「この辺同じ絵すぎておもろい」――絵師の自虐4枚並べ投稿に2.7万いいね、フォロワー指摘がきっかけ
27,682件のいいね、31万5,570回の表示、1,464件のリポスト。
スーツ姿の男性キャラクターを描いた4枚のイラストを並べただけの投稿が、たった1日でここまでの反応を集めました。
投稿したのはイラストレーターの「Oct_kona」さん(@Oct_kona)です。
添えた言葉はたった一言、「フォロワーにずっと言われてるけどこの辺同じ絵すぎておもろい」。
普通なら隠したくなる”ネタばれ”を、自分から笑いに変えて見せたことが反響の起点になりました。
SNSでイラストを発信している人や、投稿のネタ選びに悩む運用担当者にとっても、「弱みの見せ方」を考えるヒントになる事例です。
先に結論をまとめると:
– フォロワーから指摘されていた「絵柄のパターン化」を、本人が先回りして自虐ネタにしたことが2.7万いいねの起点になった
– 4枚のイラストは同じ男性キャラクターを似た構図・ポーズで描いたもので、違いは背景色や表情パネルの配置程度
– 引用ツイートには「同じキャラクターをまた見たい」という好意的なツッコミが入り、ネガティブな指摘が逆に愛着の証として受け止められていた
何が起きたのか(Xでの盛り上がり)
投稿は2026年10月22日未明(日本時間0時11分、元のツイート時刻は協定世界時10月21日15時11分)に公開されました。
添付された4枚はいずれも、濃い茶色のスーツを着た黒髪の男性キャラクターが主役です。
中央に大きく全身または上半身を描き、その周囲を小さなコマ割りで、笑ったり照れたりする表情違いのカットが囲む構成になっています。
背景色は紫・赤・黒と絵ごとに異なりますが、キャラクターの服装・髪型・ポーズの作り方はよく似ており、確かに「同じ絵」と言われても納得できる並びでした。
この投稿そのものが話題の中心なので、まずは元のツイートをご覧ください。
フォロワーにずっと言われてるけどこの辺同じ絵すぎておもろい pic.twitter.com/L6shviMHkQ
— おこのみやき (@Oct_kona) 2026年10月21日
投稿から半日ほど経った頃には、引用ツイートでの反応も出ています。
「San_Nekozuki」さんは、人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のタイトルをもじって「あの日見たこのえっちな男の名前を僕はまだ知らない(知りたい)」と引用コメントしました。
あの日見たこのえっちな男の名前を僕はまだ知らない(知りたい) https://t.co/HPSF7alpcS
— ぬっこ好き=サン (@San_Nekozuki) 2026年10月22日
「名前を知りたい」という言葉からも分かるように、この引用は「同じ絵だから飽きた」という意味ではなく、むしろ「もっと見たいキャラクター」として好意的に受け止められていることを示しています。
ただ、取得できた引用ツイートは2件にとどまるため、ここから先は「どれだけの人が同じ感想を持ったか」ではなく、「なぜこの投稿がここまで伸びたのか」を要因ごとに分解して見ていきます。
なぜこの投稿がバズったのか
「指摘される前に自分で言う」構成の強さ
この投稿が持つ一番の特徴は、タイミングです。
投稿文の「フォロワーにずっと言われてる」という一言からも分かる通り、「絵柄が似ている」という指摘は今回が初めてではありません。
本人も自覚していた”弱点”を、誰かに再び指摘される前に自分から並べて見せたことで、投稿全体が「開き直りのユーモア」として成立しています。
SNSでは、本人が気づいていない失敗を外部から指摘されると防御的な反応を呼びやすい一方、本人が先に認めてしまうと、同じ話題でも笑いとして消費されやすくなります。
今回はその構図がうまくはまった形です。
キャラクターへの”見慣れ”がすでにできていた
4枚の絵に共通するのは、同じ男性キャラクターの似た構図です。
これは裏を返せば、フォロワーの多くがすでにこのキャラクターを繰り返し見て「見慣れている」状態にあったということでもあります。
見慣れたキャラクターが並ぶことで、「またこの子か」という既視感そのものが懐かしさや愛着に変わりやすく、San_Nekozukiさんの引用のように「名前を知りたい」という好意的な反応につながったと考えられます。
初見のキャラクターだけを4枚並べていたら、同じ反響にはなりにくかったはずです。
「あるある」として共感できる範囲の広さ
創作活動をしていない人にとっても、「気づいたら似たようなことを繰り返している」という経験は身近です。
絵を描かない読者でも、資料の作り方、料理の味付け、写真の構図など、自分の”癖”に心当たりがある人は少なくありません。
絵師という専門的な立場の投稿でありながら、テーマそのものは誰にでも当てはまる”あるある”だったことも、専門外のアカウントからの拡散につながった理由の一つと考えられます。
Shiritomo編集部の考察:弱みを先に出す運用は個人にも企業にも効く
この投稿の構造は、企業・ブランドアカウントの運用にもそのまま応用できます。
SNS上では、ユーザーからのツッコミや指摘は完全には防ぎようがありません。
重要なのは「指摘されたときにどう取り繕うか」ではなく、「指摘される前に、自分から認めて笑いに変えられるか」です。
実際、過去には食品メーカーの公式アカウントが自虐的な投稿をしていいね数を集めた例もあり、個人・法人を問わず「弱みの先出し」はSNSで反応を得やすい型の一つになっています。
ただし、今回のように本人の個性やキャラクターへの愛着が土台にある投稿と違い、企業アカウントが安易に自虐をまねると「開き直り」に見えてしまうリスクもあります。
日頃からファンとの関係を積み重ねたうえで使う技、と捉えるのが安全です。
まとめ
「同じ絵すぎておもろい」という一言から始まった自虐投稿は、フォロワーとの積み重ねがあったからこそ、ネガティブな指摘を愛着に変えることができました。
個人・企業を問わず、弱みをどう見せるかはSNS運用の重要なテーマです。
さらに深掘りしたい方へ
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