PC-Steam 読了 5 分

2005年デビューのFPSが、2026年にもう一度クローズドベータを迎えた

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月11日 更新
2005年デビューのFPSが、2026年にもう一度クローズドベータを迎えた

「あの頃のまんま」。
ゲームメディアが先行プレイでそう評したのは、2005年に登場したオンラインFPS『サドンアタック(SUDDEN ATTACK)』のリマスター版、『SUDDEN ATTACK ZERO POINT(サドンアタック:ゼロポイント)』です。
7月9日から13日まで、Steam上でファイナルクローズドベータテスト(CBT:正式サービス前の限定検証プレイ)が実施されています。

20年以上前のタイトルが、名前も看板もそのままに、令和のエンジンに載せ替えられて帰ってきた。
この一点だけでも、当時プレイしていた世代の目を引くには十分な出来事でした。

Xでの盛り上がり

CBT開始のタイミングで、ゲームメディアのファミ通が先行プレイの感触を伝えています。

名作FPSのリマスター版『サドンアタック ゼロポイント』は想像

続けて、CBT開始直前にはプレイ動画の公開も告知されていました。

「サドンアタック:ゼロポイント」のプレイ動画を公開!CBTは明日からとなっていますので、ぜひプレイ前にご覧ください!

ゲーム内では、13種類のプライマリ武器と10人のキャラクター、複数の追加マップが実装されており、Steamの参加ボタンから誰でも自由にダウンロードして試せる仕組みになっています。
X上ではストリーマーや元プロプレイヤーが「青春が戻った」「同窓会みたい」と口をそろえ、当時を知る世代同士が久しぶりに集まってプレイする様子が広がっていました。

実際のところ何が変わったのか

サドンアタックは2005年にネクソンが送り出した基本プレイ無料のFPSで、当時の日本や韓国のオンラインゲームシーンで大きな存在感を持っていたタイトルです。
今回のゼロポイントは、その原点をリマスターという形で作り直したものになります。

ネクソン公式の発表によれば、ファイナルCBTでは13種のプライマリ武器と4種のセカンダリ武器、200種以上の専用パーツ、36種の共有パーツが用意され、近接戦闘に特化したマップや爆破ミッション用のマップも含まれています。
グラフィックスは最新のゲームエンジンで全面刷新されつつ、ハイスピードな撃ち合いと爆破ミッション・チームデスマッチという基本のゲーム性はそのまま継承されているとのことです。

つまり今回の狙いは、まったく新しいFPSを作ることではなく、「あの感触」を令和の環境で再現することにあります。
武器のカスタマイズ性を新たに深めつつ、当時のプレイヤーが体に染み込ませていた操作感や間合いの取り方はそのまま残す。
懐かしさと今どきの快適さの両立が、今回のリマスターの核心部分だと言えそうです。

なお、一部のRadeon(AMD製グラフィックボード)ユーザーからは動作トラブルの報告も上がっていましたが、こうした声も含めてCBT期間中のフィードバックが、正式サービスに向けた調整材料として活用される見込みです。

今回のCBTでは、練習モードやBOT(コンピューター操作の敵キャラクター)を相手にしたチームデスマッチ・爆破ミッションも用意されています。
かつてのサドンアタックを知らない世代にとっては、いきなり対人戦に飛び込むよりも、まずBOT戦でクラシックな爆破ミッションのルールを覚えられるのはありがたい設計と言えるでしょう。
爆破ミッションは、攻撃側が爆弾を設置する地点まで進み、守備側がそれを阻止するという単純な構造ながら、狭い通路や死角の多いマップ構成によって駆け引きの奥行きが生まれるモードです。
20年前の対戦シーンを支えていたのも、まさにこの緊張感でした。

さらに深掘りしたい方へ

Shiritomo GAME編集部の考察

20年前のタイトルをリマスターして復活させるという手法自体は珍しくありませんが、今回のケースが興味深いのは「誰でも参加できるCBT」という形を取った点です。
旧作の思い出を持つ層だけに向けた懐古企画ではなく、Steamの参加ボタン一つで新規プレイヤーも同じ土俵に入れる設計になっています。

これにより、X上の話題の広がり方も二段構えになっていました。
ひとつは「懐かしい」という感情に訴えるベテラン勢の声。
もうひとつは、ゲームメディアの先行プレイ記事や動画によって初めてタイトルを知る層への認知拡大です。
古参のノスタルジーと新規層の好奇心という異なる動機を同時に刺激できるのが、リマスター作品のCBTならではの強みと言えるでしょう。

Radeon環境での不具合報告のような技術的なフィードバックも、CBTという「検証」の枠組みだからこそ許容される情報です。
正式サービスまでの間にどこまで改善が反映されるか、引き続き注目したいところです。

まとめ

2005年生まれのFPSが、当時を知る世代と初めて触れる世代の両方を巻き込みながら、令和の環境で新たなクローズドベータを迎えました。
7月13日までのテスト期間で集まる反応が、今後の正式サービスの完成度を左右することになりそうです。