G-STEEL GST-W1000D、側面にビスが露出しない設計の新構造――磨き分け4種、価格は11万円から

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月11日 更新
G-STEEL GST-W1000D、側面にビスが露出しない設計の新構造――磨き分け4種、価格は11万円から

ベゼルの側面をどこから見ても、ネジの頭が一つも見当たりません。
カシオが10月9日に発売した新型G-STEEL「GST-W1000D」は、ベゼルを4つの金属パーツに分けて組み合わせながら、側面にビスを露出させない構造を新たに採用しました。
価格は税込11万円前後、G-SHOCKのラインナップの中でも上位に位置する一本です。
普段使いの腕時計にメタルの質感とタフネスを両方求めている人にとっては、見た目の変化とスペックの両面が気になるところだと思います。
公式発表の内容を一次情報で確認しながら、何が新しいのかを整理しました。

先に結論をまとめると:
– G-STEEL「GST-W1000D」は2026年10月9日発売、価格は税込11万円(ブルーのGST-W1000AD-2AJFのみ11万5,500円)
– ベゼルを4つの金属パーツに分け、直線・円形のヘアラインとミラー、ホーニングの4種類で磨き分け、側面にビスが見えない外観を実現
– タフソーラー・20気圧防水・Bluetooth連携を備えつつ、G-SHOCKらしいタフネスとメタルウォッチの質感を両立させている

カシオが明かした、ビスが見えない新構造

カシオ公式(@CASIOJapan)は9月9日17時ごろ、X上でGST-W1000シリーズの発表を行いました。

投稿では「多パーツ構成により細部まで異なる磨き分けを施しメタルの美しさを引き出した」とし、「ベゼルからブレスレットにかけ一体感のある外観」「立体的で幾何学的なテクスチャーの文字板」「正確な時刻表示を保てる『TOUGH MVT. 2』を搭載」という3点を挙げています。

この「一体感のある外観」を実現しているのが、従来の1パーツ構成のベゼルをやめ、丁寧に磨いた4つの金属パーツを組み合わせる新構造です。
側面にビスが露出しない設計によって、ベゼルとブレスレットの間に継ぎ目を感じさせない仕上がりにしています。
文字板も、山形カシオが持つナノ加工技術を使って立体的な幾何学模様を刻んでおり、光の当たり方で表情が変わる作りになっているようです。
見た目の説明はここまでですが、実際のスペック面はどうなっているのか、公式発表をさらに掘ってみました。

調べて分かったこと

GST-W1000Dのスペックを確認すると、ケースサイズは50.0×45.5×13.2mm、質量は138g。
電源はタフソーラー(光発電)で、電波受信とBluetoothによるスマートフォン連携にも対応しています。
防水性能は20気圧で、サファイアガラス(内面反射防止コーティング付き)を風防に採用しています。
ムーブメントは新開発の「TOUGH MVT. 2」で、自動時刻修正に加えて衝撃や磁場の影響を補正する機能を持つとされています。
カラーは3色展開で、ブラック(GST-W1000D-1AJF)とグリーン(GST-W1000D-3AJF)が11万円、ブルー(GST-W1000AD-2AJF)のみ11万5,500円と価格が分かれています。

G-STEELとG-SHOCKは何が違うのか?

「G-STEELとG-SHOCKは何が違うのか」は検索されやすい疑問です。
G-STEELは2015年ごろに生まれたとされるシリーズで、G-SHOCK本来の耐衝撃設計はそのまま、外装にメタルパーツを組み合わせて質感を高めたラインです。
樹脂(レジン)製のカジュアルなボディが主流のG-SHOCKの中で、G-STEELは「ベーシックなメタルのG-SHOCK」という立ち位置に当たります。
さらに上位にはMR-GやMT-Gといった最高峰ラインがありますが、こちらは洗練性をさらに研ぎ澄ませた位置づけで、G-STEELはそこまで肩肘張らず、スーツにも合わせやすいラウンドフォルムが特徴とされています。
今回のGST-W1000Dは、このG-STEELの中でも「パーツ構成」という作り方そのものを変えてきたモデルといえそうです。

Shiritomo GADGET編集部の考察:ネジを消すコストは質感に化ける

今回の発表で注目したいのは、タフソーラーやBluetooth連携といった機能面ではなく、ベゼルを1パーツから4パーツに分けてビスを隠すという、組み立てコストが増える方向の変更をわざわざ行っている点です。
量産腕時計は部品数を減らすほどコストを下げやすいため、逆方向の設計判断は「数字で見えにくい質感」に価値を置いていることの表れだと考えられます。
価格自体は旧世代のG-STEELより上がっており、コストをかけて手間のかかる仕上げに置き換えてきたという見方ができるでしょう。
腕時計は機能面のスペック競争が一巡したカテゴリーでもあるため、今後も「数字では測りにくい作り込み」を打ち出すメーカーが増えていくかもしれません。

まとめ

GST-W1000Dは、タフソーラーや20気圧防水、Bluetooth連携といった既存のG-STEELの強みを保ちながら、ベゼルの4パーツ化によって「ビスが見えない」質感を新たに取り入れたモデルです。
価格は11万円前後で、メタルウォッチとしての存在感とG-SHOCKらしいタフネスを両立させたい人に向く選択肢になっています。

この記事で取り上げた製品

カシオ G-STEEL GST-W1000D

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GST-W1000Dの詳細スペックはカシオ公式のニュースリリースで確認できます。
構造や取材情報はImpress Watchの記事、ベゼルのビス構造についてはマイナビニュースの記事でも詳しく解説されています。