新作・発表 読了 4 分

妖怪、化物をひろう本予告公開、東京国際映画祭で10月28日ワールドプレミア

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月24日 更新
妖怪、化物をひろう本予告公開、東京国際映画祭で10月28日ワールドプレミア

孤独な老女が、見た目の変わった赤ん坊を抱きしめる。
台湾・金門島を舞台にした日台合作映画『妖怪、化物をひろう』の本予告編が解禁されました。
余貴美子が主演、オダギリジョーがプロデューサー兼俳優として参加する本作は、第39回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出され、10月28日にワールドプレミア上映が行われます。
公開を控えるこの作品がどんな物語なのか、分かっている情報を整理しました。

先に結論をまとめると:
– 『妖怪、化物をひろう』の本予告編が解禁、第39回東京国際映画祭コンペティション部門で10月28日にワールドプレミア
– 余貴美子主演、オダギリジョーがプロデューサー兼出演、台湾・金門島でオールロケの日台合作
– 劇場公開日は当初の12月11日から12月25日に変更され、全国で公開予定

何が起きたのか

『妖怪、化物をひろう』は、台湾の金門島を全編ロケ地にした日台合作のヒューマンドラマです。
孤独に暮らす老女タエ(余貴美子)が、見た目の変わった赤ん坊を見つけて「ハル」と名付け、周囲の人々が気味悪がる中でも守り育てようとする姿を描きます。
監督は池田暁、プロデューサー兼出演としてオダギリジョーが参加し、生真面目な警官・小宮役も演じています。
台湾側からは劉冠廷(リウ・グァンティン)、トー・ツォンホワらが出演し、きたろう、片桐はいりも名を連ねています。

本作は第39回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出され、10月28日にワールドプレミア上映が予定されています。
上映には余貴美子、オダギリジョー、池田暁監督が登壇する舞台挨拶も行われます。

調べて分かったこと

どんな物語がベースになっているのか?

この物語は、1990年代のロシアで実際に起きた出来事から着想を得ているとされています。
見た目の変わった赤ん坊を、ある老女が育てたという実話がもとになっており、本作ではそれを台湾・金門島という土地に置き換えて描いています。
金門島には、魔除けの守り神として置かれる「風獅爺(フォンシーイェ)」を信仰する独自の文化があり、本予告編ではその風景が作品の世界観として印象的に映し出されています。

なぜ金門島で撮影したのか?

金門島は台湾本島からも離れた離島で、独特の風獅爺文化と、閉じた共同体ゆえの「異質なものへの眼差し」が物語の土台と重なる土地です。
見た目が異なる赤ん坊を周囲が気味悪がるという本作の展開は、この土地に根づく信仰や共同体の空気感と結びついているとみられます。
全編を現地でロケしたことで、台湾映画でも日本映画でもない、両国の視点が同時に存在する画づくりになっているようです。

公開はいつからか?

劇場公開日は、当初予定されていた12月11日から12月25日に変更されました。
変更の具体的な理由は明らかにされていませんが、全国での順次公開が予定されています。

どんなテーマが描かれるのか?

本作の軸になっているのは、見た目が異なる存在を周囲がどう受け止めるかという問いです。
老女タエは、気味悪がられる赤ん坊ハルを「ひろう」ことで、血のつながりを超えた関わりを選びます。
共同体から見れば異物であるものを、個人がどう引き受けるかという構図は、信仰や風習が強く残る離島だからこそ際立つ形で描かれているようです。
オダギリジョーが演じる警官・小宮が、タエとハルにどう関わっていくのかも、物語の展開を左右する要素になりそうです。

東京国際映画祭に選ばれた意味は?

コンペティション部門は、東京国際映画祭の中でも国際的な評価を競う中心的な枠です。
日台合作のヒューマンドラマがここに選ばれたことは、国内配給だけでなく海外のバイヤー・批評家の目に触れる機会を得たことを意味します。
劇場公開に先立って映画祭での評価が固まることで、12月25日からの全国公開時の注目度にも影響しそうです。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

日台合作映画は、どちらの国の観客に向けた作品なのかが曖昧になりやすい弱点を抱えがちです。
本作は「金門島」という具体的な土地と「風獅爺文化」という信仰を軸に置くことで、国籍よりも土地の物語として成立させている点が特徴的です。
東京国際映画祭のコンペティション部門という場での上映は、国内配給だけでなく海外のバイヤーや批評家の目に触れる機会にもなります。
12月25日の劇場公開前にどのような評価がつくかが、その後の展開の広がり方を左右しそうです。
ロシアの実話を台湾の離島文化に移し替えるという脚色の仕方自体も、原作となる出来事をどこまで知っているかで受け取り方が変わる作品だと言えます。

まとめ

『妖怪、化物をひろう』は、余貴美子とオダギリジョーが中心となる日台合作のヒューマンドラマとして、10月28日に東京国際映画祭でワールドプレミアを迎えます。
劇場公開は12月25日からで、金門島という土地に根づく信仰と、異質なものを受け入れる物語がどう響くか、公開が待たれます。

さらに深掘りしたい方へ