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「アンインストールしたいくらい嫌い」――LINEに募る不満、既読機能とセキュリティ不安の正体

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月24日 更新
「アンインストールしたいくらい嫌い」――LINEに募る不満、既読機能とセキュリティ不安の正体

「LINEをアンインストールしてアカウント削除したいくらい嫌い」。
ぬこぬこさんという投稿者によるものとされるこの一言に、共感の声が集まっているとX上で伝えられています。
ただし取材時点では元の投稿そのものを特定できておらず、正確な文面や投稿日時までは確認できていません。
それでも、似たような不満を語る声は他にも数多く見つかりました。
国内で1億人が使うインフラのようなアプリに、なぜここまで強い言葉が向けられるのでしょうか。
LINE公式アカウントを運用するSNS担当者にとっても、この「1社依存への不安」は他人事ではないテーマです。

先に結論をまとめると:
– LINEの既読機能は「メッセージを開く、または端末によっては通知を受け取った時点で相手へ既読が伝わる」仕組みで、個人間のトーク画面ではこれをオフにする方法は公式に案内されていません
– LINEヤフーは2024年3月、個人情報保護委員会から個人情報保護法に基づく勧告等の行政指導を受けた過去があり、セキュリティへの不安には具体的な根拠があります
– 代替として名前が挙がるiMessageやDiscord、SMSはそれぞれ既読の扱いが異なり、LINEをそのまま置き換えられる万能な代替は今のところ見当たりません

「LINEをやめたい」という声はどこから来ているのか

Xで広がっているとされる声を追うと、不満の中身はいくつかのパターンに分かれます。
UI(画面の見た目や操作方法)が使いにくくなった、既読機能が息苦しい、スタンプや着せかえなどの課金要素が増えた、そして「連絡手段がLINE一択になっている」こと自体への違和感です。
代替としてiMessageやDiscord、SMS、あるいは単純な電話を選んでいるという声もあり、中には2016年ごろからLINEを使わずに過ごしているという人もいるようです。
ただし、これらは要約情報をもとにした傾向であり、個々の投稿の存在や文面までを一件ずつ裏付けられたわけではありません。
少数派の声ではありますが、日常のインフラに対する疑問としては見過ごせません。
ここからは、実際に確認できる一次情報だけを積み上げて、不満の背景にあるものを見ていきます。

調べて分かったこと

既読機能は本当にオフにできないのか?

LINEヘルプセンターの説明によると、[既読]マークは送信したメッセージを相手が開いたことを示す表示で、グループトークでは「既読2」のように既読人数まで表示されます。
これは通常のトーク画面では自動で付く仕組みで、個人間のトークで既読表示そのものをオフにする一般的な操作は、LINEヘルプセンターに案内が見当たりません
一方、企業が運用する公式アカウントには「チャットモード」という設定があり、これをオフにすると相手がメッセージを開かなくてもその時点で既読扱いになります。
つまり同じLINEでも、個人トークと公式アカウントでは既読の仕組みが別物ということです。
「LINE 既読つけずに読む方法」と検索する人が絶えないのも、この「既読を付けたくないのに付いてしまう」気まずさの表れなのかもしれません。

セキュリティへの不安には根拠があるのか?

個人情報保護委員会は2024年3月28日、LINEヤフーに対して個人情報保護法にもとづく勧告等の行政上の対応を行いました。
業務委託先だった企業の従業員PCがマルウェアに感染し、そこを起点にLINEヤフーの社内システムへ不正アクセスが及んで、LINEに関する個人データが漏えいした事案です。
同社は認証基盤の分離などの再発防止策を進めていると説明しており、委員会も改善の進捗を確認しています。
「セキュリティが心配」という声は、こうした過去の事案を踏まえたものだと考えられます。

代替として挙がるアプリは何が違うのか?

よく比較対象になるのがiMessage、Discord、SMSです。
iMessageはApple製品同士であれば無料でやり取りでき、既読を相手に伝えるかどうかを設定でオン・オフできる点がLINEと大きく異なります
Discordはもともとゲーマー向けに作られたツールで、既読を知らせる機能自体が存在せず、読んだタイミングが相手に伝わりません。
SMSは通信キャリアの標準機能で、アプリを入れていない相手にも届く代わりに、既読確認や凝った演出はできません。
それぞれ強みが違う分、LINEを丸ごと代替できるアプリは今のところ見当たらないというのが実情です。

Shiritomo編集部の考察:LINE公式アカウント運用者が今考えておきたいこと

LINE公式アカウントを主要な顧客接点にしている企業にとって、今回のような「1社依存への不満」の声は、たとえ少数派でも軽視しない方がよさそうです。
理由は単純で、顧客との連絡手段がLINEだけに偏っていると、LINE側の仕様変更やトラブルがそのまま自社の顧客対応リスクに直結するからです。
メール配信やSMS、公式サイトの会員登録機能など、LINE以外の連絡経路をあらかじめ用意しておく企業ほど、こうした「LINE離れ」の空気が広がったときに慌てずに済みます。
既読機能への不満についても、企業側が配信メッセージの頻度や内容を見直す材料として受け止めると、単なる「使いにくいという愚痴」以上の意味が見えてくるはずです。

まとめ

LINEに向けられる不満は、既読機能の息苦しさとセキュリティへの過去の懸念という、確認できる根拠を伴ったものでした。
とはいえ代替アプリにも一長一短があり、今すぐLINEを手放す動きが主流になるとは考えにくいのが実情です。
SNS運用に関わる人ほど、こうした小さな不満の声を、連絡手段を一つに絞りすぎないための点検材料として活用したいところです。

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