「サービスを終了いたします」――Ameba Owndが12月24日に幕、独自ドメインは移行必須

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年11月3日 更新
「サービスを終了いたします」――Ameba Owndが12月24日に幕、独自ドメインは移行必須

「サービスを終了いたします」。
Ameba Owndの公式X(@AmebaOwnd)が11月2日に投稿した一文は、2015年の開始から約11年続いたホームページ作成サービスの終わりを告げるものでした。
終了は12月24日11時。
すでに11月2日から更新・課金は止まり、閲覧だけができる状態に切り替わっています。
独自ドメインでサイトを公開していた人や、名刺・SNSのプロフィールにリンクを貼っていた人にとって、残された時間は2カ月を切っています。
終了の経緯と、今のうちに済ませておきたい移行の手順を整理しました。

先に結論をまとめると:
– Ameba Owndは2026年12月24日11時に全機能を終了。
データの書き出しもできなくなる
– 終了のきっかけは10月22日の緊急メンテナンスで見つかったシステムの脆弱性
– 独自ドメインを使っている人は、サービス終了後も自分でドメインの契約・DNS設定を管理する必要がある

何が起きたのか

発端は11月2日、Ameba Ownd公式アカウントが投稿した告知でした。

12月24日11時をもって全機能が止まり、それ以降は閲覧も含めてまったく使えなくなります。
エクスポート機能の提供とプレミアムプランの返金については、11月中に詳細が案内される予定だと添えられていました。

突然の告知に、知らせ方そのものへ疑問を投げかける利用者もいました。

個別のメールではなくX投稿だけで知らされたことへの戸惑いがにじむ内容です。
ただ、この告知文だけでは「なぜ急に終了することになったのか」までは分かりません。
そこで経緯をさかのぼって確認しました。

調べて分かったこと

なぜ今、終了することになったのか?

ことの始まりは10月22日でした。
Ameba Owndは同日22:30から緊急メンテナンスに入ると発表しています。

当初は対応が必要な脆弱性(システムの欠陥のうち、第三者からの不正アクセスなどに利用されうるもの)が見つかったという説明で、終了時期は「未定」とされていました。
ところが、このメンテナンスは週をまたいで延び、10月26日にはさらに1週間ほど継続する見込みだと追加の告知が出ています。
調査が長引くなかで、Ameba Owndを運営するサイバーエージェントは「今後も皆さまの大切なデータを長期にわたり安全にお守りしながらサービスを提供し続けることは難しい」と判断し、サービスそのものの終了を決めたと説明しています。
つまり、今回の終了は事業判断というより、セキュリティ上の問題が先に見つかり、その対応の結果として決まったという順序になります。

独自ドメインやメールはどう対応すればいい?

ここが今、最も多くの利用者が困っている点です。
Ameba Owndで自分の会社名やブランド名を使った独自ドメインを設定していた人は、サービスが終了してもドメインの契約自体は自動的には消えません。
契約先のドメイン管理会社は利用者自身のままなので、12月24日までに次の作業を済ませておく必要があります。

  • 移行先サイトを決め、公開できる状態にしておく
  • ドメイン管理会社の管理画面にログインできるか、ID・パスワードを事前に確認する
  • DNS設定(ドメインとサーバーを結びつける設定)を移行先向けに書き換える
  • ドメインに紐づくメールアドレスを使っている場合は、メールの受信設定が止まらないか確認する

移行先については、Ameba Ownd側はAmebaブログかWordPressへの移行を案内していますが、Amebaブログは独自ドメインに対応していません。
URLを変えずに引っ越したい場合は、WordPressのようにサーバーを自分で用意する移行先を選ぶことになります。
ノーコードで作れるサービスやページ作成特化型のサービスも選択肢として挙げられていますが、エクスポートしたデータの引き込みやすさはサービスごとに差があるため、事前に対応形式を確認したほうがよさそうです。

QRコードや名刺に書いたURLをそのまま使い続けたい人ほど、確認すべき項目が多くなります。
プレミアムプランの解約自体は運営側で処理されますが、ドメインの管理だけは利用者自身の作業として残るという点を見落とすと、終了後にメールが届かなくなったり、サイトが表示されなくなったりする恐れがあります。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

今回のケースで注目したいのは、告知の手段そのものです。
サイバーエージェントほどの規模の会社でも、利用者への個別連絡ではなくX投稿を一次情報として使っています。
企業の重要な告知がメールより先にSNSで出る場面は増えており、普段からサービスの公式アカウントをフォローしていないと、変更に気づくタイミングそのものが遅れるリスクがあります。
もう一つの注目点は、脆弱性対応がそのままサービス終了という大きな決定につながった点です。
小規模な無料・低価格サービスほど、セキュリティ対応に必要な体力を事業継続の判断材料にしている可能性があり、似た構造の無料Webサービスを使っている人は、運営元の公式アカウントを定期的に確認する習慣を持っておくと安心でしょう。
明日からやることは、①使っているWebサービスの公式Xをフォローしておくこと、②独自ドメインを使っているサービスがあれば契約先と管理画面のログイン情報を今のうちに控えておくことの2つです。

まとめ

Ameba Owndは10月22日の緊急メンテナンスで見つかった脆弱性への対応を経て、12月24日11時にサービスを終了します。
独自ドメインを使っている人は、運営側の対応を待つだけでなく、ドメインとメールの管理を自分で引き継ぐ準備を進める必要があります。

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