複数人がチームに分かれて対戦するゲーム形式)です。
2025年9月のサービス開始から間もなく1年、ちょうど1周年のタイミングで、視点だけでなくゲームルールまで含めた大規模なリニューアルが発表されました。
ゲーム実況やX(旧Twitter)のクリップで本作を見かけたことがある人なら、視点が変わるだけで画面の印象がどれだけ変わるか、想像がつくのではないでしょうか。
この記事では、何がどう変わるのか、そしてなぜこのタイミングで変えるのかを一次情報で確かめました。

先に結論をまとめると:
– 2026年末のシーズン8から、カメラが「俯瞰視点」から「肩越しの三人称視点」に変更される
– 複雑だった「ゲキシンルール」も、制限時間内にドラゴンボールを多く集めたチームが勝つシンプルな形に変わる
– 変更の背景には、俯瞰視点だとキャラクターが小さく映り、原作らしい迫力が伝わりにくいという指摘があった

何が起きたのか

バンダイナムコエンターテインメントは2026年8月30日、『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の1周年記念配信の中で、年末に控える大型リニューアルの詳細を明らかにしました。
目玉は大きく2つです。
ひとつはカメラ視点の変更、もうひとつはゲームルールの刷新になります。

視点は、これまでの見下ろし型の俯瞰視点から、キャラクターの後ろに立って操作する肩越しの三人称視点へ切り替わります。
ルールも、本作オリジナルの「ゲキシンルール」から、「制限時間内により多くのドラゴンボールを集めたチームが勝利」というシンプルな条件に変更される予定です。
ダメージ・タンク・テクニカルという役割分担のシステムも単純化され、好きなヒーローを役割にとらわれず使いやすくする方向で調整されるとのことです。

この発表はゲームメディアでも大きく取り上げられました。

ただ、この投稿だけでは「視点が変わる」という事実は分かっても、それが実際のプレイ体験にどう影響するのかまでは見えてきません。
そこで公式発表や関連記事を確かめてみました。

調べて分かったこと

なぜ、俯瞰視点をやめるのか?

公式サイトで公開されたリニューアル映像には、「肩越しにヒーローを操作する三人称視点へ変更」という文言とともに、孫悟空とベジータが並んで走るシーンが映っていました。
これまでの俯瞰視点では、プレイヤーは戦場全体を見渡せる代わりに、キャラクター自体は画面上でかなり小さく表示されていました。

実際、俯瞰視点だとキャラクターが画面上で小さく映り、原作らしいダイナミックなアクションが伝わりにくいという見方もできそうです。
ドラゴンボールという作品は、キャラクターの一挙手一投足や必殺技の演出が魅力の中心にあります。
それが小さな画面表示では伝わりにくい、という声があったのは想像に難くありません。

公式はこのリニューアルについて、没入感を高め、ドラゴンボールらしい熱いバトル体験とチームバトルの魅力を、より多くのプレイヤーに長く届けたいという趣旨の方針を説明しています。
肩越し視点への変更は、「原作の迫力をどう画面に出すか」という課題への回答と言えそうです。

MOBAとしてのルールはどう変わるのか?

視点だけでなく、ゲームとしての骨格にも手が入ります。
従来の「ゲキシンルール」は複雑で、プレイヤー間で理解度に差が出やすいという課題があったようです。
新ルールでは、制限時間内により多くのドラゴンボールを集めたチームが勝利するという、シンプルな条件に統一されます。
マップも合わせて調整される予定です。

ダメージ・タンク・テクニカルという役割システムも単純化されます。
対戦はチーム同士がぶつかり合う形が中心で、そこにさらに役割の縛りが単純化されることで、「好きなキャラクターを役割を気にせず使いたい」というカジュアル層の遊びやすさに寄せた設計に見えます。

新ヒーローとして参戦する超ゴジータも、こうした変化のタイミングに合わせて発表されました。

公式の説明によれば、超ゴジータは「洗練された技で敵の行動を妨害し、攻めの起点をつくり出す」戦士とされ、接近戦での圧倒と光のフィニッシュ攻撃が特徴とのことです。
ロールシステムの単純化が進む中でどう位置づけられるのかは、リニューアル後の実装を待つ必要がありそうです。

なぜ1周年のタイミングで発表したのか?

今回の発表は、単独のニュースではなく「1周年記念配信」という枠の中で行われました。

サービス開始は2025年9月、シーズン7の開始もちょうどこの時期に合わせられています。
1周年という節目に、記念コンテンツと大型リニューアルの予告を同時に打ち出すのは、既存プレイヤーへ継続を呼びかけつつ、新規プレイヤーにも「変わったタイミングで始めやすい」という印象を与える狙いがありそうです。

なお、リニューアル後のアカウントデータの引き継ぎについては、記事執筆時点では詳細が明らかにされていません。
ここは今後の公式発表を待つ必要があります。

Shiritomo GAME編集部の考察:既存ファンより「見なかった人」を意識したリニューアル

今回のリニューアルで印象的なのは、変更の方向性が一貫して「初見のハードルを下げる」側に寄っていることです。
視点変更もルール簡略化も、既存プレイヤーが積み上げてきた理解や慣れを一度リセットする話でもあります。
「別のゲームになってしまうのでは」という不安の声が上がるのも、自然な反応でしょう。

それでも運営がこの選択をした背景には、俯瞰視点や複雑なルールが新規プレイヤーの入口を狭めていた、という判断があったのではないかと考えられます。
原作IPを使ったゲームは、既存ファン向けの深さと、新規層が入りやすい間口の両立が常に課題になります。
今回は1周年という節目を使い、「これまでのプレイヤーに配慮しつつ、根本から作り直す」という、賭けに近い選択をしたと言えそうです。
年末の実装後、既存プレイヤーの定着率とダウンロード数の両方がどう動くかは、原作IPを使ったゲーム運営の事例として注目に値するポイントです。

まとめ

『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』は年末、俯瞰視点からの脱却と大幅なルール簡略化という、既存プレイヤーの慣れを手放す大胆なリニューアルに踏み切ります。
1周年という節目に賭けたこの選択が吉と出るかは、実際に画面が切り替わったときのプレイヤーの反応を見届けるまで分からなさそうです。

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