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「ダディ一撃、1年半で資産が5億に」——13秒ダンスがTikTokで6億回再生、元サラリーマンが語ったSNSの底力

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年6月21日 更新
「ダディ一撃、1年半で資産が5億に」——13秒ダンスがTikTokで6億回再生、元サラリーマンが語ったSNSの底力

先日、Xで「西山ダディダディ」という名前がまた話題になっていました。

知っていましたか? 六本木の会員制バーでスタッフが踊った謎のダンス動画が、TikTokで6億回以上再生されて、そのオーナーの総資産が1年半で5億円に達した——そんな話が、ABEMA「資産、全部売ってみた」(2026年6月18日放送)で明かされたんです。

「ダディダディ一撃、SNSってすごい」

専修大学を卒業し、タイムズやリクルートで普通のサラリーマンをしていた西山翔さんが番組の中で語った言葉です。
Xを見ていたら、インフルエンサー・滝沢ガレソさんがこのニュースをまとめてポストしていて、私もつい深掘りしてしまいました。

ABEMAが掘り起こした「5億円」の告白

ABEMA「資産、全部売ってみた」は”人生再スタート応援バラエティ”という番組で、資産を持ち込んでお金を必要としている人に提供するという企画です。

西山翔さんは「ギフテンダー」(資産を差し出す側)として出演し、高級腕時計・シャンパンケース・マンションの権利書などを持ち込みました。
そこで明かされた総資産が約5億円。
しかも「バズってから1年半での話」というから、Xが沸き立つのも当然です。

インフルエンサーの滝沢ガレソさんがXにこのニュースを投稿すると、大きな反響が集まりました。
「クセになる『西山ダディダディ♪』のかけ声で踊る謎ダンスが世界的バズ、関連動画を含めると総再生回数6億↑」という概要と、「ダディダディ一撃、1年半で資産が5億に。
SNSってすごい」という西山さんの言葉が添えられたポストです。

コメント欄には「SNSって本当にすごい」「税金は何億?」「マジで恐るべしw」といった声が並び、驚きと羨望が入り混じった反応が印象的でした。
ENCOUNT(エンカウント)やYahoo!ニュースでもこの話題が取り上げられ、幅広い世代に届いています。

13秒ダンスが世界に広がるまで

西山さんの経歴を調べてみると、この話に面白い背景が見えてきます。

専修大学経済学部卒業後、パーキング大手のタイムズへ就職し3年半ほど営業職を担当。
その後リクルートへ転職し、28歳で独立して2023年10月に六本木に会員制バー「GIFT Roppongi(ギフト六本木)」をオープンしました。

「夢があったというわけじゃないんです」とインタビューで語っている西山さん。
バーのコール(飲み会などで行われる掛け声の儀式)を盛り上げるため、当時TikTokで流行していた「竹内ダディダディ」を自分の名前でアレンジして踊り始めたのが始まりです。

従業員がその様子を撮影してTikTokへ投稿すると、フォロワーが1日1万人ペースで増え続けました。
あっという間に世界的なミーム(ネット上でコピーされて広がるコンテンツ)へと発展し、NBAの選手まで同じダンスを真似するようになったといいます。

関連動画を含めた総再生回数は6億回を超え(2026年6月時点)、フォロワーは35万人超。
さらに2025年4月には「Daddy’s Style ‐今夜はダディダディ‐」でメジャーデビューを果たすという展開まで続いています。
バーの日常から生まれた13秒のダンスが、人生をここまで変えるとは、誰も予想できなかったでしょう。

TikTokバズはどう「収益」に変わるのか

ここが、SNS担当者・マーケターにとって最も気になる部分ではないでしょうか。

西山さんのケースでは、収益は主に複数のルートで入ってきていたようです。

まずTikTok広告収入
総再生回数6億回という規模であれば、TikTokのクリエイター収益プログラム(再生回数に応じて報酬が支払われる仕組み)から相当な金額が入ってきます。

次にバー集客への波及
「西山ダディダディ」がバズったことで、GIFT Ropponiへの来客が激増しました。
SNS上の知名度が実店舗の集客に直結した典型的な事例です。

さらにコンテンツそのもののブランド化
ダンスがミーム化することで西山さん自身がひとつのブランドになり、企業とのコラボや出演依頼なども増加したとみられます。

「ダディダディ一撃、1年半で資産が5億に。
SNSってすごい」という言葉の裏には、動画→知名度→収益という、SNS時代の最もシンプルなサクセスロードがありました。

TikTokの収益化については、プラットフォームごとのルールが複雑です。
たとえば、吉本興業が2026年からTikTok収益の2割を徴収する新ルールを導入して話題になっているように(下の関連記事参照)、個人クリエイターの収益は今後も変化し続ける点は注意が必要です。

さらに深掘りしたい方へ

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SocialReport編集部の考察

西山ダディダディの事例が示しているのは、バズのきっかけは必ずしも戦略的な計算から生まれないという事実です。

「軽い気持ちで始めた」バーのコール芸。
それが6億回再生に化けたのは、「面白い」という感情の連鎖でしかありませんでした。
しかし、そこから総資産5億円に至ったプロセスには、教科書的なSNSマーケティングの成功要素が揃っています。

SocialReportの分析観点でいえば、このケースのエンゲージメント(ユーザーの関わり)構造は非常に典型的です。
まず「真似したい」という拡散動機があり、次に「もっと知りたい」という検索動機が続き、最終的に「実際に会いに行きたい」というオフライン行動に転化した
これは企業ブランドが狙っているUGC(ユーザー生成コンテンツ)連鎖の理想形そのものです。

SNS担当者が特に注目すべきは、西山さんが「自分でコンテンツを企画した」わけではないという点です。
バーの日常の延長線上にあった行為を、スタッフが撮影して投稿した——この「現場の発見→投稿→拡散」のプロセスは、企業が自社のリアルな現場から素材を掘り起こすことの重要性を示しています。
社内に眠っている面白いネタを探す目を持つことが、次のバズへの第一歩になるかもしれません。

「PRっぽくない」コンテンツが最も強く拡散する——これは2026年のSNSマーケティングで最も見落とされがちだけど最も重要な原則かもしれません。

もう一点。
西山さんの成功は「一過性のバズ」で終わらず、メジャーデビュー・バー経営・海外展開とブランドの継続的な積み重ねに転換できている点にあります。
バズは火種にすぎず、その後の継続的なコンテンツ投資と事業との連動があってはじめて「資産」になる——SNS担当者が経営層に伝えるべき重要なメッセージが、この事例には詰まっています。

まとめ

「ダディ一撃、SNSってすごい」という言葉は自嘲のようにも聞こえますが、西山翔さんが普通のサラリーマンから1年半で総資産5億円を手にした事実は変わりません。
TikTokバズ→知名度上昇→多角的な収益化というプロセスは、SNSの可能性と現実の両方を体現しています。
あなたの職場にも、まだ世界に知られていない「西山ダディダディ」の種がひそんでいるかもしれません。