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711円ぴったりのレシートで28cmのクマ人形——「セブンイレブンの日」がなぜ毎年SNSを騒がせるのか

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月11日 更新
711円ぴったりのレシートで28cmのクマ人形——「セブンイレブンの日」がなぜ毎年SNSを騒がせるのか

税込711円になるよう会計を調整して、レシートを写真に撮る。
7月に入ると、そんな行動を取る人がXのタイムラインに増えます。
今年その先にある景品の一つが、セブン-イレブンの制服を着た高さ約28センチのBE@RBRICKです。

7月11日は「セブンイレブンの日」。
実は1974年5月15日に開業した日本1号店(東京都江東区・豊洲店)の開店記念日ではなく、社名の「7」と「Eleven(11)」を数字に見立てた語呂合わせの記念日です。
それでも毎年、この日を挟んだ約11日間に複数のキャンペーンが同時進行し、Xの話題を作り続けています。

公式アカウントが同じ週に何本もキャンペーンを仕掛ける理由

セブン-イレブンの公式Xアカウント「@711SEJ」は、この時期だけで複数の異なる仕掛けを走らせています。
ひとつは、公式アカウントをフォローして「#セブンイレブンの日」付きで引用ポストすると、オリジナルデザイン自転車が7名に当たるという企画です。

もうひとつは、フォロー&リポストで「セブンプレミアム お菓子 無料クーポン」が7,110名に当たる企画で、こちらは公開から2万件を超えるいいねと13万件を超えるリポストを集めました。

同時に、公式アカウントは「セブン-イレブンの、わたしの一番すきなところ」という思い出を募る投稿も行っており、フォロワーとの対話を促す役割を担っています。

締切直前には、自転車企画のリマインド投稿も行われました。

リポスト条件の企画と引用ポスト条件の企画を並走させることで、フォロワーは「リポストだけの人」と「コメント付きで拡散する人」の両方に分かれ、結果としてタイムライン上の露出経路が二重になります。

レシート応募キャンペーンの規模も年々拡大している

Xでの拡散施策と並行して、セブン-イレブンは「711円ぴったりレシート」を撮影して応募する抽選キャンペーンを7月1日から11日まで実施しています。
合計711円(税込)の買い物レシートを撮って応募すると、抽選で以下の賞品が当たります。

  • BE@RBRICK 400%(セブン-イレブン制服デザイン):50名
  • セブンカフェ風ペアグラス:2,450名
  • セブンカフェ/セブンカフェスムージーの無料クーポン:2,500名

合計当選人数は5,000名で、昨年の711名から大幅に増えています。
当選人数を前年の約7倍に増やしたことで、「応募しても当たらない」という心理的ハードルを下げ、参加率を底上げする狙いがうかがえます。

このほかにも、期間中には複数のキャンペーンが積み重なっています。
セブンカフェの2杯目半額クーポン配信(7月1〜5日)、セブンプレミアムゴールドのお惣菜2個同時購入で711.72円(税込)になるキャンペーン(7月7〜11日)、店頭でのオリジナルステッカー先着配布(7月11日午前11時から100枚)などです。
アプリ会員向けには、レジェンド漫画作者の直筆描き下ろし色紙が当たる企画も用意されています。
施策の対象がアプリ・店頭・SNSの3チャネルに分散しているのが特徴です。

さらに深掘りしたい方へ

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キャンペーンの詳細はセブン&アイ・ホールディングスのニュースリリースで確認できます。

Shiritomo編集部の考察

この事例で興味深いのは、単発の大型キャンペーンではない点です。
「フォロー+引用ポスト」「フォロー+リポスト」「思い出の募集」という、参加のハードルが異なる複数企画を同じ期間に併走させています
引用ポストは投稿者自身の言葉が乗るため、熱量の高いユーザーの拡散に向いています。
リポストは手軽さゆえに、広い母数への露出に向いています。
SNS運用担当者にとっては、「1つの記念日に1つの企画」ではなく、参加コストの異なる企画を並行させることで、熱量の高い層と広く浅い層の両方にリーチできるという設計思想が参考になるはずです。
レシート応募の当選人数を前年の7倍に増やした判断も、体感当選確率を上げてSNSでの言及数そのものを増やす狙いと読み取れます。

まとめ

「セブンイレブンの日」は社名にちなんだ語呂合わせの記念日でありながら、SNS施策・店頭施策・アプリ施策を組み合わせることで、毎年安定した話題を生み出しています。
単発のバズを狙うのではなく、参加のハードルが異なる複数企画を同時に走らせる設計は、他業種のSNS運用でも応用できる視点ではないでしょうか。