「おはよう」でガイドライン違反——Geminiが日本ユーザーを拒否し始めた日
「おはよう」と入力したら英語でエラーが返ってきた——そんな報告が、5月29日の午後からXに流れ始めました。
GoogleのAIツール「Gemini」で、日本のユーザーだけが突然「This content may violate our guidelines(このコンテンツはガイドラインに違反する可能性があります)」という英語メッセージを受け取り始めたのです。
日常的な挨拶、名前を呼びかけるだけの一言、イラスト生成の指示——そういった普通のやり取りが次々と拒否される事態になっています。
Googleの公式ステータスページには「障害なし」と表示されており、原因はまだ公式には発表されていません。
でも、同じ症状を訴える声が急増しているのは確かです。
5月29日の午後、Geminiで何が起きたのか
報告によると、被害を受けているのは主に日本語ユーザーで、英語入力では問題が出ないケースが多いようです。
症状をまとめると、次のような状況になっています。

- 「名前を呼ぶ」「今日の天気は?」などシンプルな日本語入力でも拒否される
- 英語の拒否メッセージが繰り返し表示される
- 新しいチャットを開いても症状が続く
- 英語入力や既存の英語チャットでは回避できるケースもある
複数のユーザーがXでスクリーンショットを共有し、「課金してるのに使えない」「仕事で使おうとしたら詰まった」という声が上がっています。
Googleのサポートコミュニティにも「Geminiが厳しくなったかも」というスレッドが立ち、ユーザー同士で情報交換が行われています。
2026年5月時点での「Geminiが使えない原因」をまとめたメディアの記事では、地域別のフィルタリング変更がひとつの原因候補として挙げられています。
地域限定のバグ?それとも仕様変更?
気になるのは「日本ユーザーだけに出ている」という点です。
同じアカウントでも、英語入力であれば問題が起きないという報告が多く、日本語テキストに対するフィルタリングが誤作動している可能性が高い とみられています。

Geminiのポリシーには、ヘイトスピーチ・ハラスメント・性的コンテンツなどの生成を禁止する規定が含まれています。
これらを判定するフィルタリングシステムが、何らかの理由で日本語テキストを過剰に拒否するようになった、というのが現在有力視されている説です。
実は同種の問題はGeminiで過去にも起きています。
2026年2月ごろには、画像生成でアカウントが突然制限されるケースが相次ぎ、有料ユーザーも被害を受けたことが報告されています。
Google側は自動・手動の両方でモニタリングしていると説明していますが、誤検知が起きることは公式にも認めています。
今できる対処法と現状
現時点でユーザーが取れる対策として、以下が有効とされています。
- 英語で入力する——同じ内容でも英語なら通るケースが多い
- 既存チャットを使う——新規チャットより問題が出にくい場合がある
- 別のブラウザやデバイスを試す——環境によって挙動が異なる報告もある
もちろん「日本語を使えない」というのは根本的な解決ではありません。
GoogleはAI製品のバグに対しては状況によってはサイレント修正を行うことがあるため、公式発表を待ちながら経過を見る のが現実的なところでしょう。
Geminiのようなサービスは急速に普及している一方で、地域別・言語別のフィルタリング調整が追いついていないケースが起きやすい構造にあります。
日本語ユーザーが多数使うようになったタイミングで、今回のような問題が表面化したとも考えられます。
さらに深掘りしたい方へ
- Geminiが使えない原因と対処法完全ガイド(2026年5月最新)
- Geminiアプリの安全性とポリシーガイドライン(Google公式)
- Geminiが厳しくなったかも(Googleサポートコミュニティ)
まとめ
「おはよう」でガイドライン違反になる——そんな事態が実際に起きていることは、AIフィルタリングの難しさを改めて示しています。
Googleの公式見解はまだ出ていませんが、同じ症状が出ている方は英語入力での回避を試しつつ、続報を待ちましょう。
