TikTok 読了 7 分

「こじなが」に8944いいね――なにわ男子とAぇgroup、グループ超えTikTokの理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月22日 更新
「こじなが」に8944いいね――なにわ男子とAぇgroup、グループ超えTikTokの理由

「/\最強カワイイ/」。
この一文とともに投稿された1件のTikTok更新報告に、8,944件の「いいね」と1,792件のリポストが付きました。
投稿したのは、なにわ男子の楽曲活動情報を発信する公式アカウント「なにわ男子 / Storm Labels」(@728_Storm)です。
組んだ相手は、別グループ「Aぇgroup」の小島健さん。
グループの垣根を越えたこの組み合わせが、なぜここまで広く拡散されたのか。
SNS運用の視点から見ると、単なる「仲良し2人組」以上の仕掛けが見えてきます。

先に結論をまとめると:
– 投稿元は本人のアカウントではなく、なにわ男子の所属レーベル「Storm Labels」の公式広報アカウント
– 相手役の小島健さんは別グループ「Aぇgroup」のメンバーで、事務所・グループの垣根を越えたコラボ企画
– 引用ツイート335件に対し返信はわずか11件。
ファンは「会話」より「拡散」で反応した

なにわ男子公式が投稿したTikTok、何が起きたのか

投稿の全文はこうでした。
「📢公式TikTok更新!/\最強カワイイ/with #小島健 さん💛💜 #僕がカワイくてこじけんがカワイくて」。
ハッシュタグには5thアルバム「ND⁵」発売中の告知も添えられています。
投稿日時は2026年8月22日18時28分(日本時間)。
投稿から数時間のうちに、インプレッション(投稿が表示された延べ回数)は19万5,542回、ブックマークは226件に達しました。

このアカウントが発信しているのは「僕がカワイくて君がカワイくて」というND⁵収録曲のTikTokダンスです。
「僕ってカワイイ?」「めっちゃカワイイ!」というやり取りを2人1組で踊る形式の投稿シリーズで、これまでも長尾謙杜さんと大橋和也さんの組み合わせなど、グループ内の別ペアで踊る動画が投稿されたことがあるとみられます。
今回はそこに、他グループのメンバーである小島健さんが加わった格好です。
ただ、この数字だけでは「なぜ他グループのメンバーと組んだのか」までは分かりません。
そこで背景を確認しました。

なぜ「なにわ男子」の投稿に小島健さんが映っているのか?

小島健さんは、なにわ男子と同じく関西ジャニーズJr.出身で、現在は同じ「STARTO ENTERTAINMENT」に所属するグループ「Aぇgroup」のメンバーです。
所属グループは別ですが、同じ事務所育ちで共演機会が多く、ファンの間では2人の組み合わせに「こじなが」という愛称も付いています。
今回の投稿でも、引用ツイートでの言及から、なにわ男子メンバー・長尾謙杜さんとみられる人物が小島健さんと一緒に踊る様子が話題の中心になっていたとみられます。

引用ツイートの中には、撮影の様子を伝えるものもありました。

投稿には「2人でサッカーしてスイカ割りして、こんなにこにこ笑顔で僕カワを踊ってくれたお昼があった」という文面が添えられ、屋外で撮影されたとみられる写真が2枚付いています。
写真には、白地のユニフォームを着た人物と、オレンジのヘアバンドに水色のユニフォーム・白い手袋という出で立ちの人物が、木立を背景にハートマークやピースサインを作って笑い合う様子が写っていました。
所属グループも活動拠点も別々の2人が、同じ振り付けを同じ熱量で楽しんでいる様子が伝わる投稿で、これが「こじなが」ファンの反応を後押しした要因の一つと見られます。

投稿しているのは本人ではない?「Storm Labels」とは

見落としやすいポイントですが、この投稿を出しているのは小島健さんでも長尾謙杜さんでもなく、なにわ男子の所属レーベル「Storm Labels(ストームレーベルズ)」の公式アカウントです。
Storm Labelsは、もともと「J Storm(ジェイ・ストーム)」という名称で2001年に設立されたレコード会社で、2024年に現在の名称へとブランド変更されました。
なにわ男子は2021年のCDデビュー以来、このレーベルから作品をリリースしています。
つまり@728_Storm は「メンバー個人の発信」ではなく、レーベルが公式に楽曲プロモーションとして発信しているTikTok更新情報である点が、通常のファンアカウントの拡散とは性質が異なります。

反響の中身はどんなものだったのか?

このツイートの数字で目を引くのが、引用(335件)に対して返信がわずか11件という比率です。
一般的に「いいね」より「返信」の方がハードルが高いとはいえ、返信数がここまで少なく引用が多いのは、ファンが「このアカウントへの反応」ではなく「自分のフォロワーへの共有」を選んでいることを示しています。
実際、最も反応を集めた引用ツイートの一つはこちらです。

「悔しいけど長尾くんがこんなに幸せそうなんだもんな、ありがとなこじけん」という文面とともに、TikTok動画のスクリーンショットとみられる画像4枚が添えられ、163件の「いいね」を集めていました。
画像には、木立を背景にした屋外で、白いユニフォーム姿の人物とオレンジのヘアバンド・水色ユニフォーム姿の人物が、指鉄砲のポーズを取り合う場面が写っています。
ほかにも「小島が真面目に可愛いソング踊ってて愛おしい」「長尾くんの笑顔大好き」といった短文の引用が続き、共通していたのは「本人たちが楽しそうにしている様子そのもの」に反応が集まっていたことでした。

こうした反応の広がり方は、投稿内容そのものというより、「2人が心から楽しんでいる」ことが伝わる場面設計が拡散の起点になっていたことを示しています。
ハッシュタグ「#僕がカワイくてこじけんがカワイくて」も、投稿者側が用意した定型文というよりファンの実感に近い言葉として機能し、引用ツイートの中でも同じタグが繰り返し使われていました。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

このケースが示すのは、アカウント運用における「誰が投稿しているか」の重要性です。
もし同じ動画情報を小島健さん個人のアカウントが発信していたら、届く先はほぼAぇgroupのファン層に限られたでしょう。
今回はなにわ男子のレーベル公式アカウントが発信したことで、なにわ男子ファンの目に触れ、かつ内容が「別グループとのコラボ」だったことで、両方のファンダムをまたいだ拡散が起きたと考えられます。

明日から実践できることは2つあります。
1つは、コラボ企画を告知する際は「どちらのアカウントから発信するか」を意図的に選ぶこと。
今回のように既存の主力アカウントから出すほうが、初速のインプレッションは伸びやすい傾向があります。
もう1つは、返信よりも引用が伸びる投稿は「本人が楽しんでいる場面」を含んでいるかを確認することです。
今回のように、説明文よりも場面そのものに反応が集まる投稿は、企画意図の説明を削ぎ落として「誰が・どんな表情でやっているか」を前面に出す設計と相性が良いと言えます。

まとめ

なにわ男子のレーベル公式アカウントが投稿した、Aぇgroup・小島健さんとのTikTokコラボは、8,944件の「いいね」と19万件超のインプレッションを集めました。
投稿主体がメンバー個人ではなく所属レーベルであること、相手が事務所内の別グループのメンバーであることを押さえておくと、このバズの構造がより立体的に見えてきます。

さらに深掘りしたい方へ

今回取り上げたTikTok投稿や引用ツイートの詳細は、以下のリンクから直接確認できます。