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「7割はX収益化を継続できない」――新条件50万インプレに募る不安の正体

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月23日 更新
「7割はX収益化を継続できない」――新条件50万インプレに募る不安の正体

過去90日間で認証済みユーザーからのホームタイムラインインプレッション50万回以上。
これが、2026年8月7日にXが発表した新しいクリエイター収益化プログラムの参加条件のひとつです。
数字だけ見ると「頑張ればいい」で済みそうですが、Xで収益化に取り組んでいる人たちの反応を見ていくと、そう単純な話ではなさそうだと分かってきました。
SNS運用やクリエイター活動で収益化を意識している方にとっては、来月からの動き方を左右しかねない変更です。

先に結論をまとめると:
– 旧「Creator Revenue Sharing」は9月7日で終了し、新「Original Content Rewards Program」への申請は9月8日から開始される
– 参加にはX Premium加入・認証済みフォロワー500人以上・過去90日の認証済みインプレッション50万回以上(リプライ除く)が必要
– 条件は申請時だけでなく参加後も継続的にチェックされる可能性が高く、「一度クリアすれば終わり」とは考えない方が安全

何が起きたのか——収益化プログラムの丸ごと入れ替え

Xは8月7日付けで旧プログラム「Creator Revenue Sharing(クリエイター収益分配)」の新規登録を止めました。
既存参加者の収益獲得も9月7日で終了させると発表し、最終支払いは9月11日ごろの予定です。
代わって始まるのが「Original Content Rewards Program(オリジナルコンテンツ・リワード・プログラム)」です。
名前の通り「オリジナルコンテンツ(クリエイター自身が作った文章・写真・動画・分析など)」に絞って報酬を出す仕組みに変わります。

この移行を受けて、X上では制度を整理して伝えるポストが伸びていました。

参加条件、オリジナルコンテンツの基準、対象外コンテンツ、支払いまでを一次情報ベースでまとめた解説で、旧プログラムからの変更点をひと通り確認できる内容になっています。
こうした整理ポストが求められるほど、条件が細かく変わったということでもあります。
ただ、投稿の要約だけでは「結局、自分は継続できるのか」という一番知りたい部分がまだはっきりしません。
そこで公式の一次情報を当たってみました。

調べて分かったこと

参加条件は具体的にどう変わったのか?

新プログラムの参加条件は、公式ヘルプページやそれを踏まえた解説記事をまとめると次の通りです。

  • 18歳以上で、対象国(日本含む)に居住していること
  • 規約違反の繰り返し履歴がないアカウントであること
  • X Premium・Premium+・Premium Businessのいずれかに加入していること
  • 認証済みフォロワーが500人以上いること
  • 過去90日間に、認証済みユーザーからのホームタイムライン上のインプレッションが50万回以上あること(リプライによるインプレッションはこの集計に含まれません
  • オリジナルコンテンツを継続的に投稿していること

過去に収益化が一時停止された履歴があるアカウントは、新プログラムへの登録自体ができないとされています。
旧プログラムが「広告収益の分配」だったのに対し、新プログラムはX Premium加入者からのエンゲージメントを原資にする仕組みです。
支払いも「2週間ごと」になる見込みだと報じられています。

「維持し続けなければならないのでは」という不安は的外れなのか?

Xの日本語ユーザーの間で特に多かった懸念が、これでした。
50万インプレという数字は、フォロワーが多いアカウントでも毎回クリアできるとは限りません。
申請時にたまたま条件を満たしていた場合と、参加後もずっと基準を維持し続けなければならない場合とでは、求められる運用の負荷がまったく違います。

この点について、公式ヘルプページや複数の解説記事を確認したところ、Xは参加後のアカウントについても要件を満たし続けているかを継続的に確認するとしているようです。
つまり、「申請時に一度クリアすれば以後は自由」というより、90日間のインプレッション実績を常に更新し続ける必要があると見ておく方が実態に近いと考えられます
ただし、基準を一時的に下回った場合の扱いは記事によって書き方に幅があります。
アカウントそのものが削除されるのか、収益化だけが一時停止されるのか、公式ヘルプページの記述だけでは断定できませんでした。
この部分は「〜のようです」にとどめておきたいところです。

こうした不透明さもあってか、日本語圏では「エンゲージメント誘導を避けて、オリジナルポストの質を磨くしかない」という受け止め方も広がっていました。

「この状態だと7割の人がX収益化が継続できない、ということでもあるわけです」という投稿主の見立ては、あくまで一個人の体感的な数字です。
Xが公式に「継続不可能になる割合」を公表しているわけではありません。
とはいえ、条件をクリアし続けられる人が限られるという肌感覚が、多くの運用者に共有されていること自体は事実として受け止めてよさそうです

なぜ「オリジナルコンテンツ」に絞ったのか?

新プログラムがオリジナルコンテンツにこだわる背景には、旧プログラムで問題視されてきた対策があると見られています。
具体的には「盗用投稿(他人の投稿をコピーしたポスト)」や「インプレゾンビ(エンゲージメント目当ての反応のみの投稿)」への対応です。
Xは以前にも盗用投稿アカウントを大量に収益化プログラムから除外した経緯があり、新プログラムはその路線をさらに強めた形といえるでしょう。
既存コンテンツを扱う場合も「有意義な解説・背景情報・分析・ユーモア・報道・クリエイティブなアレンジ」が伴っていることが条件とされ、単なる転載やリポストは対象外です。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

まず一つ目は、自分の直近90日間のインプレッション実績を今のうちに把握しておくことです
9月8日の申請開始を待ってから条件を確認するのでは遅く、フォロワー数やインプレッションが基準に届いていない場合、そこから伸ばすには時間がかかります。
二つ目は、投稿の中身を「反応で稼ぐ設計」から「オリジナル性で評価される設計」へ寄せることです。
エンゲージメント誘導(フォロー返し・いいね周り依頼など)は今回の制度変更でさらにリスクが高い行為として扱われる可能性があります。
短期的な数字稼ぎよりも、自分の取材・分析・創作を積み上げる運用の方が、今後の収益化とは相性が良くなっていくはずです。
過去にInstagramがエンゲージメントベイト(反応誘導投稿)の表示順位を下げたときも、結局は「中身のある投稿」を続けたアカウントが最終的に強くなりました。
Xの今回の変更も、同じ方向への調整だと捉えるのが自然でしょう。

まとめ

Xの新しい収益化プログラムは、単なる名称変更ではなく「誰が報酬をもらえるか」の基準そのものを変える動きです。
50万インプレという数字だけでなく、それを継続的に維持できるかという運用面の負荷こそが、多くの人が不安視している本質だと言えそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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制度の一次情報は、Xの公式ヘルプページ「Original Content Rewards Program」で随時更新されています。
参加条件の詳しい解説は、てんねんさんによる完全解説noteも参考になります。
移行の経緯については、GIGAZINEの記事が旧プログラムとの違いを整理しています。