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夏旅バナーとかき氷チラシ——SHElikesの「くるくる会」に見る、学習コミュニティを本気にさせる課題設計

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月7日 更新
夏旅バナーとかき氷チラシ——SHElikesの「くるくる会」に見る、学習コミュニティを本気にさせる課題設計

初心者編のお題は、旅行会社の夏旅SNSバナー。
中級編は、かき氷店の折り込みチラシ。
どちらも架空案件ではありますが、発注先・媒体・季節感まで設定された、れっきとした「制作課題」です。

これは、女性向けキャリアスクールSHElikesのデザインコミュニティが毎月開いている「くるくる会」の8月開催回のテーマです。
SNS上で新しい何かがバズったわけではありません。
それでも参加者から「実案件さながらでデザイン力が鍛えられる」という声が上がり、月例イベントとして回を重ねているという継続力そのものに、企業のコミュニティ運用として見るべきポイントがあります。
読者がSNS運用やコミュニティ設計に関わっているなら、「なぜ毎月続けても飽きられないのか」という仕組みの部分は参考になるはずです。

先に結論をまとめると:
– 「くるくる会」はSHElikesのデザインコミュニティが開く月例の制作イベントで、初心者・中級者向けにレベル別のお題が用意されています
– 8月は初心者編が旅行会社のSNSバナー、中級編がかき氷店のチラシと、季節感のある架空案件をテーマにしているようです
– 無料デザインツール「Canva」を使うことで参加のハードルを下げつつ、フィードバックとポートフォリオ蓄積という実利につなげる設計になっています

SHElikesのコミュニティで何が起きているのか

SHElikesには受講生が主体となって運営するコミュニティが19種類あり(2025年6月時点)、デザインコミュニティもその一つです。
その中で毎月開催されている「くるくる会」は、参加者のレベルに応じてお題を分ける構成になっているようです。

今回の8月開催回では、初心者編に旅行会社の夏旅SNSバナー制作、中級編にかき氷店の折り込みチラシ制作というテーマが設定されました。
どちらも架空の発注元・媒体・季節性を持つ「実案件を模した課題」で、単に「好きな絵を描く」自由制作とは一線を画しています
おむみさんやmonchiさんといったメンバーが、自主制作を増やそうと参加者に呼びかけている様子もうかがえます。

制作はCanva(ブラウザやアプリで使えるデザインツール。
テンプレートを使えば専門知識がなくても見栄えのするデザインが作れる)で行われ、参加者からは「実案件さながらでデザイン力が鍛えられる」という好評の声が上がっているとのことです。
ただ、この「毎月続いている」という一見地味な事実こそが、企業のコミュニティ施策としては一次情報を確かめる価値があります。

なぜ「お題つき制作会」が月例で続くのか?

一般的なオンラインスクールのコミュニティ機能は、質問掲示板や雑談チャットのような「受け身の交流の場」になりがちです。
それに対して「くるくる会」は、毎回異なる架空クライアントの制作課題を出すという能動的な仕組みを取っている点が特徴的です。

架空とはいえ「旅行会社」「かき氷店」のように業種・季節を具体的に設定することで、参加者は単なる練習ではなく「誰のために、何を作るか」を考えるところから始めることになります。
これは実務でのデザイン制作に近い思考プロセスであり、ポートフォリオに載せる作品としても説得力を持ちやすくなります。
初心者編と中級者編でお題の難易度を分けている点も、幅広い受講生を毎月継続的に巻き込む仕掛けとして機能していると考えられます

Canvaを使う意味は何か?

制作ツールにCanvaを選んでいる点も見逃せません。
Illustrator・Photoshopのような専門ソフトは学習コストが高く、未経験者が「今月から参加してみよう」と気軽に踏み出しにくい壁になります。
Canvaはテンプレートベースで直感的に操作できるため、デザイン未経験の受講生でも初回から成果物を出しやすいツールです。
参加ハードルを下げつつ、フィードバックを受けられる場を毎月用意する——この組み合わせが「継続参加」を生んでいる可能性があります。

なお、「くるくる会」自体の開催頻度や過去の開催実績については、SHElikesのコミュニティ内で共有されている情報が中心とみられ、一般に公開された一次情報では詳細を確認できませんでした。
月例イベントとして定着しているという点は、これまでの報道内容やコミュニティ内の呼びかけの様子から推測される範囲にとどまります。

Shiritomo編集部の考察:コミュニティ運用者が見習うべき「お題設計」の視点

企業がユーザーコミュニティを長続きさせるうえで難しいのは、「参加する理由」を毎回作り続けることです。
フリートークの場は初期こそ盛り上がっても、次第に発言者が固定化し、新規参加者が入りづらくなる傾向があります。

「くるくる会」の設計は、この課題に対する一つの解答例に見えます。
①毎月テーマを変える、②レベル別に分岐させる、③無料ツールで参加障壁を下げる、④フィードバックとポートフォリオという「持ち帰れる成果物」を用意する——この4点がそろうことで、参加者は「今月も何か得られそうだ」と感じやすくなります。
SNS運用やユーザーコミュニティの企画担当者であれば、雑談の場を作るより先に「毎回、具体的な成果物が残る小さな課題」を設計できないか、という視点で自社の施策を見直してみる価値があるのではないでしょうか。

まとめ

「くるくる会」は、架空のクライアント課題を毎月出し続けることで、参加のハードルを下げながらも実務に近い経験を積める場を作っている点に特徴があります。
SHElikesのデザインコミュニティがこの形式を続けている背景には、単なる交流の場ではなく「成果物が残る学びの場」を目指す設計思想があるのかもしれません。

さらに深掘りしたい方へ

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Canvaの詳しい機能については、Canva公式サイトで確認できます。
SHElikesのコミュニティ制度全般については、SHElikes公式サイトで最新情報が公開されています。