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「動画編集してくれる」ChatGPT Proの自動操作デモに驚きの声が相次いだ理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月8日 更新
「動画編集してくれる」ChatGPT Proの自動操作デモに驚きの声が相次いだ理由

「ChatGPTすげえええええええええええ 動画編集してくれる!」

そう投稿されたのは2026年9月7日の昼前のことでした。
添付されていたのは動画編集ソフトの画面キャプチャで、字幕とカット割りがすでに仕上がった状態で映っています。
似たような驚きの声はほかにもいくつも見かけ、なかには「Plusでは足りない、Proに上げるしかない」と契約プランの見直しを口にする人もいました。
ふだんChatGPTを「チャット相手」としてしか使っていない人にとっては、この温度差こそが気になるところではないでしょうか。
ここでは実際に何が起きているのか、一次情報を当たりながら確認していきます。

先に結論をまとめると:
– ChatGPTには「エージェントモード(ChatGPT agent)」というブラウザやアプリを自動操作できる機能があり、Pro契約者は月400回、Plusは月40回まで使えます
– 2026年7月には、資料作成や複数ステップの作業を丸ごと任せられる新機能「ChatGPT Work」が公開され、Pro契約者などから順次利用が広がっています
– 話題の「Computer Use」という呼び方はOpenAIが公式に使っている名称ではなく、上記のような自動操作系の機能を指した通称・誤用と見られます

「動画編集してくれる」投稿になぜ驚きが集まったのか

きっかけとなった投稿は、投稿者がChatGPTに動画編集を手伝わせたとして共有したものでした。
添付画像には編集ソフトの文字起こし・字幕機能とジャンプカット(間延びした間を自動で詰める編集)がすでに反映された状態が映っていますが、投稿本文ではどのツール・機能を使ったかまでは明かされていません。
そのため、この記事でも「ChatGPTが具体的にどう操作したか」の断定は避けます。

反応の多さを見る限り、「AIが単に答えるだけでなく、実際に手を動かして作業を進めてくれる」という体験そのものに驚いた人が多かったようです。
似た温度感の投稿として、ChatGPTの有料プランの機能を「使い切れていない」ことを指摘する声も広がっていました。
ただ、この盛り上がりだけでは「Computer Use」や「ChatGPT Work」が実在する機能なのか、それとも要約段階で生まれた誤解なのかまでは分かりません。
そこで一次情報を確かめてみました。

ChatGPTの「自動操作」の正体は何なのか?

OpenAIのヘルプセンターを確認すると、ブラウザを自動操作してタスクをこなす機能は「ChatGPT agent(エージェントモード)」という名前で提供されています。
ツールメニューから選ぶか、入力欄に「/agent」と打つと、仮想ブラウザ上でクリックやフォーム入力、ページ遷移などを代わりにこなしてくれる仕組みです。
ログインや個人情報の入力が必要な場面では自動で止まり、ユーザーに操作を戻す安全策も用意されています。

一方で「Computer Use」という言葉自体は、OpenAIがChatGPTの機能名として公式に使っているものではなさそうです。
似た技術を指す用語としては、Anthropic社のClaudeが持つ「Computer Use」という機能が先に知られており、今回の話題は名称が混同された可能性があります。
OpenAI側では、この種の技術は「Computer-Using Agent」という研究名や、後述の「Operator」というプロダクト名で発表されてきました。
仕様や挙動が近くても、正式名称が違う点には注意が必要です

エージェントモードの利用回数には上限があり、Plus契約は月40回、Pro契約は月400回までとされています(公式ヘルプの英語版に基づく数字で、回数のカウント方法など細部は変わる可能性があります)。
「Plusでは足りない」という声が出ていた背景には、この回数差も関係していそうです。

話題の「ChatGPT Work」とは何なのか?

もうひとつの候補である「ChatGPT Work」は、2026年7月9日に発表された比較的新しい機能でした。
OpenAIヘルプセンターの説明によると、トピックの調査や情報の分析、文書・スプレッドシート・プレゼンテーション・レポート・Webサイトの作成までを、長時間にわたる複数ステップの作業として任せられるエージェント機能です。
Slack、Google Drive、メール、カレンダーなどの外部サービスと連携し、1回限りの実行だけでなく、スケジュール実行やイベントをきっかけにした自動実行にも対応しています。

提供対象はPro契約($100/$200の2プラン)、Business、Enterpriseで、Plusには順次展開されている段階とされています。
つまり、投稿にあった「ChatGPT Pro」と「Work」の組み合わせ自体は実在するものの、実際に自動操作を体験したユーザーが指していたのは、エージェントモードとWorkのどちらか、あるいは両方が混ざったものだった可能性が高いといえそうです。

ChatGPT Proは何ができて、Plusと何が違うのか?

「月3,000円払っているのに『チャット』しか使っていない」——そんな指摘をしていた投稿もありました。

実際、Proプランは単なる「利用回数の上限緩和」にとどまりません。
エージェントモードの回数がPlusの10倍(月400回)になるほか、Workの利用枠もPro契約であれば原則すべての機能が対象になります。
さらに現在のProは$100と$200の2段階に分かれており、上位の$200プランでは動画生成機能「Sora」の無制限利用なども含まれるとされています。
「Plus止まりか、Proに上げるか」という課金検討は、チャット単体の性能差ではなく、こうした自動化・作業代行の機能差から生まれているといえそうです。
「ChatGPT Pro 何ができる」と検索して比較する人が今後も出てきそうな話題ですが、料金体系は展開中で変わる可能性がある点は踏まえておく必要があります。

Shiritomo編集部の考察:料金プランより「回数上限」で見る

SNS上の反応を追っていて気づいたのは、驚きの声の多くが「機能名」ではなく「実際にやってくれた作業量」に向いていたことです。
ChatGPTに限らず、AIエージェント系の話題はニュース側が「〇〇という新機能」と名付けたがる一方、使う側は名称よりも「月に何回使えるか」「他のアプリと連携できるか」を基準に評価している印象を受けます。
マーケティング担当者がこうした話題を発信・分析する際も、「新機能の名前」を追いかけるより「利用上限の変化」や「連携先アプリの拡大」を指標にしたほうが、実際の普及度をつかみやすいかもしれません。
過去にもMicrosoftの自律型エージェント「Scout」が話題になった際、注目されたのは名称よりも「呼ばなくても動く」という体験の変化でした。
今回のChatGPT Pro周りの反応も、同じ構造で読み解けそうです。

まとめ

「ChatGPT Proが自動でPC操作をしてくれる」という話題の核心は、エージェントモードと新機能「ChatGPT Work」という2つの実在する機能にありました。
「Computer Use」という呼び方には裏付けが取れなかったものの、AIが作業を代行する体験そのものへの驚きは本物だったといえそうです。

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