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アルトマンが明かした衝撃の数字——AIトークン使用量が爆増し、企業の2026年予算が四半期で消えた

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年6月5日 更新
アルトマンが明かした衝撃の数字——AIトークン使用量が爆増し、企業の2026年予算が四半期で消えた

「うちの会社、2026年分のAI予算をQ1で使い切ってしまったんですが、もっと効率化できませんか?」

こんな声がOpenAIのサム・アルトマンCEOのもとに届くようになったのは、ここ数ヶ月のことだといいます。
年明けには誰も口にしなかった問題が、今や「極めて重大な課題」になっている——そう語ったのが、2026年6月2日に開催されたイベント「Intelligence at Work」での発言です。
AIの爆発的な普及がいよいよ、企業の財布を直撃しはじめました。

6.5年で10万から100億へ——数字が示すAI利用の変容

アルトマン氏がイベントで共有した統計が、まず驚かせます。

6年半前、OpenAIの最大トークン消費ユーザーが使っていたのは月10万トークン
ところが今では、その数字がなんと「世界の一人あたり平均」になっていると言います。
現在のOpenAI社内トップユーザーは月100億トークンを消費しており、さらにOpenAI社外に、それを上回る使用量の人物がいることもアルトマン氏は明かしました。
「個人的に少し恥ずかしい」とユーモアを交えながら語ったそうです。

トークン(token)とは、AIが文章を処理する際の単位で、日本語では概ね1文字が1〜2トークンに相当します。
簡単にいえば、AIとどれだけ大量のやり取りをしたかを示す指標です。
この数字が月10万から月100億へと10万倍に膨らんでいるというのは、AI利用がいかに急拡大しているかを如実に示しています。

「AIを入れれば生産性が上がる」は本当か?

この爆発的な利用増が、企業に新たな悩みを生んでいます。

AmazonではAI利用の社内ランキングを維持するため、従業員が本来不要なタスクにまでAIを使うという行為が横行し、ランキング自体が廃止されました。
MicrosoftはClaude Codeのライセンスを削減。
そしてUberのCOOは、AIへの支出と実際の成果の因果関係がまだ確立されていない、と公言しています。

これらは「AIを導入すれば即座に生産性が上がる」という前提が、実態と少しズレはじめていることを示しています。
同じような課題は日本の企業でも少しずつ聞こえてきています。

X(旧Twitter)では、OpenAIを含むAI企業の事業モデルへの見方も変わりはじめています。

「仕入れコストが上がるので、これから利益が減っていく」という指摘も出るなど、AIビジネスの収益構造への関心が高まっています。

コスト問題に対してOpenAIが目指すもの

一方でアルトマン氏は、「コストが下がり続けている」という点では楽観的です。
年初には「AIコストは年10分の1になる」と言っていたものを、最近は「40倍の効率化」に修正しています。
要するに、コスト低下のスピードが当初の予想を大幅に上回っているというわけです。

「消費量が増えるほど価値も増える。
問題は消費量ではなく、コストに見合う価値が出ているかどうかだ」——これがOpenAI側のスタンスです。

企業にとって大切なのは、「AIを使っているか」ではなく「AIで何を達成しているか」という問いになってきました。
Uberの例が示すように、ROIの定量化が今後の課題になりそうです。

さらに深掘りしたい方へ

Uberが2026年のAI予算を4カ月で使い果たしたUberが2026年のAI予算を4カ月で使い果たした——COOが「投資対効果が見えない」と公言した日「AIツールを入れれば生産性が上がる」という前提が、いよいよ問い直されはじめています。

まとめ

AIトークンの消費量は6.5年で10万倍になり、企業のコスト負担がいよいよ無視できなくなっています。
「使えば使うほど良い」から「使った分の価値を測る」へ——AIとの付き合い方は新しいフェーズに入りつつあります。