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蜘蛛女のキス、12月25日先行・来年1月全国公開決定――ジェニファー・ロペスが一人三役に挑む

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月26日 更新
蜘蛛女のキス、12月25日先行・来年1月全国公開決定――ジェニファー・ロペスが一人三役に挑む

軍事政権下のアルゼンチン、同じ監房に収監された政治犯と、わいせつ罪で有罪となった男――二人の奇妙な関係を描くミュージカル映画『蜘蛛女のキス』の日本公開が、10月26日に発表されました。
ジェニファー・ロペスが銀幕の大スター役から謎めいた「蜘蛛女」まで一人三役を演じる話題作で、公開はこの年末からです。
ミュージカル映画や実話ベースの人間ドラマが好きな人には見逃せない情報が詰まっています。

先に結論をまとめると:
– 12月25日からTOHOシネマズ日比谷で先行公開、2027年1月1日から全国公開
– ジェニファー・ロペスが、劇中映画のスター「イングリッド・ルナ」「オーロラ」「蜘蛛女」の一人三役を演じる
– 原作はアルゼンチンの作家マヌエル・プイグの小説で、1993年にトニー賞7部門(作品賞含む)を受賞したブロードウェイ・ミュージカルの映画化

何が起きたのか

『蜘蛛女のキス』は、監督・脚本をビル・コンドンさんが務めるミュージカル映画です。
ディエゴ・ルナさんとトナティウさんが共演し、軍事政権下のアルゼンチンの刑務所で同室になった政治犯バレンティンと、わいせつ罪で有罪となったモリーナという対照的な二人の関係を描きます。
日本では12月25日からTOHOシネマズ日比谷で先行公開され、2027年1月1日から全国公開される予定です。

本作は2025年秋に開催された第38回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で、一足先に上映されています。
今回の発表は、その劇場公開時期が正式に決まったという位置づけです。
日本の一般の映画ファンにとっては、今回が初めて劇場で鑑賞できるタイミングになります。

調べて分かったこと

なぜ今、このミュージカルが映画化されたのか?

原作であるマヌエル・プイグの小説は1976年の発表後、1985年にエクトール・バベンコ監督によって一度映画化されています。
この時主演を務めたウィリアム・ハートさんは、第58回アカデミー賞の主演男優賞を受賞しました。

その後、この物語は脚本家テレンス・マクナリーさんの脚色とジョン・カンダー&フレッド・エブのコンビによる楽曲でブロードウェイ・ミュージカルとなり、1993年のトニー賞で作品賞を含む7部門を受賞しています。
今回のビル・コンドン監督版は、小説の直接の再映画化ではなく、このブロードウェイ・ミュージカル版を原作とした映画化という位置づけです。
つまり本作は「小説→1985年の映画→ミュージカル→今回の映画」という形で、約50年にわたり形を変えながら語り継がれてきた物語ということになります。

ジェニファー・ロペスの一人三役とは?

ジェニファー・ロペスさんが演じるのは、モリーナが夢中になる劇中映画に登場する銀幕の大スター「イングリッド・ルナ」、その劇中映画のヒロイン「オーロラ」、そして物語の核となる謎めいた存在「蜘蛛女」の三役です。
歌とダンスを伴うミュージカルシーンでこの三役を演じ分ける点が、本作の見どころの一つとして紹介されています。

共演のトナティウさんはどんな俳優なのか?

もう一人の主演、トナティウさんは米ロサンゼルス出身でメキシコにルーツを持つ俳優です。
物語の舞台は、アルゼンチンが軍事政権下で多くの市民を弾圧した「汚い戦争」と呼ばれる1980年代が背景になっており、トナティウさんはわいせつ罪で収監された窓飾り職人モリーナ役を、世界規模のオーディションを経て射止めたと伝えられています。
役作りのため50日間で約20キロ(45ポンド)の減量に取り組んだことも明らかにされており、本作が彼にとって大きな出世作になると期待されています。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

今回のケースで興味深いのは、原作小説・1985年版映画・ブロードウェイ・ミュージカルという3つの異なる「蜘蛛女のキス」が既に存在する中で、今回の映画化がミュージカル版を直接の原作としている点です。
単なる名作映画のリメイクではなく、舞台作品を映像化し直す試みと言えます。
ビル・コンドン監督はこれまでも『ドリームガールズ』など舞台発のミュージカル映画を手がけてきた経歴があり、今回の起用にも納得感があります。
東京国際映画祭での先行上映から日本の劇場公開まで1年以上の間が空いた点は、海外のアワードシーズンでの評価を見極めてから配給規模を決める、近年のミュージカル映画・文芸作品によく見られる戦略とも考えられます。
年末年始という公開時期も、賞レース対象作品を意識したスケジューリングである可能性が高いでしょう。

まとめ

『蜘蛛女のキス』は、ジェニファー・ロペスが一人三役に挑むビル・コンドン監督のミュージカル映画で、12月25日のTOHOシネマズ日比谷先行公開を経て2027年1月1日から全国公開されます。
約50年にわたり形を変えて語り継がれてきた物語の最新形として、年末年始の公開が待たれます。

さらに深掘りしたい方へ

作品の詳細は映画.comの作品紹介記事、トニー賞受賞歴の詳細はBroadwayWorldのトニー賞受賞記録ページでも確認できます。