東京でAIクリエイター100人が対面 デザジュク×AI実装プログラム合同オフ会の熱量
広い会場に並んだノートPCは、ざっと100台。
7月11日、東京都内で開かれたオフ会には、オンライン上でしか顔を合わせたことのない受講生たちが実際に集まりました。
主催したのは、22歳のデザイナー・コンドウハルキ氏です。
普段はチャットや講義動画でつながっているだけの関係が、この日は名刺交換とキーボードの音に変わります。
画面の向こうの「先生」や「同期」が、実在の人として目の前に立つ。
そんな一日でした。
「デザジュク」と「AI実装プログラム」、二つのコミュニティが一堂に
今回のオフ会は、コンドウハルキ氏が運営する2つのコミュニティの合同企画です。
オンラインデザインスクール「デザジュク」(生徒650名超とされる)と、「AI Creative実装プログラム」(受講生450名)が同じ会場に集まり、約100名のAIクリエイターが参加しました。

午前は星川ユウヤ氏による特別講義からスタート。
その後は7名の講師が個別相談ブースに立ち、参加者一人ひとりのデザインにフィードバックを行ったり、AIをどう仕事に組み込むかを一緒に考えたりする時間が設けられました。
座学を聞くだけでなく、その場で自分の作品や業務フローを見てもらえる仕組みです。
後半は懇親会に切り替わり、これまでオンラインでしかやり取りがなかった仲間との交流が続きました。
参加者からは「実務でのAI活用のイメージが湧いた」「今日聞いたことは行動に移す」といった声が上がったといい、業務フローの効率化やCPA(顧客獲得単価)半減といった具体的な成果事例も共有されたとのことです。
数字自体は主催者側の発表に基づくもので、第三者による検証情報は確認できていません。
デザジュクとAI実装プログラムとは何者か
「デザジュク」やコンドウハルキ氏について、Xの投稿検索では今回のオフ会に直接言及する具体的な投稿は確認できませんでした。
ただし、コンドウハルキ氏本人のアカウントは実在しており、AI×デザインをテーマにした発信を継続的に行っている人物です。

コンドウハルキ氏は、株式会社Harukazeの代表取締役です。
中学生の頃から個人でデザイン制作を始め、14歳で起業したとされ、現在は22歳。
デザインスクール「デザジュク」と「AI Creative実装プログラム」の二本柱で、未経験からデザイナーを目指す人やAIを実務に取り入れたい人向けの教育事業を展開しています。
デザジュクは「未経験からプロのデザイナーを目指せるオンラインコミュニティ」を掲げ、動画講義・個別フィードバック・実践課題を組み合わせたカリキュラムを1年間かけて進める構成になっています。
生徒数は情報源によって550名超〜650名超と幅があり、正確な最新値は非公開のため「〜超」という表現にとどめます。
受講生の年代は20代が中心で、主婦から会社員、美大生まで幅広い層が学んでいるとされる点は、デザインスクールとしては珍しい客層の広さです。
一方の「AI Creative実装プログラム」は、デザインという枠を超えて、AIをどう日々の仕事に組み込むかを学ぶプログラムとして位置づけられています。
今回のオフ会でCPA半減などの実例が紹介された背景には、こうした「学んで終わらせない」実装重視のカリキュラム設計があるようです。
コンドウハルキ氏は、Adobe公式番組「CREATOR KITCHEN supported by Adobe」にも出演するなど、AI時代のクリエイティブ教育の発信者として活動の幅を広げています。
生成AI(テキストや画像などをAIが自動で作り出す技術)が急速に普及した2024年以降、デザイン業界では「AIに仕事を奪われるのでは」という不安の声と、「AIを使いこなせる人材の需要が増えている」という期待の声が同時に語られてきました。
デザジュクやAI実装プログラムのようなコミュニティは、その両方に応えるかたちで、AIツールの操作方法だけでなく、実際の案件でどう使うか・どう提案するかまで含めて教える方向にシフトしているようです。
オフ会で共有されたという業務フローの効率化事例は、こうした実装重視の教育の成果を可視化する場としての役割も担っていたと考えられます。
さらに深掘りしたい方へ
Shiritomo編集部の考察
今回のオフ会が興味深いのは、オンラインで完結しがちなAI教育コミュニティが、あえてオフラインの場を設けた点です。
デザジュクとAI実装プログラムという2つのコミュニティを合流させたのも、単なる懇親目的ではなく、「学びを実務に落とし込む」ための後押しとして設計されているように見えます。
個別相談ブースで講師がその場でフィードバックする形式は、SNS上のフォロワーとの関係を「一過性の視聴」から「継続的な実践」へ転換させる仕掛けとして機能しやすい構造です。
オンラインコミュニティ運営者にとって、定期的なオフラインイベントは解約率や学習継続率を下げる効果的な手段とされており、他の学習系コミュニティでも同様の合同イベントが増える可能性があります。
SNSマーケティングの観点では、参加者自身が体験を発信することで二次的な話題化が期待できる設計でもあり、今後の投稿の広がりに注目したいところです。
まとめ
デザジュクとAI実装プログラム、二つのコミュニティが合流した今回のオフ会は、AIを学ぶ場から実務で使う場への橋渡しを狙った試みでした。
オンライン発の学びがリアルな行動にどうつながっていくか、今後の展開を追いかけていきたいと思います。