「後発だけあってさすがである」——Huawei新型三つ折り「Mate XT2」、厚さ3.5mmの中身
3.5ミリ。
Huaweiが9月7日に発表した新型三つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT2 | ULTIMATE DESIGN」の、全開時の最薄部の厚さです。
パスポートよりひと回り大きいサイズに収まるボディが、開くと10.2インチのタブレットに変わります。
実機の画像を見たXユーザーからは「Galaxy Z TriFoldとカバーディスプレイの位置が違うのでこういう使い方もできるのかと感心させられる。
後発だけあってさすがである」という声も出ていました。
三つ折りスマホの選択肢が増え続けるいま、Huaweiの2代目がどこを変えてきたのかを知っておくと、次にスマホを選ぶときの判断材料が増えます。
先に結論をまとめると:
- Huaweiが9月7日、三つ折りスマホの新型「HUAWEI Mate XT2」を発表。
重さ299g・全開時の厚さ3.5mmで、現行の三つ折りモデルとしては最薄・最軽量級です - 折りたたみ構造を「閉じると画面の一部が外側に出る」旧型から、「閉じると画面が完全に内側へ隠れる」G型の二重内折りへ刷新。
狙いは薄さより画面保護です - 価格は19,999元から(日本円にするとおよそ46万円台とみられます)で、日本では正規販売されておらず、9月12日に中国で発売予定です
実機画像に集まった「後発だけあって」の声
Huaweiは9月7日、中国・広東省で開いた新製品発表会で「HUAWEI Mate XT2 | ULTIMATE DESIGN」を披露しました。
前モデルの「HUAWEI Mate XT」は2024年に世界初の商用三つ折りスマホとして登場し、日本でも個人輸入するファンがいるほど話題になった機種です。
その正統後継となる今回のモデルに、X上ではさっそく実機画像をもとにした反応が出ています。
Mate XT2。Galaxy Z TriFoldとカバーディスプレイの位置が違うのでこういう使い方もできるのかと感心させられる。後発だけあってさすがである https://t.co/NsTdfHom4Z pic.twitter.com/YKE2vvxxNo
— はやぽん (@Hayaponlog) 2026年9月7日
投稿主は、カバーディスプレイ(本体を折りたたんだときに使う小さい画面)の配置がサムスンの「Galaxy Z TriFold」と異なる点に触れ、後発モデルならではの工夫を評価していました。
ライバル機の弱点を見た上で設計を練り直せるのは、2番手として市場に参入するメーカーの強みでもあります。
ただ、実機画像だけを見ても「何がどう変わったのか」までは分かりません。
そこで公式発表の中身を確認してみました。
調べて分かったこと
なぜ折りたたみ構造を変えたのか?
前モデルのMate XTは、閉じたときに画面の一部が本体の外側に露出する構造でした。
薄さを追求した設計でしたが、裏を返せば画面が傷付きやすいという弱点も抱えていました。
Mate XT2ではこの構造を見直し、2枚の画面を内側に折り込んで本体の中にすっぽり収める「G型」の二重内折り構造に変更しています。
閉じた状態では有機ELの折り曲がる画面が完全に隠れるため、傷や衝撃のリスクを大きく減らせるのが狙いです。
あわせて、大画面を開かなくても電話やメッセージ確認ができる独立したカバーディスプレイも備え、日常使いでの開閉頻度そのものを減らせる設計になっています。
「薄さ優先」から「画面保護優先」へ、設計思想が一段階進んだ格好です。
【話題】🇨🇳ファーウェイ、新型3つ折りスマホを発表
— Polymarket Japan (@polymarketjapan) 2026年9月7日
・「Mate XT2」は2回広げるとタブレットサイズ
・新型チップ「Kirin 9050 Pro」を搭載
・前モデル比42%の性能向上をうたうpic.twitter.com/6UcFYZULqe
このX投稿でも触れられている通り、プロセッサーには新型の「Kirin 9050 Pro」を採用し、前モデル比で42%の性能向上をうたっています。
参考までに、メイン画面は10.2インチ(解像度2232×3184)の有機ELです。
カバー画面は6.5インチ(2442×1140)で、最大輝度6,500ニットです。
バッテリーは5,600mAhで、66Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応します。
防水防塵性能はIP58/IP59に対応しており、日常使用での水濡れにもある程度耐えられる仕様です。
日本で買えるのか?
結論から言うと、Mate XT2は日本での正規販売の発表はありません。
価格は16GB+256GBモデルが19,999元、上位モデルは29,999元までのラインナップで、9月12日に中国国内で発売される予定です。
日本円ではおよそ46万円台からとみられますが、これは中国元建ての価格を単純に円換算した目安であり、日本向けの正式な価格ではない点に注意が必要です。
前モデルのMate XTも同様に日本非正規でしたが、個人輸入で入手したファンの投稿が1万2000件超のいいねを集めるなど根強い人気がありました。
同時に発表された、折りたたまない横長ボディの新モデル「HUAWEI Pura X View」は、7,000mAhの大容量バッテリーを積みながら厚さ6.68mm・重さ201gに抑え、価格は12GB+256GBが5,999元からとMate XT2よりだいぶ手が届きやすい設定です。
中国では9月9日に発売される予定です。
Shiritomo GADGET編集部の考察:三つ折り2世代目は「壊れなさ」の勝負に入った
Mate XT2の設計変更で興味深いのは、初代Mate XTが証明した「三つ折りは商品として成立する」というハードルをクリアした後、Huaweiが次に取り組んだのが薄さの追求ではなく、傷や破損への耐性だったという点です。
新しい形状のジャンルが立ち上がるときは、まず「できるかどうか」が競われ、その次に「壊れないかどうか」が競われるという定番の流れが、ここにも表れています。
Appleが9月9日夜(日本時間)に初の折りたたみiPhoneを発表するとみられています。
ただ、サムスンやHuaweiがすでに耐久性・画面保護の答えを出し始めている以上、Appleの新製品も「開ける・閉じる」の目新しさだけでは評価されにくい環境になっています。
三つ折り・折りたたみスマホを検討するなら、画面サイズや薄さの数字だけでなく、「閉じたときに画面がどう守られているか」も比較ポイントに加えると、購入判断の精度が上がりそうです。
まとめ
Huaweiの新型三つ折り「Mate XT2」は、薄さよりも画面保護を優先する設計に転換した点が最大の変化でした。
日本での正規販売はありませんが、三つ折りスマホ全体の設計競争がどこに向かっているかを示す事例として注目しておく価値があります。
さらに深掘りしたい方へ
Huawei Mate XT2の公式スペックは、Huawei Centralの製品ページで英語ながら詳しく確認できます。

