「イケメンになりすぎ」「健やかに育って泣ける」――酷評されたワイルズ、拡張アセンダンスに沸く理由
「もうナタさんって呼ばなきゃ…」。
『モンスターハンターワイルズ』の相棒キャラクター、少年ナタが成長した姿の最新映像に、Xでこんな声が相次ぎました。
実はこのワイルズ、発売直後からパフォーマンス問題や難易度の低さで手厳しい評価を受けてきたタイトルです。
それなのに、2027年発売予定の大型拡張「アセンダンス」の情報が出るたびに歓迎ムードが広がっています。
この温度差の正体を調べてみました。
先に結論をまとめると:
– 『モンハンワイルズ』は発売後、Steam版のパフォーマンス問題やシリーズベテラン向けの難易度の低さで批判を集めた
– 大型拡張「アセンダンス」は新フィールド「雲居の遺跡群」やクシャルダオラ・ラオシャンロンなど古龍種の復活を発表済み
– 対応機種はPS5・Xbox Series X|S・Steamで、東京ゲームショウ2026(9月17日〜21日)で世界初のプレイアブル出展が決定している
何が起きたのか、Xでの反応
拡張アセンダンスに登場するナタの成長した姿を伝える投稿には、3,700件を超える「いいね」が集まりました。
『モンハンワイルズ:アセンダンス』成長した“ナタ”が「かっこよすぎる」とSNSで話題に。顔つきがあまりにも頼もしいhttps://t.co/c3XrNi2Lwx
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年9月4日
Xでは「イケメンになりすぎ」「健やかに育って泣ける」「もうナタさんって呼ばなきゃ…」など青年・ナタに想いを馳せる声が続出。子供の成長は早い pic.twitter.com/707eOyPhnt
「イケメンになりすぎ」「健やかに育って泣ける」といった反応がXで続出し、本編発売から積み重なった愛着の深さがうかがえます。
ナタ役の声優自身も、映像公開に合わせて喜びのコメントを投稿しています。
「先生方のおかげでナタがこんなに立派に成長いたしましたっ!引き続き演じることができてとってもとっても嬉しいです」というコメントには1,300件を超える共感が寄せられました。
声優本人の言葉が加わったことで、単なる新情報以上の温かい反応につながったようです。
ただ、この盛り上がりの裏には、ワイルズ本編に対する複雑な感情も見え隠れします。
そこで、本編がどう評価されてきたのかを確かめてみました。
調べて分かったこと
なぜワイルズ本編は批判を集めたのか
複数のゲームメディアの報道を確認したところ、『モンハンワイルズ』はPC(Steam)版でクラッシュやフレームレート低下といったパフォーマンス上の不具合が多数報告され、Steamのレビュー欄でも「圧倒的に不評」の評価が並んだ時期がありました。
加えて、シリーズ経験者からは「オープンワールド化で探索が単調になった」「過去作と比べて難易度が低い」といった指摘も出ています。
これは一次情報でも裏付けが取れる、実際にあった批判です。
アセンダンスでは何が新しくなるのか
一方で、アセンダンス自体の新要素は着実に公開が進んでいます。
新フィールド「雲居の遺跡群」の発表ツイートには4,200件を超える「いいね」が集まりました。
【雲居の遺跡群】
— 【公式】モンスターハンターワイルズ:アセンダンス (@MH_Wilds) 2026年9月4日
いつしか竜都の空を覆っていた霧が晴れ、そこに現れたのは――
天空に浮かぶ、太古の遺跡。
新たな舞台での狩りが待ち受ける!https://t.co/vcM6M1bBJU#モンハンアセンダンス #MHWA pic.twitter.com/x0XRpYQtM1
「いつしか竜都の空を覆っていた霧が晴れ、そこに現れたのは――天空に浮かぶ、太古の遺跡」という文面とともに公開された映像は、高低差のある広大なマップを印象づける内容でした。
さらに公式発表では、クシャルダオラやラオシャンロンといった古龍種(歴代シリーズに登場してきた特に強大なモンスターの一群)の復活も予告されています。
新アクション「ブーストブレイサー(発動すると一定時間アクション性能を強化し、武器ごとに新たな技や派生を使えるようにする新要素)」の映像も9月2日から順次公開されており、「アセンダンス、あまりにも楽しみ」というシンプルな期待の声にも1,300件超の「いいね」が集まりました。
対応機種はPS5・Xbox Series X|S・Steamで、現時点でSwitch 2への対応は発表されていません(ワイルズ本編のSwitch 2版は別途開発中と案内されていますが、アセンダンス自体の対応機種には含まれていません)。
批判と期待は矛盾しないのか
本編への批判と拡張への期待が同時に存在するのは、一見すると矛盾しているように見えます。
ただ整理すると、批判の中心は「PC版の技術的な不具合」と「シリーズベテランには物足りない難易度」という、いわば運用・調整面の不満でした。
対してアセンダンスで公開されている情報は、新フィールドや新モンスター、新アクションといった中身の拡充です。
批判していたポイントと歓迎されているポイントが、そもそも別の層にあると考えると、両立していても不思議ではありません。
Shiritomo GAME編集部の考察
今回の温度差から見えてくるのは、プレイヤーが「ゲームへの不満」と「IPへの愛着」を切り分けて語れるようになっているという点です。
SNS上では批判と期待の声が同じタイムラインに並ぶことも珍しくありませんが、それぞれが指している対象が違えば、どちらも本音として成立します。
カプコンにとっても、この構図は悪い話ではないでしょう。
本編への不満点を拡張でどう補うかが可視化されている状態は、次にプレイヤーが何を見て評価を下すかがはっきりしているとも言えるからです。
9月のTGS2026での世界初プレイアブル出展は、まさにその評価が動き出す最初のタイミングになりそうです。
まとめ
『モンハンワイルズ』は本編がパフォーマンスや難易度で批判を受けた一方、大型拡張「アセンダンス」の新フィールドや新モンスター情報にはXで歓迎の声が広がっています。
批判と期待は同じゲームに向けられていても、対象にしているポイントが違うようです。

