「うちの鳥そっくり」——壺を割って人を蹴るだけの新作、鳥飼いが騒いだ理由
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ゲーム内の所持金表示はゼロのまま、画面の中の鳥は嘴で高価そうな壺を押し続けています。
倒れた瞬間、スコアだけが増えていく——それだけのゲームが、いま公開4日ほどでインプレッション71万を超えました。
SNSを使う人にとっても、「相手を困らせる」体験がなぜここまで刺さるのかは気になるところです。
この記事では『A Game About Being A Parrot』が何をするゲームで、Xで何が起きているのかを整理します。
先に結論をまとめると:
– 内容は「オウムになって部屋を荒らすだけ」のシンプルな体験版。
稼いだお金でコスチュームや乗り物を買える
– 開発は個人開発者AmirReza Moghaddam氏、発売元はGrunge Studio。
正式版はまだ「近日公開」で価格・発売日は未定
– Xでは「うちの鳥そっくり」という飼い主からの共感の声と、「これはオウムじゃない」という指摘が同時に広がっている
Xで何が起きているのか
きっかけは「電ファミニコゲーマー」のX投稿でした。
“最悪なオウム”となって好き放題イタズラできる体験版がSteamで公開されたことを、周囲を困らせて一日を台無しにできるゲームとして紹介した内容です。
“最悪なオウム”となって好き放題イタズラできるゲーム『A Game About Being A Parrot』体験版がSteamにて公開中。みんなの一日を台無しにできるhttps://t.co/1EFONu5OVZ
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年8月24日
壺を落としまくったり、人を蹴ったりして、とにかく周囲に迷惑をかけていく。稼いだお金でコスチュームや乗り物も購入可能 pic.twitter.com/h9sIuimJhx
このポストは25日午前時点で1万件を超える「いいね」、3,500件超のリツイートを集めています。
壺を落とす、人を蹴る、糞を落とす——文字にすると身も蓋もない内容ですが、「稼いだお金でコスチュームや乗り物を購入できる」というオチまで含めて、鳥を飼っている人たちの共感を呼びました。
「うちの鳥そっくり」「リアルすぎる」といった声が相次いだのも、単なるバカゲーとしてではなく「あるある」として受け止められたからのようです。
ただ、共感の声の裏でもう一つ気になる指摘が出ていました。
本当に「オウム」なのか?
X上では「冠羽がないからインコだ」という指摘も見られたようです。
冠羽とは頭の上に立つ羽根飾りのことで、オカメインコやオウムの仲間に見られる特徴です。
実際にゲーム内の映像を見ると、頭は赤、体は緑という配色の小型の鳥で、頭の羽根が立ってはいません。
タイトルには「Parrot(オウム)」とありますが、英語圏では日本語の「インコ」も含めて広く parrot と呼ぶ慣習があり、ここは分類学上の厳密な区別というより、タイトルとしての呼び方だと捉えるのが自然そうです。
開発しているのは誰か
Steamストアページを確認すると、開発元は個人名義のAmirReza Moghaddam氏、発売元はGrunge Studioと表記されています。
ジャンルはAdventure・Casual・Indieに分類されており、体験版は無料でダウンロードできますが、製品版は本稿執筆時点で「近日公開」のまま。
価格も発売日もまだ公開されていません。
つまり今Xで話題になっているのは、あくまで無料の試作品の段階だということになります。
荒らした後に何ができるのか
紹介ポストによると、部屋を荒らして稼いだお金は単に加点されるだけではなく、鳥用のコスチュームや乗り物と交換できる仕組みになっています。
さらに一部の紹介記事では、進行に応じて有名な絵画をイタズラの対象として解禁できる要素にも触れられていました。
壺を倒す、人を蹴る、といった単発の破壊行動が、着せ替えや新しいイタズラ先という「次の目的」につながる設計です。
ワンアイデアのバカゲームに見えて、繰り返し遊ばせるための導線はきちんと引かれていると言えそうです。
ゲーム系メディア「Game*Spark」も、このタイミングで体験版と新トレーラーを「家庭を破壊し尽くすACT」として紹介しています。
壊す、散らかす、糞をする。オウムになって家庭を破壊し尽くすACT『A Game About Being A Parrot』デモ&新トレイラーhttps://t.co/rZw5zspIFR pic.twitter.com/N0S3EzyNef
— ⚡Game*Spark⚡ (@gamespark) 2026年8月24日
こちらは大手アカウントの投稿ほどの拡散力はありませんが、同じ体験版が複数のゲームメディアに取り上げられている点からも、Xでの盛り上がりが一過性のバズだけではないことがうかがえます。
Shiritomo GAME編集部の考察:バズった後にどう育てるか
『A Game About Being A Parrot』の構造は、2019年に世界的ヒットとなった『Untitled Goose Game』の系譜に近いものです。
「かわいい生き物になって人を困らせる」という一発ネタは説明不要で伝わり、動画にした瞬間に面白さが完結するため拡散しやすいという特徴があります。
今回も本編は未発売のまま体験版だけで71万インプレッションを稼いでおり、これは開発コストをかけずに認知を作る典型的な流れです。
ただし過去の類似作を見る限り、初動のバズが実売に直結するとは限りません。
ウィッシュリストの積み上げをどう次の発表につなげるかが、この後の正式版の成否を分けそうです。
まとめ
『A Game About Being A Parrot』は、まだ発売日も価格も決まっていない体験版段階のゲームですが、「オウムになって暴れるだけ」という分かりやすさが71万インプレッションという結果を生みました。
正式版がいつ、いくらで出るのかはまだ分かりませんが、体験版だけで話題を作れたこと自体が、この手のシンプルなアイデア勝負のインディーゲームにとって一つの成功事例になりそうです。
続報が出た際には、価格や発売時期も含めて改めて確認したいところです。
さらに深掘りしたい方へ
体験版はSteamストアページから無料でダウンロードできます。