「長年の夢」がかなった渋谷のガジェット店、店長が『後生ですから』と願った理由
「長年の夢“ガジェットのお店”を8/20(木)にオープンできる運びとなりました」。
8月17日、Xにこう投稿したのは矢崎飛鳥さん(アカウント名ACCN)です。
かつてテック系メディアで編集長を務めてきた人物で、投稿の最後には「どうぞよろしくお願いしますね、後生ですから」という一言が添えられていました。
企業の開店告知にしては、ずいぶん個人的な言葉です。
ガジェット好きが気になるのは、この店が何を売っていて、どうすれば行けるのかという点でしょう。
調べてみると、単なる「販売店」ではなく「体験の場」として設計されていることが分かりました。
この記事では、投稿の内容と公式発表・報道をもとに、店の中身と仕掛け人の正体を整理します。
先に結論をまとめると:
– 渋谷区渋谷1-7-2「VORT渋谷 east II」3Fに8月20日オープン、完全予約制・入場無料
– Nothing、XREAL、MOONDROP(水月雨)など複数の海外ブランドの実機を、購入前に手に取って試せる
– 運営はFastlane Japan、店長兼キュレーターは元Engadget日本版編集長の矢崎飛鳥さん

渋谷にできたのは「売らない店」なのか
矢崎さんの投稿によると、店の名前は「&count(エンカウント)」。
渋谷・表参道エリアに8月20日にオープンし、営業時間や予約方法、今後のイベント情報は公式X(@ncount_jp)で案内するとしています。
投稿には「まだ見ぬ何かがある…」という一文もあり、単に商品を並べる棚ではなく、来店してはじめて分かる体験を売りにしていることがうかがえます。
完全予約制ながら入場は無料で、店内での撮影ができるかどうかは、今回確認できた情報からは分かりません。
さらにクリエイター向けのワークスペースまで備えているというのが、後述する報道記事から分かる特徴です。
【ご報告】長年の夢“ガジェットのお店”を8/20(木)にオープンできる運びとなりました! まだ見ぬ何かがある… &countは渋谷、表参道から徒歩圏内。営業時間や予約法、イベントなどの詳細は公式X: @ncount_jp をフォローいただけましたらと。どうぞよろしくお願いしますね、後生ですから #エンカウント pic.twitter.com/KnnldaUgHj
— ACCN|矢崎飛鳥 (@ACCN) 2026年8月17日
投稿だけでは、実際の営業時間や住所までは分かりません。
ここから先は、公式発表を報じたメディア記事から集めた一次情報です。
実際に確かめてみると
いつ、どこで、どうすれば入れるのか?
PHILE WEBの報道(Yahoo!ニュース転載)によると、&countの所在地は東京都渋谷区渋谷1-7-2「VORT渋谷 east II」3F。
営業時間は11:00〜19:00で、定休日は火曜・水曜・祝日(土日と重なる祝日は営業)とされています。
入場は無料ですが、事前に来店予約フォームからの予約が必要とのことです。
コンセプトとして「Co Working(コワーキング)」と「Community(コミュニティ)」の2つが掲げられており、メディアやクリエイターが使える無料のフリースペース、無料Wi-Fi、電源も用意されているといいます。
何が置いてあるのか?
同記事では、展示ブランドとしてNothing、MOONDROP(水月雨)、XREAL、CMF(Nothingのサブブランド)、Bulu&Blueなどの名前が挙がっており、AIデバイスやオーディオ製品、スマート家電のほか、3Dプリンターやゲーミングデバイスも扱うとされています。
ARグラスについては、XREALの製品が展示対象として紹介されています。
仕掛け人はどんな人物なのか?
店長兼キュレーターを務める矢崎飛鳥さんは、1990年代後半からアスキーでゲーム誌・PC誌の編集に携わり、2017年からはEngadget日本版の編集長を歴任した人物です。
その後、Engadget日本版の後継的な位置づけのメディア「テクノエッジ」の共同創業者となり、2024年11月1日付で同メディアの編集長に就任しています。
Wikipediaの「スマートフォン」項目には、略称「スマホ」の考案者として矢崎さんの名が記載されています。
内覧会を訪れた人の投稿からも、店の雰囲気が伝わってきます。
渋谷に8月20日オープンするガジェット体験空間「&count(エンカウント)」の内覧に行ってきました。( @ncount_jp )
— NANA (@NANA_CoRRiENTE) 2026年8月17日
日本未上陸の製品や最新のAIデバイス、ウェアラブル、オーディオなど、実際に手に取って試せるガジェットがずらり。見ているだけでもかなり楽しい空間でした。… pic.twitter.com/KSklodPaeO
「日本未上陸の製品や最新のAIデバイス、ウェアラブル、オーディオなど、実際に手に取って試せるガジェットがずらり」「見ているだけでもかなり楽しい空間でした」と投稿されており、実機に囲まれた店内の様子がうかがえます。
Shiritomo GADGET編集部の考察:なぜ「売らない店」がわざわざ渋谷に要るのか
ガジェットは今やAmazonやブランド公式ECで数クリックで買える時代です。
それでも実店舗の「体験」に投資する動きが目立つのは、レビュー動画やスペック表だけでは伝わらない質感・操作感が購買の決め手になる商材だからでしょう。
Fastlane Japanのように海外ブランドの日本総代理店を担う企業にとって、&countは単なる展示会場ではなく、クリエイター歓迎という設計そのものがSNS上のコンテンツを生む装置にもなり得ます。
予約制にすることで来店者一人ひとりに丁寧な説明ができ、結果として「誰かの投稿を見て行きたくなる」循環を作りやすいのも狙いの一つと考えられます。
編集長経験者が店長を兼ねる体制も、メディア発の情報発信力をそのまま店舗運営に持ち込む試みとして興味深い事例です。
まとめ
「&count」は、渋谷・表参道エリアに8月20日オープンする、完全予約制・入場無料のガジェット体験空間です。
元Engadget日本版編集長の矢崎飛鳥さんがキュレーターを務め、NothingやXREALなど複数の海外ブランドの実機に触れられる場として設計されています。
詳しい営業情報は公式X(@ncount_jp)で随時案内されるとみられます。