ゲーム業界 読了 6 分

Analogueの新型スーパーファミコン互換機「Super Nt+」、10年ぶり刷新でBluetooth対応に

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月17日 更新
Analogueの新型スーパーファミコン互換機「Super Nt+」、10年ぶり刷新でBluetooth対応に
PR

219.99ドル、発送は12月。
価格だけ見れば普通のゲーム機の値付けですが、中身はスーパーファミコンとメガドライブの実機を、半導体の中にそのまま再現したハードです。
アメリカのAnalogue社が10月16日、FPGA互換機「Super Nt+」と「Mega Sg+」を発表しました。
前のモデルから約10年ぶりの刷新で、無線コントローラー対応という大きな変化が加わっています。
何が新しくなったのか、そして日本から買うにはどうすればいいのかを整理します。

先に結論をまとめると:
– Analogueが「Super Nt+」(スーパーファミコン互換)と「Mega Sg+」(メガドライブ互換)を発表、価格は各219.99ドル
– Bluetooth・2.4GHz無線コントローラー対応やUSB-C給電など、約10年ぶりの大幅刷新
– 予約は10月19日午前8時(米太平洋時間、日本時間だと20日0時)から、発送は12月予定

何が起きたのか

Analogue社は2017年に「Super Nt」を、翌年に「Mega Sg」を発売し、エミュレーターを使わずにスーパーファミコン・メガドライブの回路を再現するFPGA互換機として注目されました。
今回発表された「+」モデルは、約10年ぶりとなる本格的な刷新です。

公式アカウントはXで次のように発表を伝えています。

主な変更点は無線化です。
本体にBluetoothと2.4GHz無線を内蔵し、専用のペアリングボタンを備えたことで、コントローラー側から本体の電源を入れたり切ったりできるようになりました。
これまでは有線接続が基本だったため、プレイ環境の自由度が上がった形です。
あわせてUSB-C給電に対応し、コントローラー充電用のUSB-Aポートも用意されています。
本体の電源を入れたままカートリッジを差し替えられる仕様も引き継がれていて、HDMI出力は最大1080pまで対応します。

価格は両モデルとも219.99ドル(コントローラーは別売り)で、予約開始は10月19日午前8時・米太平洋時間(日本時間では20日午前0時)、発送開始は12月の予定です。

ただ、219.99ドルという価格だけを見ても、日本のファンにとって「いくらで、どうやって手に入るのか」はまだ見えてきません。
そこを調べてみました。

調べて分かったこと

なぜ「エミュレーションではない」と言えるのか?

Super Nt+・Mega Sg+が採用しているのは、FPGA(Field Programmable Gate Array:回路の構成そのものを書き込める半導体チップ)という方式です。
パソコンやスマホでよく使われる「ソフトウェアでゲーム機の動きを模倣する」エミュレーションとは異なり、オリジナルのハードウェアが持っていた回路の構成そのものをチップ上に再現する仕組みのため、ソフトウェア処理を介した遅延や互換性の崩れが起きにくいとされています。
リージョンフリーで、スーパーファミコン・メガドライブそれぞれ2,200本を超えるタイトルに対応するのも、この方式ならではの特徴です。

日本からはどうやって買えるのか?

Analogue社は日本向けにも発送してくれますが、個人輸入になるため、関税や配送費を合わせると総額は3万5千円から4万円程度になる見込みです(同社の別モデル「Analogue Duo」購入時の実績に基づく相場感)。

もう一つの選択肢として、輸入代行のゲームガジェットが10月17日からすでに日本語での予約受付を始めています。
配送スピードに応じて価格帯が分かれており、もっとも手頃な「赤字」プランで45,800円(税込)、納期の目安は4〜6か月です。
お急ぎの場合は価格が上がる「普通」「特急」プランも用意されています。
公式へ直接注文するより割高になりますが、英語でのやり取りや国際配送の手続きを自分でしなくて済む点が選ばれる理由のようです。

Shiritomo GAME編集部の考察

任天堂やセガが公式に出す「クラシックミニ」系のハードが手軽な懐かしさを売りにする一方、Analogueのようなサードパーティがあえて高価格帯のFPGA機を10年単位で改良し続けているのは興味深い動きです。
レトロゲームの保存という文化的な需要が、個人輸入や輸入代行というニッチな市場を成立させるだけの規模に育っていることの証拠でもあります。
今回の無線化は「今の家庭用ゲーム機と同じ使い勝手」を持ち込む改善で、保存目的だけでなく日常的に遊ぶハードとしての完成度を上げにいった印象です。
価格の高さがネックになりがちなジャンルですが、周辺の輸入代行サービスが整うほど需要が定着している点は、今後似たようなレトロ互換機が増える土台になりそうです。

まとめ

Analogueの新型互換機「Super Nt+」「Mega Sg+」は、約10年ぶりの刷新でBluetooth対応という使いやすさを手に入れました。
予約は10月19日(日本時間20日)から、価格は219.99ドル。
日本からは個人輸入か輸入代行で手に入れることになります。

この記事で取り上げた製品

Analogue Super Nt+

Analogue Mega Sg+

※ 表示している価格は各ショップの販売価格で、メーカー希望小売価格とは異なる場合があります。価格・在庫はリンク先でご確認ください。当サイトは各社のアフィリエイトプログラムに参加しており、リンク経由の購入により収益を得ることがあります。

さらに深掘りしたい方へ